「LOVE論」





The market principle of love


「俺はうのたんの味方だよ。たとえ世界を敵に回したってね」

何とも頼もしい、こんなセリフに憧れる人は男女問わず多いかと思います。
ですが実際に世界を敵に回してまで、味方でいられるものでしょうか?
私なら相手が本上まなみだろうが、井川遥だろうが、松嶋菜々子だろうが、
世界を敵に回してまで付き合いたいとは思いません。

あなたが直接嫌いな相手ではない、でもクラスではシカトされている子と
話をする事に、二の足を踏んだ経験はないでしょうか?

人間関係はそれによって得られるメリットと、それに掛かるコストで決定されます。
これは品物に対し代価を支払う、市場経済と同じであると言えます。

例えどんなに欲しい物でも、それが支払えないほど高額なら諦めますよね?
世界を敵にまわす事、クラスを敵にまわす事が上記の場合のコストになります。
このコストが大きすぎると判断すると、メリットのほうを諦めるのです。

メリットとはいわば市場での価値です。
ブランド物のバッグと安物のバッグなら、前者により多くのお金を支払うでしょう?
それは支払うに値する価値がある、と判断するからです。

竹野内豊出川哲郎本上まなみ光浦靖子を比べた場合、前者と付き合う
場合の方が、苦労が大きくとも我慢できる…とは思いませんか?
品物の値段のようにハッキリと数字で示される訳ではありませんが、誰でも
こうした比較・レべリングの様な事を無意識にでも行っているものです。

そしてここが大事なのですが、上手く行かない理由の多くはこのレベリング
(経済なら価格、恋愛に於いては魅力にあたります)の見誤りに端を発します。

人間の魅力は品物の値段のようにハッキリと数字で示される物では
無いが故に、殆どの人は自分を高く見積もってしまいます。
それはそうですよね、誰だって自分は特別だと思いたいのですから。
ですが同じ理由で、他人にとって自分はそれ程特別ではないと言う事です。

すごい美男・美女と付き合う事を望んだとしても、自分が相応のレベルで無い限り
相手にとって見れば幾らでも代替の利く存在にしか成り得ない訳です。
これは月収100万円と、10万円の人とでは10万円の重みが違うのと一緒。
そんな状態では対等で健全な関係など築きようがありません。


続きはCMの後で!
…って我ながら書くペース遅すぎでスミマセン m(_ _)m




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