雑味館抄 <あいさつ> 2006. 10. 11
私のホームページ(ぞうみかん)は定年後「毎日が日曜日」の生活の中での自分の思いを記し、いわば定年後の自分史にしたいと思っている。
2005年1月大部分を占めた「母の介護」を卒業した。いままで息抜きでやっていた「美術鑑賞」、「映画鑑賞」、「ウオーキング」、「たび」などを自分の仕事として精神生命を鍛えて生きたい。その中で感じたことを「藝」、「楽」、「生」などのテーマ別に記すつもりです。


美術館の庭で  (06. 9. 28)
久しぶり!
10月にはいったある日の午後、ひまを持て余しテレビを見ていると電話が鳴った。
迷惑電話が多いので 私はあまり電話には出ないことにしているが、そのときはどういうわけかすぐに受話器を取った。埼玉のSさんからの久しぶり の電話だった。私もご無沙汰して電話しなければと思っていた・・・・と言いながらしばらく近況を報告しあった。Sさんは電話だけのお友達で会ったことはない、私と境遇が似ていて、今年米寿を迎えられた母上と二人住まいで家事を分担しているそうだ。
Sさんは最近、自転車に乗って早朝出かけ気分転換しているという。
”Sさんね、私がひとり住まいだから自由にどこへでも行けていいだろうとおっしゃるが、自由があり過ぎても何もしないんだよね。わたしは”
そんなたわいもない話を30分くらいして電話を終えた。

久しぶりにドライブに出かけてみた。写真は 9月28日に美術館に行ったときのものである。この日はよく晴れていて美術館がある公園から富士山が見えた。我が家の近くからでも見えるが、近くで見た富士も格別に素晴らしい眺めで大いに満足した。
素晴らしい眺めを見たり、うまいものを食べたりして味わう満足感、幸福感はその瞬間だけである。
自由に何時でも行動できる身になった頃には身体が少しづつ不調になり出かけるのが億劫になってくるのだろう。 その時は心で満足感を味わうことになるのかも知れない。


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