オーキング
07. 6. 11
高尾山(~景信山  6月)  
はじめに
山頂下で昼食  12時50分
6月4日の月曜日朝、お米を買いにスーパーに出かけた。近くのスーパーは歩いて5分くらいだが、5kgを下げて帰るのはシンドイ。
車のなかでよく晴れた爽やかな朝を感じた。 「よし、高尾へ行こう」その気になってきた。
10時40分頃家を出て高尾山口には11時40分に着いた。

電車の中で、小仏までバスで行ってみようかと考えたが、バスは1時間に1本しかない。時刻を事前に調べておかなければ時間を無駄にすることになる。結局高尾山口まで来てしまった。
まず不動院にお参りして、すぐそばの1号路、表参道を上ることにする。
今日は小仏峠の先、景信山を目的とした。久しぶりの参道であるが、特別変わったものはない、枯れた根っこが多いのが目についた。

私は登山路について考察した。
パンフレットによれば、1号路は3.8km100分、6号路は3.3km90分と記されている。高尾山を東西方向で断面すると台形と考えられる 。上底をA、B、下底をC、Dとする。
Aが山頂、Bがケーブルの山上駅あたり、Cは考えない、Dがケーブルの山麓駅あたりとする。
標高をしるすと、A=599、C=485、D=200くらい。上底は勾配があるので完全な台形とはいえないが、まあいいとしよう。

1号路は簡易舗装されてるとはいえDからBへの標高差およそ300mを上るのがキツイ。 6号路、稲荷山コースはDからAへの対角線へ距離をかけて上がるのだから意外と楽なのである。
言いたかったのは、参道と名がついた1号路が一番きついコースなのだ。

山頂下で昼食
杉木立、気分爽快  13時55分
リフト、ケーブルの山上駅を過ぎた頃から客層が変わってくる、ペット犬を抱いたオッサンや子どもを抱っこした若いお母さん、ベビーカーを押している若い父親。
目の前を茶髪の小さな女の子が通り過ぎていった、オヤオヤ、こんな小さい子まで頭を染めて自然のままがいいのにと思っていると外国人だった。なんだぁ金髪か。
男の子がふたり、女の子がひとり、少し先にお父さんが小さい子を背負っていた、6人家族のようだ。
染めた頭は茶髪で、ナチュラルな髪は金髪。

薬王院の大本坊の脇を通り1時前に山頂下に着いた。
昼食と休息をとったのち、5号路経由でもみじ台、このあたりの下り坂はケッコウきつい。
一丁平を13時35分頃通過。適当な陽射しが注ぐ比較的平坦な道は快適、気分爽快である。
一丁平からおよそ20分、高尾山頂下から1時間強で小仏城山に到着。思ったほどハイカーは少ない。相模湖が眺められるベンチで休息、後のほうからおばさんグループの会話が聞こえる。
お店の飼い猫だろうか、2匹が目の前でじゃれている。店の側を通り過ぎる、薪割りをやっている男性がいた。

小仏峠~景信山
小仏峠  14時15分
小仏峠には2時15分頃に着いた、男性二人がいた、先を急ごう。
景信への道はいきなり急な勾配である、小さな曲がりが幾重も続いている。息を切らしながら登る。
登りながら考える。 景信山から陣馬バス停まで3時間、途中の明王峠から相模湖に下っても3時間はかかるだろう。
相模湖駅の方がまだ交通の便はいい、しかし5時過ぎるのはちょっと・・・・歳を考え無理をしないことだ。

景信から小仏へ下ろう、そう思いながら坂をあがる。坂が急だったからだろうか、着ていた長袖を半袖に着替える。
坂を上がりきって平坦な尾根道になる、うっそうとした杉木立のなか陽射しがなく北から吹いてくる風で右腕が冷たくなってきた。
血の巡りが悪くなっているのだろうか、そういえば足はかなりの運動量だが、手や腕はほとんど運動していないことにあらためて気づく。齢のせいだろう。

景信山から八王子市街を  14時40分
約30分で景信山に着いた、14時40分。
景信山は1年半前に陣馬へ行ったとき以来二度目である。山頂の様子などのイメージが思い浮かばない。通過点だったことと急いでいたからかもしれない。
今回は下る前のひと休みをとった、無人の茶店のベンチは休日にはにぎわうことだろう。
東側のベンチには女性のハイカーがひとり座っている、茶店の建物の西側の方に行ってみると男性がひとりベンチの上に寝転がっている姿が見えた。
団塊の世代が退職すると、もっとにぎわってくるかもしれない。

