資金調達の基本
会社として資金調達が必要になった時のために基本的なことを知っておかなければなりません。
個人のための消費者金融などを利用することは、会社にとって大きな負債となりますから避けなければなりません。
そうなると、資金調達の方法は銀行や地方自治体などになります。
つまり、相手に対して資金の使い道を明確に示さなければなりません。
口で説明するのではなく書類が必要なのです。
会社の運用計画を立てることです。
何故、資金が必要となっているのか、その資金を使ったどのようなことをするのか、そして返済の目途をどう考えているかを書類としてまとめなければなりません。
具体的な作成方法などは、借り入れをするところの担当者と相談しながらでもいいでしょう。
注意しなければならないのはこれから開業しようとする人と、ある程度の実績を持った会社では貸し手の見方が大きく異なっていることです。
資金調達は借り入れとなりますから、返済してもらうことが大前提です。
すぐに行き詰まってしまうような会社にお金を貸してくれるところはないでしょう。
資金調達の方法として、借り入れではなく補助金をもらう方法があります。
これは事業を行う時に、補助金の目的に合致している団体を対象として資金を提供する仕組みです。
補助金は返済する必要がありませんが、当初の計画と成果を報告しなければなりません。
短期的な補助金もありますし、年度を通しての運用もあります。
その補助金がどこを対象としているかを確認しておかなければなりません。
資金調達の方法はいろいろありますが、確実に調達できるわけではありません。
特に若い人が新しい事業を始めるための資金調達は、実績もありませんし、その内容が社会に受け入れられるかどうか不透明な部分が多くなります。
返済見通しが不透明であれば、貸し手手を納得させることができなくなるでしょう。
資金調達の基本は貸し手を説得するためにどうすべきかを考えることです。
具体的な書類の作成方法よりも、明確なストーリーを持った計画でなければなりません。
期間についても計画の中で考えていかなければなりません。
単年度で黒字に転換することは難しいとしても、確実に上向きになっていればいずれは黒字になることでしょう。