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1830をプレイしている方に是非お勧めしたいのが、このコンピュ−タ1830です。まだプレイしたことがないなら、直ぐに購入してプレイすべきです。そこには素晴らしい世界が待っているのですから。
コンピュ−タ30、それは素晴らしい世界であり、Dos/V 機をそのために買い、果ては30専用機としてパ−ムトップを買い込んだ者もいる位、1830のプレイヤ−にとって魅力的であり、一度味わったならそれ無しでは生きていけなくなってしまうほどのものなのです。
そんな素晴らしい世界を紹介しようというのが今回のお話しです。
まず、コンピュ−タ30の魅力的な点を挙げていこうと思います。
- プレイヤ−がル−ルを理解している。
コンピュ−タなのですから、当然といえば当然の事でしょう。しかし、人間とプレイする時は、誰かが間違ったル−ルでプレイしていないかどうか常に注意している必要があることを考えれば、なかなか良い点ではないでしょうか。特に初心者がいないというのは実に有り難い事であります。
- 何人プレイであろうと何回プレイしようと次のプレイを嫌がらない。
これはコンピュ−タの大きな利点です。4人以下のプレイは嫌だとか、もうこれ以上はやりたくないなどという軟弱な事は決して言わず、自分の気の済むまでプレイにつきあって下さる、とても良い人達なのです。
- プレイヤ−がある程度強い。
これがコンピュ−タ30にはまる最大の要因です。とにかく、初心者とは比較にならない程強い。間違ったプレイをするとベテランでも負けてしまう位の強さなので、何度も何度も何度も何度も次々とプレイしてしまうことになるのです。
- 自己破産をしない。
どんなに不利な状況になっても決してくじけず、間違っても自己破産などしない素晴らしいプレイヤ−達なのです。
- ひねる事がない。
Dでどんな配当を出そうが自分の利益にならないタイルは置こうとしない、実に優しい人達です。
- 会社を他人に押し付ける。
特に有り難いのが、危なくなった会社を他人押し付けようとすることです。他人に押し付けられると判断しているのか、危なくなった会社は山を堀り、ト−クンを置いた上で毎回配当をし、会社の資金を減らそうとしてきます。これは、その会社を貰うため株を買えば配当をしてくれるという素晴らしいことでもあります。何より「他人に会社を渡す位なら破産してやる」などというようなねじ曲がった根性をしているプレイヤ−は一人もいないのです。
- 金の計算が直ぐに終わる。
配当金の割り振り、株を売り買いした時の金の受渡しが瞬時に終わるため、プレイ時間が短縮されます。それに何といっても計算間違いや金のやり取りの時の枚数違いで順位が入れ替わったりする事がないので安心してプレイできます。
- 路線の計算をやってくれる。
これは利点でもありますが、欠点といえないこともありません。特に初心者にとって収入が直ぐに出てしまうために、最高収入を得るための路線を考えるという1830最大の楽しみを奪うと同時にそれを考える力を養う機会を奪っているような気がします。しかし、Dの路線になるとこの有り難さが身にしみて感じられる様になります。何しろ自分では何分もかけているを数秒で出してくれるのですから。まあ、複雑な路線でDを2本走らせたりすると、しばらく考えてから間違った答えを出したりもしますが、それ位は大目に見てあげる様な広い心を持ちましょう。
さて、ここまで良い点を色々と話してきましたが、もちろん、良い点ばかりではなくコンピュ−タゲ−ムに見られる特有の欠点も、やはり存在します。
まず、プレイヤ−の行動がある程度パタ−ン化しているため、相手のプレイが読めるということがあります。この事は人間相手でもよくある話ですが、コンピュ−タ相手であると相手がやらないプレイというのが判ってしまい、人間の様に予想外のプレイで意表をつかれることがないのです。
それと、プログラマ−の限界というものもあります。コンピュ−タソフトでは作った時に想定していない状況に対応できないのです。
つまり、ある特定の事をやるとコンピュ−タはそれを見逃してしまい、人間のプレイヤ−に有利に働くことがあるのです。例えば、2人ゲ−ムで紙となった会社の株をコンピュ−タは1株しか持とうとしないのです。2人ゲームの場合バンクプールに1株あれば4株までしか売れないので、相手が60%持っている時は2株まで持っても会社を押し付けられることはないのです。
しかし、そんな欠点もコンピュータ30の価値を下げるものではありません。そこそこのプレイヤーといつでもどこでも1830がプレイできる。それがコンピュータ化の最大の利点であり、コンピュータならではの欠点もこの「いつでもどこでも30」の前には笑って許せる些細な事にすぎないのです。
心狭き者達との極悪非道なプレイの連続によって疲れ果てた時、傷ついた心と魂を優しく包み込んで癒し、次のプレイへの活力を与えてくれる。それが、この《コンピュータ1830》であります。
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