政治めんたる☆じゃ〜にぃ
4月の発足以来、驚異的に高い支持率を維持してきた小泉純一郎内閣。
痛みを伴う経済改革を掲げながら具体性を打ち出せない為に、ここに来て
やや支持率を下げてはいるが、それでも歴代内閣に比べると高い水準である。
就任以来、初の国政選挙となる次の衆院選挙は、改革の行方にも
大きく影響する重要な選挙と言えるだろう。 よく考えて投票したいものである。
「そういえば、みずっちさんは明後日の選挙行くんですか?」
話し掛けてきたのは 近所の可哀想な子 職場の後輩U君。
言うなれば政治に無関心なイマドキの若者の代表(?)のようなものである。
選挙制度の絡みで“ 一票の格差 ”問題が違法との判決が下った事があるが、
それを言うなら真剣な一票と、無責任な一票の間にも随分と差がありそうな物だ。
「きゃ〜っ小泉さ〜ん!」なんて、あんぽんたんな票がない事を祈りたい。
『俺は国政選挙は毎回行ってるよ。 自民には投票しないけどね。』
「小泉さんが “ 小泉の改革にチカラを! ” って力説してるのにですか。」
『そ〜ね。俺はカルシウム不足だから、あんまり 骨太な改革 は遠慮しとく。』
「小泉さんもそうやって少しづつ支持率下げてるんですね。」
非難がましい言い方だけれども、内閣にとって成果を挙げる事は義務であり、
“ 失策は無い ” なんてだけでは支持率など下がって当然だろう。
第一、好況を維持しているのならともかく、不況を維持した所で意味など無い。
それを言うなら前の森総理だって、時の政調会長をして“ 失策の無い総理 ”と
評されて居た位なのだから、その無意味さ加減もうかがい知れよう。
まぁ最終的にはえひめ丸事故の際の不手際などもあり退陣したのだが。
「じゃあ小泉総理も、えひめ丸とか沈没したら支持率下がりますかねぇ?」
『う〜ん、いくら自民党でも続けて似たような失敗(?)はしないでしょ。』
「じゃあ豊丸(トヨマル)っすか!?」
『じゃあって言われても。 第一それ船じゃないんですけど…。』
「面白いじゃないですか。 そんで “ エログロ選挙 ” とか言われるんすよ。
それなら小泉さんでも支持率急落は間違いなしですよね。」
なぜU君が嬉しそうに支持率を下げる方法を語っているのかは別として、
確かに日本では女性問題で辞任、あるいは落選する政治家が少なくない。
能力の欠如よりも、女性問題の方が問題視されるのはどうかと思う。
クリントン・前米大統領も日本だったら不倫騒動で辞任していたかもしれない。
『ぺログリ選挙の田中知事も、随分支持率下がっているしなぁ。
まぁ田中康夫もあんまり成果を挙げれてないから仕方がないけど。』
「最近露出が減ってるけど、石原都知事なんか頑張ってますよね。」
『舛添要一なんか露出は多くても、何を頑張ってるんだか良くわからないしな。
本職(?)の政治家とかあんまり関係ないのかもな。』
「色んな人が政治家やって政治に関心を持つ人が増えて、それで投票率とか
上がれば、それはそれでいい事なんじゃないですかね?」
『本当に関心が高まればね。 で、神奈川県知事って誰だっけ?』
「・・・。 さあ?」
【教訓】
だからタレント候補がなくならない
関心が高まったと言ったところで、所詮この程度の人が大半なのである。
普段政治に関心が薄い層にも知名度が高く、手っ取り早く票が見込めるであろう
タレント候補の擁立がなくならないのも、ある意味当然かも知れない。
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