雑味館抄 <あいさつ> 2006. 5. 21
私のホームページ(ぞうみかん)は定年後「毎日が日曜日」の生活の中での自分の思いを記し、いわば定年後の自分史にしたいと思っている。
2005年1月大部分を占めた「母の介護」を卒業した。いままで息抜きでやっていた「美術鑑賞」、「映画鑑賞」、「ウオーキング」、「たび」などを自分の仕事として精神生命を鍛えて生きたい。その中で感じたことを「藝」、「楽」、「生」などのテーマ別に記すつもりです。
浅間山の浅間神社(06. 5. 10)
雨後薫風
昨日、今日は晴れたが、このところぐずついた天候が続いていた、前線が列島の南に停滞気味、梅雨のようである。なかなか出歩こうという気になれない。
少し前になるが、ムサシノキスゲを府中市の浅間山に見に行った。昼から晴れる予想だったが傘を持った。一年毎に用心深くなるようである。
昨年もその日より一週間ほどあとに見に行った。パソコンに入ってる写真を見ると結構咲き乱れている。それなりに期待をもって小高い森に入っていく。森の中の遊歩道も昨年に比べきれいに整備されているようだ。
この公園の中でもムサシノキスゲが自生しているところは北の方の浅間神社の近くだ。その山、といっても標高80mにも満たないが、登ってみるがいまいち期待ほどではない。
そう思っていると黒い衣装のオバサンが「キスゲはどこに咲いていますか、見上げるほどに咲いてると聞いたのですが」とおっしゃる。
「見上げるには向うの下の方からですよ」。
「浅間神社はどこですか、浅間山は?」。その方は多磨霊園の近くの斎場で用事を済ませたあと来たという。
私はムサシノキスゲをそこそこ堪能して、キスゲ橋を渡り多磨霊園に向った。今日の目的はある文人のお墓を見つけることである。広い敷地であるが、アドレスを探しながら見つけたその文人のお墓はかなり質素であった。
この霊園はかなり古い、帰りにいろいろなお墓を見ながら歩いていると、大きなお墓に狛犬や鳥居が立っているのもあった。こういうところにも狛犬や鳥居が使われている、うむ~。
19日、30年前の仕事仲間の「同窓会」が港区であった。一昨年は介護中で欠席し、昨年から出席した。
久しぶりに山の手線に乗ろうと新宿駅のホームに立ったところ、いや~、人が多いせいか心拍数がアップしてきた。疲れるね田舎者は!
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