雑味館抄 <あいさつ> 2006. 3. 11
私のホームページ(ぞうみかん)は定年後「毎日が日曜日」の生活の中での自分の思いを記し、いわば定年後の自分史にしたいと思っている。
2005年1月大部分を占めた「母の介護」を卒業した。いままで息抜きでやっていた「美術鑑賞」、「映画鑑賞」、「ウオーキング」、「たび」などを自分の仕事として精神生命を鍛えて生きたい。その中で感じたことを「藝」、「楽」、「生」などのテーマ別に記すつもりです。


散歩パトロールに参加(06. 3. 3)
最高裁の新聞広告にビックリ!!
最近、地域の住民が自分達の町内の安全に寄与しようとパトロールする動きが多い。
私の住んでいる町内の自治会も「散歩パトロール」を募集した。
私も応募し「腕章」が貸与された。今の世の中は子供に声をかけると「怪しいおじさんが声をかけた」と思われる。近くのIさん、Hさんと3人でおよそ1時間かけて町内をひとまわりした。腕章をつけていることで、不審者と思われず下校中の子供たちにも声をかけられた。
ひとりでの散歩より複数のグループで散歩した方が効果がありそうに思える。
話は変わるが3月8日、朝刊をめくっていると裁判員制度について1ページの広告が目にはいった。
広告主は最高裁判所らしい。「ゆっくり、つきあっていこうと思います」のキャッチフレーズとともに若い女性がニッコリ微笑んでいる。あなたが参加する裁判員制度が平成21年5月までにはじまります。とも書かれている。
(あと3年ですぞ。)

私の頭でお堅い中でも最もお堅い役所の最高裁判所がこんなイメージ広告まで出すのか、でもよくわからない。
裁判員制度は、欧米の「陪審員制度」に似ているのだろうと思う。すぐ映画の「12人の怒れる男」が頭に浮かぶ。
しかし何故そのような制度を導入するのかよくわからない。広告には目的が記されていない。お問い合わせは最寄の地方裁判所へと小さな字で書かれている。
わが町にある地裁の支部に電話する。質問の趣旨を伝えると、応対の若い女性はよくわからないという。結局、変った女性も、その上司らしい男性も「法律が出来て・・・」という、やはりお役所だ。
最高裁のホームページでも「裁判を国民に身近なものに・・・、専門家により理解しにくいものだった・・・」と記されている。はては「米、英、仏、独、伊でもやっている・・・」と記されている。
先進国がやってるから・・・真似をするように思える。HPの資料によれば平成16年度の対象は4.1%(3、308件)だそうだ。
ちなみに東京都は381件、裁判員の対象者は衆議院議員の選挙権を持っている人、すると東京では0.004%くらいの確率であたる。まあほとんど当たらないかもしれない。
そんな程度で理解され、身近なものになるのだろうか。
原則、死刑、無期とかが対象になるらしい。正直言ってそんな裁判にかかわりたくない。
町内のパトロールに参加している方が達成感を持てる。


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