きいき
2006. 1. 21
随録 (医食同源)


退院の日!(06.1.11)
りうクン緊急入院!
1月8日、りうクンが風邪から胃腸をやられたようでとうとう入院した。二日前から調子が悪く嘔吐していたらしいが、8日には嘔吐の次に水分を受け付けなくなった。その日は日曜日だったが、M病院に救急外来で診察してもらい、即入院となった。
りうクンの母親は、以前小児クリニックに勤務していた。そのときの経験から、点滴が必要になると判断しM病院に電話したようだ。

胃腸が痛み水分も受け入れられない状態で体が脱水状態となったという。点滴によりエネルギーを確保しながら胃腸の回復を待つことになった。
1歳半の幼児がおとなしく点滴の針を刺しているほど事態を理解できない。
左手の注入口を包帯で頑丈に確保している。本人は痛さ、違和感のほか、指しゃぶりが出来ないから泣き叫ぶ。訴える術を知らないから泣くしかない。看護師さんもご苦労様である。
りうクンの父親は仕事なので私が一緒に付き合うことになった。なるべく眠らせるしかないが、体が痛むのだろう、すぐ目を覚ます。さて病院の小児病棟は平日は15時から18時半、土・日・祝日は11時から18時半までが面会時間である。18時過ぎに夕食が出るが、初日は絶飲食である。病室は6人の幼児がいた。18時半になるとそれぞれ付き添いのお母さん方が帰る準備をし、ベッドは50cmくらい高さの柵を上下させることが出来るが上にあげると、子供は敏感で泣き始める。一人が泣くとあちらもこちらもワー。ペットショップのワン公が泣き叫ぶのと同じである。
帰りに要望にこたえ入院のための雑品を求めベビー用品スーパーに行った。 そうやって一日目は終わった。

二日目、11時に面会に行くと母親の顔を見たとたんに泣き出す、抱っこを要求する。お粥だけを食べることが出来た。 三日目、15時に病室に入ってみると、点滴の注射が外されていた。口からエネルギーを摂取できるようになったからだそうだ。
りうクンは日頃からごはんが好きらしい。甘い果物ゼリーがオヤツに出たが最初は嫌がって吐き出していた。このごはんというのが薬になったのではないだろうか。医師もご飯を食べる子は元気だといっていたそうだ。
私は医食同源という言葉を思い出した。帰りに明日退院といわれたそうだ。当初、一週間くらいかかるか、そんな状況だったが、思いのほか早かった。
四日目、11時に退院、りうくんに退院といっても分かってくれない。
医食同源という言葉は4000年の歴史があるそうだ。字の通り薬も食も源は同じ。
口から食べることが出来なければ薬を服用し、経口摂取できるなら食べ物としてインプットするということのようだ。サプリメントに頼るのではなく、食物として摂取することが重要だろう。

りうクンの今度の入院は日頃の食生活について考えさせられた。