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Windows Vista RC1 動作テストレポート

Windows Vistaでの動作テスト結果をレポートします。

使用したPCのスペックは以下の通りです。2004年頃の標準クラスのメーカー製PCですが、搭載メモリは3倍(256MB→768MB)に増強しています。

CPU Intel Celeron 2.40GHz
メモリ 768MB
チップセット SiS651 + SiS962L
ビデオカード オンボード (SiS651 8MB)
HDD IBM Deskstar 40GB (Ultra ATA/100)

ウェブサイトを検索すればあちこちでWindows Vistaの使用レポートが見つかると思いますが、それらと比較してもかなり低いスペックのPCです。ビデオカードの増強はしていませんので、Aero Grassは動作しません。(Aero Grassが使えない時点でVistaを使う意味が半減してますが…。)

Windows Vistaの性能評価の結果を以下に示します。ビデオ性能の評価は最低レベルですが、それ以外は悪くない程度の評価が出ています。

Windows XPからWindows Vistaにアプリケーションを移行する際、互換上特に注意する点についてMicrosoftが情報を公開しています。この中にある、ユーザーアカウント制御(UAC : User account control)の影響を調査するのが今回の目的です。

Windows XPでもユーザーアカウントとして管理者ユーザーと制限ユーザーの2つがありました。通常は制限ユーザーで使い、必要がある時だけ管理者ユーザーでログインするという使い方が望ましいのですが、Windowsの制限ユーザーは制約が多すぎて実質使い物にならないため、多くのユーザーは管理者ユーザーで使用しています。

Windows Vistaでは管理者ユーザーであっても、通常使用時には制限ユーザーと同じようにプログラムの動作を制限するようになりました。システムの設定変更など管理者権限が必要な操作をするときには、その都度操作に必要な権限を取得するようになっています。(LinuxやMacOSXなどでは以前からこのような運用がなされています)

コミックメーカー3のインストール

アプリケーションのインストール処理では、UACによって制限された操作を多数行う必要があります。

コミックメーカー3に使用されているインストーラ(EXEpressCX)は非公式ながらVista対応がされているのでおそらく問題はでないと思いますが、コミックメーカー3はインストール時にEXEpressCX以外にもレジストリ設定用の小さなセットアッププログラム(comicmak_setup.exe)が含まれていますので、こちらのテストが必要です。

ホームページから(cm3fl312b2.exe)をダウンロードして実行します。

インターネットからダウンロードしたファイルなので、セキュリティの警告メッセージが表示されます。Windows XPのIEから実行したときと同じですね。

この画面は画面キャプチャができませんでした。ウェブで見つけた適当なキャプチャ画像を加工/合成して作ってあります。

インストールを行うのに管理者権限が必要なため、ユーザーアカウント制御(UAC)が警告メッセージを表示します。背景のデスクトップが暗くなって、この確認ウィンドウ以外の操作ができなくなります。

インストーラが起動しました。(ブラウザなどは邪魔なので最小化しています)

インストールを開始します。

拡張子の関連付けを確認するダイアログが表示されます。(この時点で既にEXEpressCXインストーラは終了していてcomicmak_setup.exeに処理が移っています)

ここでは拡張子の関連付けと同時に、ランタイムの位置をレジストリに登録するという処理も行っています。

インストールが完了しました。

インストール先のフォルダの内容です。

インストール時に書き込むレジストリや、インストール先のファイル状態を確認しましたが、正常にインストールされています。

ほとんどの場合、これでインストールは正常終了となるのですが、たまに次のようなダイアログが表示されることがあります。

「正しくインストールされなかった可能性があります」などと言われていますが、チェックした限りでは正しくインストールされています。

どういう基準でこのメッセージが表示されるのか分かりませんが、再インストール時によく出るような気がします。

コミックメーカー3の実行

コミックメーカー3を起動します。

関連付けから起動して、サンプルファイルを読み込みました。

メッセージ表示コマンドの動作確認。

グラフィック表示コマンドの動作確認。

グラフィック表示コマンドから、画像の位置設定画面を呼び出して位置設定します。

コミックファイルを実行します。

コミックプレーヤー2のインストール

あらかじめ断っておきますが、コミックメーカー2のWindows Vista上での動作はサポート外です。

今回は、コミックメーカー for Win95やコミックメーカー2で作られたゲーム作品が多数配布されていることを考慮し、コミックプレーヤー2の動作のみテストしています。

コミックプレーヤー2の配布ファイル(c_ply202.exe)を実行するとユーザーアカウント制御(UAC)が警告メッセージを表示します。

Windows Vistaが影も形もなかった2004年に作成した自己解凍書庫ファイル(当然管理者権限を要求するマニフェストなど付いていない)なのに、なぜ管理者権限が必要な実行ファイルだと分かったんでしょうか?

インストーラ(Win32SFXM)が起動します。インストール先はデフォルトで C:\Program Files\Comics に設定されていますが、C:\Program FilesはUACによりアクセス制限されているフォルダなので、インストール自体はできてもコミックプレーヤー2(正確にはコミックマネージャ)がまともに動作できません。

インストール先を C:\Comics に変更して続行します。

環境設定画面が表示されますので「OK」を押してインストールを完了します。

ここで設定した拡張子の関連付けやスタートメニューへの登録などは正常に動作しています。

インストールは完了し、コミックマネージャが起動しました。

適当なインストールパッケージ(.ci)を選択して、インストール&実行のテストを行います。

ローカル環境に保存されていたものではなく、ウェブからダウンロードしたファイルを使用したので、セキュリティの警告メッセージが表示されてます。

コミックインストーラが起動します。

ユーザーアカウント制御(UAC)が警告メッセージを表示しなかったことに注意してください。つまり、.ciファイルのインストール時には管理者権限を取得していません。

インストールが完了し、コミックマネージャに登録されました。

コミックマネージャからゲームを実行できます。

動作テスト結果まとめ

ここでレポートした項目以外にも、コミックメーカー3の実行型パッケージの生成や動作、セーブデータの書込/読込など、一通りの動作をテストしていますが特に問題は見つかっていません。

コミックメーカー3に関しては、最初からWindows XPの制限ユーザーモードでの動作ができるように設計されていますのでWindows Vistaのユーザーアカウント制御に関連する不具合は起きないと思います。

コミックメーカー2に関しては確認していませんが、コミックプレーヤー2は書き込みが制限されたフォルダ(C:\Program Files以下)にインストールすると問題が発生します。コミックプレーヤー2のインストーラはデフォルトでC:\Program Files\Comicsにインストールするように設定されているため、そのままインストールしてはいけません。(具体的には.ciファイルのインストールができなくなります)

関連項目

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