きいき
2007. 8. 13
随録(えっ異常気象?)

  暑い、暑い、異常気象
車、人のいない道路を歩くのも・・・!
8月はじめ”今年は涼しくていいなぁ”と3日は近くの高尾山を歩いたが、翌日から急に暑くなりはじめた。
わが町も4日は今年から採用された猛暑日の35℃を越え36度になった。
その後9日から猛暑日が続いているが、救いは最低気温が25度以下であることだ。

新聞記事に「今年前半は異常気象多発」の見出しがあった。世界各地で極端な短時間豪雨、大規模洪水や大熱波が発生しているという。
地球温暖化の進行が原因だそうだ。異常気象は将来のことと思っていたが、顕在化してきたらしい。
人間でいえば気にとめなかった生活習慣病がじわじわと現れはじめたといったところだろうか。人間はその人だけの問題で済むかもしれないが、地球はそういうわけにはいかない。今すぐ行動を起こさねば!!。
なるべくエアコンを使わないようにしているが、体が高温に耐えられなくなっている。熱中症の警告が出ていると、外出も控えてしまう。
夏の平均気温が上昇し常態化してしまうとそれは異常でなくなるかもしれない。
そのうち、高温に耐えられるように改良された人間が出てくるかもしれない。

  昨夏に比べて
今年の冬は昨年に比べて暖かかった。夏も昨年より暑いような気がする。
わが町の気温について昨年の夏8月と比べてみた。
いやー、やはりデータからも暑いのが分かった。
8月上旬だけだが、平均気温が2度以上も高い。今年は28.6℃  (昨夏:26.2℃)
10日間の最高気温の平均は34℃  (昨夏:31.9℃)
10日間の最低気温の平均は22.4℃  (昨夏:21.7℃)
今年の最高、最低気温はそれぞれ36℃、  (昨夏:36.7℃)、18.5℃  (昨夏:20.5℃)
昨年は10日間に93mmの雨が降ったが、今年は1mmしか降っていない。これも冷えない要因になっているかもしれない。

気象庁が発表した向こう1ヶ月の予報(8.11~9.10)によれば、まだまだ暑さは続きそう。雨は期待できそうもない。
気温が高めの確率が50%、低くなる確率は20%。降水量は少ない確率が40%、多い確率は30%。
気温が低くなるのが0%じゃないから、少しは希望を持てということだろうか。
手なわけでグータラして、時の過ぎるのを待つしかないようだ。

  散歩は早朝から・・・
月見草?  アレチマツヨイグサ?
9日から、一念発起、5時前に起床して小一時間ほど、近くの川べりや公園を散歩することにした。
朝5時少し前に陽がのぼりはじめる。しかしこの時間帯は気温も25度以下に下がり一日の中で最も気温が低い。
いつもの散歩は人込みを避け、この川辺は歩かなくなっていた。久しぶりに歩いてみると、堤防の歩道の幅半分がアスファルト舗装されていた。通りがかった犬を連れた男性が「砂利道の方がよかった」と言っていた。
しかし高齢者には歩きやすいのかもしれない。
人の少ない公園の林の向うに赤々とした太陽が登りはじめた。
時たま見るこういう風景はなかなかいいものだ。

土手に黄色い花が咲いている、月見草だろうか。
帰って、植物図鑑を見ると月見草は載っていない。広辞苑を引いてみるとオオマツヨイグサの誤称、と記されている。
宵を待つ草の大きいものという意味だそうだ。
図鑑には、マツヨイグサ、メマツヨイグサ(雌待つ宵草)が載っている。
マツヨイグサはしぼむと赤っぽくなる、オオマツヨイグサは花が大きい、メマツヨイグサはしぼんでも赤っぽくならないそうだ、花弁の間に隙間があるのをアレチマツヨイグサ(荒地)とよぶことがあるという。写真の花はアレチマツヨイグサだろうか。
竹久夢二の宵待草は、マツヨイグサを間違って使ったか、わざと間違え使ったものらしい。
早朝散歩も楽しみが方がありそう。

  午(前)睡もいいもの・・・
さて、早朝散歩から帰宅し心地よい疲労感を憶えながら朝食を済ませるとのんびり出来る。
暑いからなるべくテレビは見ないようにしている、新聞をパラパラめくる。しかし最近思うに読むところがなくなった。歳をとったことにより情報収集に興味をもてなくなったのだろうか。
私はY新聞を取っているが、先日契約に来た配達店の主任さんに夕刊のページをめくりながら、どこを読めばいいの。紙面がカラー化されて、そのぶん記事がエンタメばかりになった。と言ってもしょうがないことを申しあげた。
おそらく若い人向けに紙面構成されているのだろう。 記事を書いてる人の年代を知りたいものだ。

新聞に飽きたら、しょうしょう書物を。重いものは寝そべって読めない。
「考古学の基礎知識」(角川書店・広瀬和雄著)を斜め読みした。人類の誕生あたりから概説されている。縄文時代の始まりが500年さかのぼることへの考察など。基礎知識という通り復習本のようだ。なかなか興味津々。
「女帝推古と聖徳太子」(光文社新書・中村修也著)は最初の女帝推古にまつわる環境、聖徳太子が天皇にならなかった理由を推測を交え述べている。斑鳩になぜ法隆寺を建立したか。こちらも興味津々。

読書に飽きたらテレビを・・・。 しかし地上波テレビはニュースと気象情報しか見ない。そのニュースも途中でオフする。
久しぶりに地上波でやっている映画を見る。なんとコマーシャルの多いことか、商品のイメージが次から次と流される。イメージだから商品知識は得られない。
あと4年経ったら地上波アナログ放送はなくなるという、それを機にテレビを止めるのも選択肢のひとつと思うようになった。

と言っても私も映画やたまにドラマは見る。MXTVで週一回、ポワロをやっていた。これはNHKでも購入して放映していた。
最近見た映画ではWOWOWで「ダヴィンチ・コード」、「ハッピーエンド」、「シンデレラマン」、「羊たちの沈黙」、「ザ・ウオッチャー」、「幸せのポートレート」、「ダイハード3」。
「ダヴィンチ・コード」はよく分からないまま展開していった、もういちど。
私は出演してる俳優によって鑑賞する対象を選ぶことが多い。「ハッピーエンド」は フランスの女優オドレイ・トトゥ、「シンデレラマン」主演ではないがポール・ジアマッティ、「幸せのポートレート」はダイアン・キートン
「ダイハード」のようなシリーズ物は、だんだんアクションがエスカレートされていく、そうでなければ売れないからだろう、せいぜい2作目ぐらいでいいのだが。

「震度0」というドラマを見た。横山秀夫の警察内幕ものである。今年の春だったか その本をたまたま借りて読んだが、ストーリ展開に引きずり込まれ分厚い本を一気に読んだ。
ドラマも暑さを忘れ見入ってしまった。やはり”もののいいものはいい”。



目が覚めたら、昼飯時・・・。


随録