きいき
2007. 3. 5
随録(春、憂鬱、・・・)

花粉症
私の花粉症対策!
  気象庁では3月から春と定義しているそうだ。それって暦の上での「春」?。
一瞬そう思った。暦の上は2月4日立春でいいじゃん。
暖かくなれば春、体で感じる春で・・・。
そう鼻ムズムズ、鼻水タラタラと”憂鬱”になってくれば春なのだ。暖かくなり快適な季節が始まりかけているが、憂鬱な季節でもある。
私も5、6年前には花粉症がひどかったが、ここ数年は鼻ムズムズも短期間で終わっていた。おそらく写真の甜チャエキスのお蔭だと信じている。毎年1月の下旬頃から摂取していた。今年は花粉の量も少ないというので、安心して2月中旬ころからはじめた。
もうひとつのおまじないは、梅の花びらの香りをかいで花粉を摂取し免疫を高めていた。
いずれも今年は始めたのが遅かった。その結果、ムズムズがひどくウオーキングに出かけるのに躊躇する日々である。
来年はもっと早くからはじめよう・・・。

記憶力低下、・・・
  最近、とみに記憶力の低下を意識して”憂鬱”になる。朝食のとき新聞をパラパラと眺める。その後、片づけをしながら”朝刊一面のトップ記事は何が書いてあったっけ?”、思い出せない。
老化現象による記憶力の低下なのであろう。直近の情報が記憶回路に残らないらしい。
ゲーム機による「脳年齢」で脳年齢が若くなるのは私の場合、瞬時の判断力を求められるテストのときである。逆に高くなるのは記憶力のテストがあったときだ。

25マス数字の記憶、36マス漢字の記憶のテストが含まれているときは脳年齢が高い結果となる傾向がある。
ランダムに現れた漢字36文字を2分間で覚え、3分間で思い出し書き出す。この歳になると漠然と眺めていただけでは頭に入っていかない。
現れた漢字の関連性を見つけ、関連付けて記憶装置に入力する。
例えば「真」と「聞」という漢字があれば”「しん」は字が違うがしんぶん”などと記憶する。
2分間で関連付けを行うのは至難のワザであり、2文字づつ関連付けも18のアイテムを記憶しなければならない、これまた至難のワザである。当然関連付け出来ない漢字もある。
かくして奮闘努力中。しばらく人体実験(?)が続きそう。

少しおかしくない?
  いつものウオーキング・コースを通っていると、ちょっとおかしなことに気づく。公園の入り口や遊歩道の出入り口に設けてある”車止め”が撤去されている。「盗難防止のために一時撤去・・・市役所」と貼り紙がついている。 代わりに円錐コーンなどが置いてある。
この車止めはステンレス製、そういえばTVニュースで金属の盗難を報じていた。近ごろのドロさんは思いもしないものを 盗んでいくようだ。公園の金属製滑り台、通電中の電線、神社の銅版屋根・・・・。
いつからだろうか。ドロさんのモラルが地に落ちたのは。

鬼王神社の天水琴
ゆったりとした時間に接するゼイタク・・・
ある日、りうクンと公園の隅っこでボール蹴り(本人はサッカーの積もりらしい)をやっていた。小学生らしい男の子ふたりが母親とキャッチボールをやっていた。
聞こえてきた母親の言葉に思わず耳を疑った。「テメェー、やるんだったら、さっさとやれヨー」
どこかのヤーさんの言葉遣いのようだ、現代の母親って子どもとの会話はこんな言葉遣いなんだ。
男の子は黙っていたが、返事をするなら「ウルせーよ」こんな”感じ”なんだろうか。
そういえば、テレビドラマもそんなのが多いように思う。
いつからだろうか。汚い日本語を使うようになったのは。

「敬語」が話題になっている。謙譲語、美化語など難しい。国会の先生方も「XXを提案させていただく」。 歌い手さんも「歌わさせていただきます」とおっしゃる。なぜ「歌います」と素直に言えないのだろうと思う。
国民の皆様に対してへり下っていらっしゃるからなのだろう・・・。なんだか分らなくなりそう。
先日、勧誘の電話がありおっしゃるに「XX駅前にXXXXマンションを建てさせていただいておりますが・・・」
私思わず「そう、誰に建てさせられちゃったのですか・・・」と出てしまった。
勧誘の電話「いや、建築中なんですが・・・」
心のこもっていない謙譲語なんてちっとも美しい日本語じゃない。
いつからだろうか。こんな”感じ”の話し方をするようになったのは。

昔、貨物鉄道があったところが遊歩道になっている。真ん中にラインが引いてありそれぞれ「自転車」、「歩行者」という文字がところどころ書かれている。
私は「歩行者」と書かれた側を歩いていた。向うから年配の夫婦がそれぞれ自転車に乗ってやってきた。女性の方が「歩行者」と書かれた方を通っていた。私がいても避けようとしない。
「オバちゃん、字が読めないの?」言わなくてもいいのに言ってしまった。
私は、いつからだろうか。こんな”感じ”のイヤミを言うようになったのは。

少しおかしなことが多い”憂鬱”ももとをただせば、私たち年代がきちっと子育てをしなかった、その子供たちが大人になってさらにしっかりとした子育てをしなかった結果、おかしな世の中になってしまった。
”憂鬱”を乗り越えるのは、般若心経の心境になるしかないようだ。阿無法比!


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