たび
楽しむ
2009. 5. 31
たび(ご近所三人・・・)
★日時:2009年5月25日、26日
★場所:山梨
初狩PAからリニモ線を・・・
出発!!
8時5分前、Iさん宅に行って見ると、奥さんとHさん夫妻が揃っている。
私も歳のせいか1泊なのに詰め込んだリュックが膨らみ、忘れ物がないか気がかりで出遅れた。
今年2月、百草園の観梅の帰りにIさんから男だけの一泊旅行にで出かけようとお誘いがあった。 日にちの調整があったのち、この日に男三人旅の実行が決まり、ご夫人方の見送りを受けての出発となった。
八王子ICに入ったのが8時30分過ぎ、順調な出足。 ETCを付けたというIさんは名古屋旅行時の事故の話をしながら中央道を西へ、車の流れも順調。
大きなサービスエリアは避けて初狩PAでひと休み、9時10分。
近くの景色を解説した表示板にはリニアモーターカー実験線と記されている。 たぶんあれかなぁと思いながらシャッターを押す。
昇仙峡へ
豪快な仙娥滝
石和温泉駅の近くを通り、140号線から県道へ甲府市内を抜け昇仙峡への道に入る。 標識とIさんの記憶が頼り、ちょっと違った道を走ったのもご愛嬌。 10時30分には仙娥滝近くの売店の駐車場に着いた。 走行時間が2時間半、意外と早いと思った。 平日ならではのことだろうか。
駐車した道路の反対側のお店のオバサンが、客を取り損ねたとムッツリ。
鳥居をくぐり、川への階段を下る。 まもなく滝の姿が見えてきた。 両岸は切り立った岩がそびえている、いつごろこのような岩山ができたのだろうか、などと軽口をたたきながら片側が開放されている岩のトンネルをくぐる。 岩のヒビワレの隙間にはぎっしりと一円玉が押し付けてある。
駐車場に戻り、少し上流に歩いてロープウェイ乗り場へ向かう。 500mくらいの標高差を5分くらいで登る。 標高は1000mを越えているようだ。
羅漢寺山というらしい。
12時少し前、H夫人の手作りのお弁当を頂く。 脇に登山道があるらしく中高年のオジサン・オバサンのグループが登ってきた。 山道は整備されているという。
甲府盆地を遠く眺めながら緑の美しさに心が洗われる思いである。
ロープウェイは20分毎の運行、ガイド嬢によれば連休中はたいへんな混み具合だったと・・・。 暇を持て余している高齢者は、連休中は自宅待機に限るようだ。
私はトンと興味が沸かなくないがお店の中には水晶などこの地の特産物が並べられている。 さて下りは千代田湖の脇を通り甲府市内へ、Hさんと私は車内から振り返りながら「ここの交差点を曲がれば良かったんだ!!!」
甲斐善光寺へ寄って・・・
甲斐善光寺もご開帳
ここの善光寺もかなり古いらしい、張り出されていたポスターに長野など六つの善光寺の名前があった。
素人の私が見て建物もご立派である。 そして質素ながら絢爛である。 ここでもご開帳だそうだ。
由来には川中島の合戦の折、武田信玄が長野善光寺の本尊などが兵火にかからないように・・・・と記されている。
山門脇の駐車場は大型バスのために空けてあり、一般車は曲がりくねった道の先の臨時駐車場へ。 参拝者が多いのだろう。
私は次の目的地への道をよく知らないが、車は再び甲州街道を東へ向かう。 旧鎌倉往還の御坂みちへ向かっているようだ。
ちょっと右折の方法を間違えたようだ、甲州街道をくぐり右折しなければならない、そのため一旦左車線から降りなければならない。 よくある勘違いである。
あちこちと回っていつの間にか御坂みちへ向かっていた。 私も間違えたときはアタフタとするが、さすがIさんだ。
長い山越えを終えて河口湖畔でひと休み。標高は830mと書かれているので陣馬山の山頂と変わらないくらいだ。 16時過ぎに山中湖から少し入った宿泊所にチェックイン。
チェックインそして・・・
くつろぎもそこそこにパターゴルフのスタート。 クラブを手にするのはウン十年振り!!。 ドッグレッグしたグリーンをどう攻めるか。
やっているうちに数えるのも面倒になるスコア。
パー2からパー4まである9ホールを2ラウンドする!!
