「現代社会を斬る!」





出会い系サイトを斬る!


【であい】〔出会い〕
   @「思いがけず会うこと。めぐりあい。
   A その人・物と会った最初。

最近、新しい出会いのカタチとして定着した(?)感もある“出会い系サイト”。
人気バラエティ番組“ウンナンのホントコ!”でも“Eメール恋愛”ナドと言う
コーナーが始まる等、その注目度はなかなかに高い物があるらしい。
実際にヤンキ〜ふうに言うと中坊、 堺正章ふうに言うとチュ〜ボ〜
普通に言うと中学生にまで利用されるほど、そのすそ野は広がっていると言う。

日常の生活では出会えないやうな美男や美女、あるいは便利☆マッシ〜ン
の如き下僕友人を探してか、この手のサイトは大変にアクセスが多いのだと言う。
いかに出会いのサイトとはいえ、そんな都合の良い人間に出会える可能性など、
広末涼子Gooを読んで中古車探しをする可能性より低かろう。

冷静に考えると、広末涼子は事務所に相応の高級外車を与えられるだろうし、
美男や美女はネットなど使わずとも相応の相手と付き合えるハズなのである。
「出会いがない!」と安易によそに出会いを求めるより、自分のレヴェル
相手に望むレヴェルに開きがないか、高望みではないか考えるのが先だろう。

もちろんそれでも出会いサイトに賭ける、信じる!と言うヒトには頭を垂れるより
他ないが、「それで知り合って結婚しました!」 と言う話が、喩えるなら

野村沙知代でも写真集を出せる

と言った程度の参考にしかならないと思うのは、私だけだろうか?
男性の場合で考えるなら、“話を聞かない男、地図が読めない女”でも
書かれている様に、女性に比べて言語や会話の能力に劣るのが普通で、
積極的にそれらを楽しもうと考える事は、あまりないハズなのである。
そして女性に比べ、あくまでルックスにこだわる事もわかっている。

なのにディスプレイの向こう側の顔も見えない女性に向かって、一生懸命
メールを書き、その気を引こうと考える男性は、他ではモテない か、
自分のレベルをわきまえない身の程知らずなんだろうなぁと思えてならない。
あるいは、観光ビザで働いている事を「ナイショ、ナイショネ」 と必死に隠す、
外人のやうなお付き合いを求める男性くらいの物だろう。 この場合は、
なるべく実生活において関わりがない相手の方が都合が良いからである。

どちらにせよ、ディスプレイの向こう側に交際相手を探している
木村拓哉松嶋菜々子がいない事だけは確かなのである。
ここまで広まった物を全面否定する気はないが、過度の期待をしても
報われないと云う点においては、現実社会と違わないハズなのだ。
何故なら 相手も同じように望んでいる に違いないのだから。




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