雑味館抄 <あいさつ> 2004. 12. 11
私のホームページ(ぞうみかんという)は定年後「毎日が日曜日」の生活の中で、大部分を占める「母の介護」と、介護の合間を縫っての 息抜きである「美術鑑賞」、「映画鑑賞」、「ウオーキング」、「たび」などで感じたことを「藝」、「楽」、「生」のテーマ別に記す。 いわば定年後の自分史になるものと思っている。
パソコンに接し、文章を作ることで自分に刺激を与え「ボケ防止」になることも期待している。
家を出た娘たちへ私の状況を知らせるメッセージでもある。




「今年もあと何日」というような時期になった。上記のようにカウントダウンを始めた。(注JavaScriptで記述
介護老人保健施設に入所中の母は11月下旬から食が細くなった 。車イスの生活だから運動量が少なく食べられないのかもしれないと思っていたが、12月になると更に食べなくなった。
微熱、咳が続いたりして体力を消耗しているようだ。
私は毎日昼食の介助を始めた。食事はキザミからすリ潰したものに替わった。そのドロドロしたものでも嚥下が出来ないようである。
点滴と併用している。なかなか厳しい状況になって来ている。それでも車イスに乗せられていると私は少々安心する。12月5日は床に伏せっていた姿を見て言葉が出なかった。
ある日の昼食は エンシュア・リキッドという高カロリーの飲み物を半分だけ食べる。一缶が250kcalだから125kcalが摂取エネルギーということになる。
日々食が細る印象である。
最近看護士さんにもう少し治療のできるところ、たとえば「イロウ」の出来るところの方がいいのでは・・・、と言われた。

胃瘻 (イロウ)
胃に穴をあけて瘻孔(ロウコウ)を作り、経腸養剤のルート確保に使用するための手術。最近はほとんど内視鏡で行われる。

それをすることは母にきつい状況を長引かせるだけのように思う。自然に任せれば炎が燃えている時間は短くなるのかもしれない。
毎日毎日考え悩みながら、私はまもなく決断を迫られることになるのだろう。
5年半前の妻のときと同じように。


ウオーキング距離:1578 km!!(2004.7.19カウント開始)
二年間のウオーキング距離カウンタをリセットし、新規にスタートした。


WHAT’S NEW

ウオーク(寺町通り)
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