18時からの夕食に間に合うようにお風呂を済ませる。
とりあえず生ビールで乾杯、あとは生酒・・・。 8時ごろからカラオケルームを貸しきる。 おお、レーザーディスク!。
私は希望曲の番号を確かめながらリモコンを操作する。 かなり広い部屋を3人が思いのママに。
レーダードームは・・・
10時半から2階のオープンスペースで談笑、部屋に帰って再び談笑。
日付が変わるころには夢心地・・・。
二日目はレーダードームから・・・
7時過ぎに起床すると、宿泊のおばちゃんたちがパタークラブを持って走って行く姿が見える、元気だねぇ。
外に出て見ると、少々ひんやりとする。 高原の朝だ! などと思いながら庭を歩く。
(後で調べたのだが、7時の気温は13.5℃、早朝4時は5℃くらい)
朝食は8時から、いつもと違う雰囲気にお代わりをする。
9時過ぎに出発、河口湖の方に戻り富士山レーダードーム館へ。 富士山頂にあった気象観測用のレーダーとドームが不要となり道の駅の施設として展示しているそうだ。 しかし残念ながら火曜日は休館日。
館の入口は下の方にもあるらしいが、上の入口まで上がって見る。 館の横から富士山がくっきりと見える。 5号目あたりからジグザグの登山道らしきものも確認できた。
広場の一隅には新田次郎の文学碑が建っていた。
さて、Iさんはどうやって時間を費やそうかと思案している。 予定通り忍野八海へ向かう・・・。
忍野八海・・・
忍野八海・・・
再び、138号線を山中湖方へ。 まもなく忍野への分岐に達する。
このあたりはかなりの年数が経ったアカマツの林である。 先ほどの道に比べ幅は狭くなってきたが、私製の表示があちこちに立っている。 広い土地を持った農家が観光客に駐車スペースを提供しているようだ。
Iさんは狭くなった道をいくどか曲がりながら、八海の近くの駐車場をさがす。 そして一軒のかなり広い駐車場にはいった。
年のころは80歳に近いおばあさんが出てきて、忍野八海エリアマップをくれていろいろと説明をする。 現役として働いているのに感心! 料金300円。
四半世紀くらい前になるが、私も家族を連れてこのあたりを走ったことがあった。 駐車場が見つからなかったような記憶があるが定かでない、遠い昔のことだ・・・。
貰ったマップに従い小さな流れの脇の小道を「湧池」へ、池のまわりはかなり年配の観光客が散策している。 水深10mという池は透明度が高く、深いところを遊泳しているマス、ヤマメなどが見える。
池の近くに行くには売店を通り、帰りは店の中の別のルートを通るように仕組まれている。
「鏡池」、「濁池」、「底抜池」、「銚子池」、「お釜池」などの名前が付けられた池が点在している。 その間の散策を楽しみながら藁葺屋根の向こうに見える富士山を眺めながら、昔はそんな景色は見飽きたのではないだろうか、現在は見ることが出来なくなり商売のタネになるのだろうと・・・。
花の都公園近くから・・・
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有料の「榛の木資料館」には18世紀後半に建築されたらしい大型農家の住居が展示されている。 敷居が高い入口を入った所が土間(デードコロ)、左手にザシキ、ゼイサ、オクゼイサと広い和室が続いている。オクゼイサにはトコ(床の間)があり、客人(代官?)を迎えたのだろうか。 ザシキの北側にはカッテバ(勝手場?)があり囲炉裏が切ってある。 ここで食事をしたのだろうか。 囲炉裏の土間側には半畳ほどの畳があり、ここに嫁が座ったらしい。 土間の東側はムコウザシキ、麦わらなどを編む機械が置いてあった。 食事が済むと嫁はここで農業の副次的な仕事をしたのかもしれない、当時の生活を想像する。
花の都公園から道志みちへ
1時間毎の放流
先ほどの駐車場に戻る。 かなり何台もの乗用車、バスも停まっている。 おばあさんも忙しそうに、観光客の相手をしている。
私たちは来たときのルートを戻り、山中湖畔から少し入った花の都公園へ。 人工の滝が拵えられていて1時間毎に放流するという、タイミングよく間に合った。 音を立てて落ちる水は人工的な美しさがあった。少し離れたところにはベンチが設けられ、お年寄りが歓声をあげながら眺めている。
自然の滝を見に行く事が出来ない人のためにあるのかもしれない。
園内には大きな温室や野草の展示、富士の溶岩なども展示されている。 車椅子も用意され、平日のせいか高齢者の入園が多かったようだ、私たちも土その仲間であるが・・・。
昼食を済ませ、緑陰の下ベンチに腰を下ろしていると気持ちもゆったりとする。 十年後、こういう施設を楽しめる心の余裕があればいいのだが。
終わりよければ・・・
13時ごろ出発し、山中湖の北岸を走り道志みちに入る。 私は後部座席で流れ行く山あいの緑をボンヤリと楽しみむ。
道志道も思ったほど曲がりくねっていない、ただ一人で車に乗っているのはシンドイだろう・・・と。ドライバーの方には申し訳ないがついついイイ気持ちになる。
14時ごろ道の駅で休憩、さらに津久井湖畔で最後の休憩をとり16時ごろ帰着する。
Iさん、Hさん、ありがとう。