A/T初の長距離ドライブ(1998.7.18〜19)
セレナ修理中につき、代車のパルサーで旅行をすることに。奇しくも、
[目的地は.....]
まずは前置き(なのか?)
前置きが長くなりましたが、本題です。
[7/18]
猪苗代、奈良、清里、大山と、ペンションのサイズはどこも
[7/19]
そうこうしていると、いつの間にかお昼の時間。松江周辺で
次は、長年の願いである「玉造温泉」。東日本ではよほど
魚市場も行ったし、そばも食べたし、温泉も入ったし。後は
余部は、ここからそう遠くなかった。あれは、国鉄時代の
今回の旅の目的はほぼ全て完了し、あとは家に帰るだけ。
さぁ、後は第二神明に乗れば2時間もかからずに帰れる、
こうして、1泊2日の慌ただしい旅行は終わりました。
学生時代のレンタカー以来?年振りに、A/T車での長距離ドライブに
なってしまいました。しかも泊まり掛けは初めて。どうなることやら。
(A/T所有者orA/Tしか乗れない方にとっては、奇妙な話でしょうね)
日記のページで、実家までの無給油帰還&燃費記録に挑戦することを
書いたのですが、その後の調査でいろんなことが分かりました。
まず、ATの場合、マーチもパルサーもカタログ燃費にほとんど差が
なかったことです。1000ccということアドバンテージと、エンジン
(CG10DE)のデキの良さから、マーチの燃費にかなり期待をしていたの
ですが、相手もなかなかのもの。考えてみれば、かつて「12マイル
サニー」というキャッチコピーがあった、あのエンジンだったわ。
前車が10.15モード、後者が60km/h定地走行燃費です。しかも、タンク
容量も、マーチの42Lに対してパルサーは50L。フューエルランプが点灯
する残り10L程度は考えないとすると、仮に10.15モード燃費で考えても
パルサーの方が断然有利。
ところが、エンジンの慣らしが終わっていないせいか、パルサーの燃費が
思ったほど伸びず、最初の1,000kmはだいたい12km/L程度でした。現在、
レンタカーの慣らしをするという前代未聞の境遇にあるのですが、徐々に
エンジンをまわし始めた1000km以降は、11km/L、10km/Lと徐々に燃費が
悪化し、昨日の給油では遂に9km/Lに。2500kmまで距離を伸ばし、レッド
ゾーンまで引っ張れる日ももうすぐ。エンジンオイルも徐々に濁り始め、
エンジン音もザラツキ感が取れてきましたが、セレナの慣らし運転の時を
振り返ると、燃費が安定したのは1万kmを越えてから。こりゃ、この夏の
帰省時の燃費はあまり期待できないかな。
目的地は、嫁さんがどうしてももう一度行きたいと言っていた山陰です。
本当は、島根県の中西部を制覇したかったのですが、宿の関係上今回は
断念しました。車中泊なら何でもありだったのですが。
以下、知人宛に出したメールの内容をほぼそのまま転載します。
大阪を出るのがちょっと遅くなったけど、いつものように
阪神高速〜第二神明〜加古川BP〜姫路BP〜太子BP〜R2という
安上がりコースで一路岡山へ。天気は快晴、しかもATなので
むちゃくちゃ眠い。途中で嫁さんと運転交代し、ATの練習も
兼ねながら、岡山着は既に13:00過ぎ。本当はもっと西まで
行きたかったけれど、ここから高梁川沿いのR180を北上し、
なんとかペンションの取れた大山へ。R180は結構快適な
道で、17:30頃には大山ペンション村に到着。これでまた
走行済の「赤い国道」が増えました。
同じくらいで、このサイズが全国平均なんだなぁと思いつつ
チェックイン。オーナーは、ムツゴロウさんを少〜し怪しく
したようなオジサンでした。大丈夫かな??