山頂から八王子市街を眺める、目の前にふたつの見える。位置からすると八王子城のあった城山だろうか。

山頂の標識、西向きには明王峠3.8km、陣馬山5.7km。南東向きに小仏峠1.2km、高尾山4.4km。東向きに小仏バス停3.6kmと記されている。
15時に下り始める、小仏バス停への道は初めてであり、多少不安がある。
健歩クラブのOさんは、月に2~3回高尾や景信山に来ていると聞いた。この道も何回も通っているのであろう。

小仏への下り・・・
分岐点  15時10分
トイレの建物の横を通って勾配の急な坂が続く、滑らないように膝や足に負担をかけないように選びながら林の中へ入っていく。
倒木や雨水の流れによって道が都度変わるのだろうか、歩みが幾つもある。ときに道なのか水の流れた跡なのか分からない。

10分ほど下ると標識が立っている、小下沢への道と小仏バス停への分岐である。小下沢への道がメインのようで、小仏バス停への道は右の杉木立の中へ下っていっている。
小下沢の方が歩く距離が長そうで、またの楽しみとし小仏バス停への道を選ぶ。

あたりは杉林の中で薄暗いがしばらく道らしい道が続く。やがて行くてを柵のようなものが阻んでいる。
左の方にも道らしいところがあるのだが、抉られていて水が流れた跡のようにもみえる。
柵を乗り越えて進んでみたものの少々不安になり、少し引き返し左の斜面を下りてみる。
すると道の形が見えてきた。
ところどころ丸木を並べた腰掛がありこの道で正解だったと思う。
バスは3分前に・・・15時43分
しばらく坂を下ると下の方から車の音が聞こえてきた。中央道らしい、14時35分旧甲州街道に降り立った。
ここは2月だったか健歩クラブで小仏城山へ上るときに教えてもらった登り口である。 しかし下るにはいいが登るのはシンドイだろうと思う

おまけのウオーキング
旧甲州街道をバス停に向かって下っていると、ちょっと変わった山法師がみえてきた。 苞の色が赤みを帯びている。どうみても素人には花びらに見える。
山法師は白、と思っていた。山法師の白は清純な・・・のように思う。赤みを帯びた山法師はちょっと異質な感じである。
赤みを帯びた山法師
←(クリックすると拡大します。)



ひげを生やしたオッサンが歩いてくる。ちょっとイヤな予感がする。
10分弱でバス停に着いた、15時43分。時刻表を見ると各時40分となっている。
やはりさっきのオッサンはバスに乗ってきたんだ。
”バスってだいたい時刻表どおりに動かないものだろう”正確なバスがうらめしい。
1時間待つのもバカバカしい。少し休憩して歩き出した。

ユキノシタ
←(クリックすると拡大します。)
しばらく歩いていると民家の庭先に小さな花が咲き乱れている。顔を近づけて、突然うれしくなった”あー、ユキノシタだ!”
ユキノシタは新聞の写真で見たことがあるだけで実物を見るのは初めてだった。

歩いているといろんな収穫があるものだ。
分校は幼児園に・・・   16時25分
とはいえ途中で1時間後に発ったバスに追い抜かれるのもしゃくである。小仏関跡、駒木野あたりで追い抜かれるのなら”よし”としよう。

歩くのには 2つ目的があった。
圏央道のあきる野ICと八王子JCT間が6月23日ごろ開通のはずである。20日足らず、もう道路は完成し建物などの内装など最終工程だろう、それを遠くで見てみよう。
もう一つは富士見台を経由して八王子城跡へのハイキング道の入り口を見つけておくこと。

圏央道の中央道へのアプローチを見上げると道路脇のガイドが取り付けられていない部分がみえた。
おいおい、こんなものか。これじゃ前日の夜まで徹夜での工事だな。
時刻は16時12分。
蛇滝口を過ぎ、今年3月に廃校となった淺川小・上長房分校の近くにやってきた。分校はみごとに幼児園に変身していた。
その幼児園のすぐ東側に富士見台への登り口があった。

小名路の三叉路には16時38分、高尾駅には47分に着いた。タイミングよく49分発の各駅停車に乗ることが出来た。バスは52、3分ごろ到着するはずだ。


記録
     私の歩行実績時間には休憩時間を含む
区間  地図等に記載の
所要時間 
実績時間
 07. 6. 4
備考
高尾山口→高尾山頂 100分  70分  1号路 
高尾山頂→小仏城山 60分  65分   
小仏城山→小仏峠 20分  21分   
小仏峠→景信山 35分  27分   
景信山→高尾駅 120分  107分   



ウオーキング