ある、ババァの話 


  その領主様はな、たいそう爬虫類が好きでな、他の領主様が戦争のために、

傭兵や魔法使いを雇ったり、よい軍馬をそろえたりしておる時に、

深い沼地やら密林やら火山地帯に、自ら出向いていっては、爬虫類を探しておった。

 多くの巨大爬虫類が欲しいとか言って、領主様がろくな供もつれずに、

牛男のポータ一や、飼い慣らした翼竜や、はては一つ目巨人なんぞを

つれた一行でふらふらしておるものじゃから、よく他国の傭兵に襲われてのう、

民は、その話を聞いてはのう、いつも嘆いておったよ。

 それでも馬鹿の一つ覚えのように爬虫類を集め続けておるから、

多頭竜と大蛇、多頭竜と竜、時には鉄巨人を率いたこともあるんだとよ。

たまにうまくいってしまうことが、あるから困るんじゃ。

 その領主様ときたら最近では、大蛇と竜と多頭竜をまとめて飼いたいなんぞと、

たわごとをぬかしておったが、今頃なにしておるのかのう、

トロル3枚、ミノタ1枚、さいころ1枚と一緒に、

marshにいるところで人に襲われておるんかのう、ひゃ、ひゃ、ひゃ。


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