正式名称
通称
形式
コードネーム
製作会社
零式艦上戦闘機五二型
零戦五二型
A6M5
Zeek
三菱
全幅
全長
全高
自重
全備重量
11.0m
9.12m
3.509m
1876kg
2733kg
エンジン
馬力
最高速度
航続距離
武装
乗員
中島 栄 二一型
空冷複列星型14気筒 × 1
1100hp × 1
565km/h
1,920km
20mm機銃×2
7.7mm機銃× 2
爆弾30kgまたは60kg×2
1名
説明
零戦のスピードアップを狙って改良された機種
翼幅を32型と同じ11mとし、排気管をそれまでの集合管からロケット排気管に変更、
翼端は32型と違い楕円テーパーに整形してある。
それらの変更で最高速は565km/hにまでアップした。
外観上の大きな違いとしては主翼内の20mm機銃を
それまでの99式1号1型(全長1330mm)から
99式2号4型(全長1830mm)に変更したため、主翼から銃身が飛び出していることと
排気管がそれぞれ単独に飛び出しているという事が主にあげられます。
この機の特徴としては、やはり機銃の口径がそれまでの38口径から60口径に変更になったため
初速が上がり命中精度は良くなった事、若干防弾性能を高めたという事でしょうね。
しかし欠点として翼面荷重の増加による運動性の悪さ、
及び、燃料タンクの容量が小さくなったため航続距離が落ちてしまったという事があり、
零戦の中ではあまり評判は良くないようです。(それでも零戦の生産機の中ではこの五二型がもっとも多く作られました。
また、この機のバリエーションとして胴体右側の7.7mm機銃を13mm機銃に変え、風防前面を防弾ガラスに変えた五二型乙と
胴体の7.7mm機銃を取り去り、翼内に13mm機銃を2丁追加し、各部に防弾装備を施し、座席後方に防弾タンクを増設した五二型丙があります。
ちなみに、写真の模型はハセガワの1/72の物で、それを中島色で塗ってます。