「From side B」





技術者達の一年戦争


〜 エピローグ 〜

技術者A「終わっちまったな。ガンダムは倒せたけど結局戦争には負けちまって、
      これから世の中どうなって行くんだろうな?」
技術者B「そんな事は連邦のお偉方にでも聞いてくれよ。 まぁ俺達もしばらくは
      ゆっくり出来るハズさ。ここんとこ残業続きだったからな。」
技術者A「そうだな、残業手当もたっぷり付くだろうし、
      しばらくは好きな事でもやってのんびり暮らすのも悪くない。」
技術課長「その事なんだけどな・・・今回の大戦に関わる業務での残業手当ては
      認められない事が、今日正式に決定したよ。」
技術者B「そっ、そんな!残業手当カットだなんて!あんなに残業したのに?
      俺達の苦労は一体なんだったって言うんですかッ!?」
技術課長「そんな事は連邦のお偉方にでも聞いてくれよ・・・。」


この事に憤慨したのか、ジオンの技術者の多くは連邦入りし、これ以後の
連邦のモビルスーツ開発に大きく関わったと言う。

【この話の教訓】

努力は必ずしも報われるとは限らない


絶対の正義や悪など存在せず、それはただ立場によって存在するのみである。
自分が正しいと思ってした事が、実は相手にとっては迷惑だった、なんて事は
良くある話で、物事はその一方からだけでは把握しきれない物である。
色んな角度から幅広い視点で捉える姿勢が必要であろう。




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