正式名称
通称
形式
コードネーム
製作会社
艦上攻撃機 流星
流星
B7A
GRACE
愛知
全幅
全長
全高
自重
全備重量
14.4m
11.490m
4.07m
3614kg
5700kg
エンジン
馬力
最高速度
航続距離
武装
乗員
中島 誉 一二型
空冷複列星型18気筒 × 1
1825hp × 1
543km/h
1,850km
20mm機銃×2(翼内)
7.7mm or 13mm機銃× 1(後部旋回)
爆弾、魚雷800kg×1
2名
説明
愛知の尾崎紀男技師設計のものすごく欲張りな飛行機。
なにしろ急降下爆撃が出来て水平爆撃、及び雷撃が出来、戦闘機並みの高速で飛び、 格闘戦も可能だと言うのだから恐れ入ります。
この海軍の要求に答えた結果、艦攻としては海軍機史上最重量機となってしまい、
速度追求の結果、爆弾倉は胴体内に設ける事となり、必然的に主翼も中翼配置となり、主脚が長くなる事を防ぐために逆ガルタイプの特徴ある翼となりました。
しかし、誉エンジンを使う事となっていたため、おきまりのエンジントラブルに悩ませれ、そのうえ、空襲、震災とトラブルが続き、制式採用は20年の2月というとても 遅いデビューとなりました。
結局、遅すぎた登場により空母からの使用は1度も無く、陸上からの使用が数度あっただけというかわいそうな飛行機でした。
ちなみに写真の模型は試作機である「試製 流星」で、制式採用機の名称は「流星改」となっています。
大戦後、本機と同じ発想で作られたアメリカのADスカイレイダーが大活躍をしていたのを見ると、日本海軍の発想も捨てた物ではないと思われます。
写真の模型はフジミ模型の1/72の「試製流星」です。