夕食はフランス料理?のコースでした。情報誌の通り○。
でも、毎日終電近い帰宅が続いているので、夕食中に睡魔に
襲われるという事態に。頑張って起きていたけれど、結局
23:00には力尽きダウン。夏の大山は意外と暑く、朝まで
冷房をかけっぱなしで寝ました。
今日は観光の日だぁ〜!、と思ったのもつかの間、昨晩から
降り出した雨は一向にやむ気配ナシ。天気予報も見事に雨。
雨男の本領発揮、フルパワー全開である。いつになったら
ピーカンの山陰路をドライブできるのだろうか。
9:00頃にさっさとペンションを出て、目指すは境港。以前に
一度行っているので、今回はリベンジ、魚市場へ直行した。
美味しそうな魚介類があるわあるわ、なんで前回はここの
存在に気付かなかったのだろうと考えたら、夕方に開いて
いる魚市場なんて無いわね。早速、イカとまぐろをゲット。
このイカ、結構いい感じ。家で食べるのが楽しみ。
食べておかないと山陰は手強いので、嫁さんの希望もあって
出雲蕎麦にチャレンジすることに。ところが、ガイドブック
片手に市内を走るも、なかなか見つからない。松江城周辺を
探してもよく分からない。そんなとき、行列ができかかって
いるお店を発見! 早速Uターンして入った。
幸い、駐車場で悪戦苦闘している間に席が取れた。しかも、
作業場?の目の前。そばを作っている現場を見るのは初めて
ではないが、こんな特等席で見たことはない。ガラス越しに
見ていると、どうも麺はかなり硬そう。しかも、一向に注文
したそばが出来てこない。もしかして、今打っているのが
できないと無い?
予想通りだった。30分ほど待ってやっと食べれた。店の外の
行列は途切れることがなかった。味は間違いないだろう。
ところが....私が注文した山菜そば(温)は失敗だった。
嫁が注文した割子そば(冷)とはつゆが違ったのだ。薄い。
冷つゆの方はかなり濃い口で、そばとの相性も良いのだが、
温つゆはダメだった。そういえば、メニューの最初にあった
のは割子そばだったなぁ。これがこの店のイチオシかぁ。
それにしても、割子そばは美味しかった。白河のそばとも
信州のそばともまた違う、いわば「第3のそば」の発見だ。
次にここへ来るときは、必ず冷そば食べるぞぉ。
通な人でない限り、有馬温泉も城崎温泉も知らないので、
私も玉造温泉に関しては全く予備知識無し。もっと西の方
なのかと思ったら、松江市の隣だったのね。ちなみに、R9
沿いの松江松下電器はお仕事でお世話になっています。
R9から入っていくと、温泉よりも先に、建設中の高速道路
(?)の橋脚が見えてきた。さすがサル(竹下登)の出身地
だけあって、カネは落ちるらしい。で、肝心の玉造温泉は、
小川の両側に旅館が立ち並ぶ昔ながらの温泉街で、なかなか
いい雰囲気だねぇ....と思っていたのもつかの間、左手に
近代的な建造物が! どうやら最近出来た日帰り温泉施設
らしい。その名も「ゆ〜ゆ」。どっかで聞いたことある....
入浴料は¥500だった(と思う)が、設備はそれ以上に立派。
内風呂だけでもいい加減デカイのに、露天はさらにデカイ。
そうそう、追突事故の後遺症でむち打ちだったのに、先週の
朽木温泉てんくうで「打たせ湯」するの忘れていたんだ、
今日こそは.... 早速露天に向かったが、ゆ〜ゆはパワー
(落差&湯量)がありすぎてちょっと痛かったです。けど、
慣れないATドライブの疲れも一気に取れて気分爽快でした。
これまで入った日帰り温泉では、福井の芦原温泉と肩を並べ
トップクラスのコストパフォーマンスでした。
(この1ヶ月後に、とある温泉に入るまでは......)
のんびり帰る途中で余部鉄橋を見よう。ん? R9を東進して
いると、京都まで300kmの看板が。50km/h平均としても6時間
かぁ。今日中にはなんとか帰れるだろうけど、さっき買った
イカは明日にお預けかな。
松江から鳥取にかけてのR9は、非常に良い道だ。道の駅も
多いし、信号もほとんどない。これで更に高速道路を作って
いるのだから、税金(通行料金か)の無駄遣いと言われても
仕方ない。一般道路を充実させた方がはるかに効果大である
ことにお役人はいつになったら気付くのだろうか?
鳥取からはどしゃ降りの雨になった。梅雨前線に追いついて
しまったらしい。途中からR178へ入って浜坂町へ向かおうと
すると雨は更に激しくなった。後日アメダス情報で見たら
黄色いエリアにいた模様。となると、赤いエリアって....
浜坂駅は、こじんまりとしていい感じの駅舎だった。町も
同じような雰囲気。でも、山陰本線ってどうしてこんなに
海沿いを走っているのだろう? トンネルを掘るお金が
なかったのか、地元の有力者が無理矢理通したのか。はて?
ほぼ末期、JRへの分割民営が秒読みだった頃だったろうか。
鉄橋から列車が転落して、水産加工場を直撃するという
衝撃的な事故だった。もう10年以上経ったのだなぁ、と、
鉄橋下の観光案内板を見て思った。慰霊碑も近くにあった
らしいのだが、夕暮れ時であったため発見できなかった。
余部駅にも行きたかったが、車では行けず歩いて数10mも
登らないといけなかったので断念した。でもこれで、とり
あえず10数年来の希望がやっと叶った。
しかし、その途中には.....
事故後まだ間もないため、現場にはまだ近寄れなかった。
仕方なく、ちょっと遠回りにはなるが、R312を使って
姫路へ抜けることにした。当然、播但連絡道は使わない。
R312も初めて走るので、また「赤い国道」も増える。
中国道と交差する福崎町まではR312で十分快適だったが、
ここから姫路までは、昼間だったら素直に播但道を使う
のが得策だと思いました。夜間であの交通量では....
そう思ったのもつかの間、フューエルランプが点灯して
いるではないか。残り12L。距離と燃費から計算すると、
ちょうど家に着く辺りでガス欠になる。しかもここから
先は自動車専用道路なので、ガス欠になったらえらい
こっちゃ。仕方なく10L程度だけ給油することにしたが、
なぜか姫路のスタンドは閉まっている。折角5社分も
現金会員カードを持っているのに、どれも使えない。
そうだ、姫路BP近くまで行けば開いているだろう....
ダメだった。街中をうろうろしても良かったが、そんな
ことより早く家に帰りたかった。今日は既に400km近く
走っていたのだ。
仕方なく、R2を東進した。どこかは開いているだろう。
これが甘かった。どこも開いていない。どのスタンドも。
加古川市に入る。開いていない。あぁぁ、このままだと
大嫌いな高砂市に入るぅ..... 既に入っていた。
(何が嫌いかと言うと、R2が街中で一方通行になって
訳の分からないところを走らされるからである。)
やっとのことでコスモのスタンドを発見し、10L給油。
どうせこの辺りは元々高値安定だから割り切っていたが、
夜間料金は更に高かった。確かレギュラー¥91。
給油後、迷わず加古川BPへ向かい、ICから明石方面へ。
あれれ? もう明石西ICではないか。まだ数kmも走って
いないのに。眼下には、第二神明入口のスタンド群が
見えた。値段も安かった。がっかり.....
家に帰ったのは確か26:00頃。あれ? 夕食はどこで
食べたんだっけ? あ、豊岡の「餃子の王将」だぁ。
ということは、家に着くなりそのまま爆睡だったのか。
セレナでの旅だったら、もう少し違う旅になるはず
だったけど、これもまた一興かな。
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