オーキング
07. 6. 18
ウオーキング(峰の薬師) <東年協/健歩クラブ・イベント>
行程
日時:6月  16日(土)10時30分~14時30分
コース:高尾山口駅→梅ノ木橋→梅ノ木平分岐→峰の薬師(昼食)→三井大橋(津久井湖)→バス停・クラブ前⇒橋本駅(約7km)

はじめに
高尾山口駅前
土曜日とあって、ハイカーが多い
週間天気予報では16日土曜日の天気は雨と予想されていた。たぶん中止になるだろうと思い、12日に比較的長い距離の山歩きに行った。
しかし前日の15日も朝から晴れ上がった。気象の動きは予想より速く動いている。 速い動きも予想しなくっちゃ。

高尾山口駅に10時20分集合は私にとっては楽勝である。
少し早めの9時10分のモノレールに乗る。
電車を待っている間、リュックを背負ったおばさんと話をする。
私は健歩クラブのコースなどについて話すと、今日はサマーランドに行くんだとおっしゃてた。
大人だけでもサマーランドにいくのか。高幡不動駅までウオーキング、小旅行などについて話した。私は「お気をつけて」と言いながら先発の各駅停車・高尾山口駅行きに乗った。
このあたりに圏央道のインターが建設・・・


北野駅で新宿からの準特急を待っているとメンバーのHさんが乗り込んできた、向うの座席にも女性メンバー数人が座っている。
Hさんは東京の東の方からである、遠くからご苦労様とねぎらい、天気の話、前回の鎌倉ウオークで時間がかかった話をする。
車内は親子連れ、高齢者のグループなどが山へむかう姿が目だつ、”今日はやけに多いなぁ”と思いながら心地よい電車の揺れを愉しむ。
10時前に高尾山口駅に着いた。
改札を出るとあちらこちらに数人のグループが出来ている。 メンバーを探しながら、”ほんとに人が多い、そうか今日は土曜日だった!!”少々□□ボケてきたのかな。

梅ノ木橋から
比較的早めに家を出たので、早い方だろうと思っていたが、けっこう皆さん集まっている。天気がいいので その気になったのかもしれない。
集合予定の電車が到着後しばらく(トイレタイムを)待って案内川べりの空き地に集合、例によって点呼。
42名
「リーダーがいいから、山にしては多い」リーダーのNさんの言葉である。
杉木立の中を三沢峠に向かって
甲州街道に沿って南下するにしたがいまわりの緑が迫ってくる。陽射しは強いが木の陰に入ると少しヒンヤリする。緑の中を通り過ぎる風は気温を下げてくれる。
歩道は人がようやくすれ違える幅しかない。
大型のトラック2台がスピードを上げて通り過ぎていった。

ややしばらく歩いたところは、圏央道のインターの工事現場である。あちらこちらに橋脚となるコンクリートの塊が建っている。
橋脚を眺めながら、トンネルはどのあたりだろうか、山肌の木々が除かれているところがトンネルだろうかなど想像しながら、それらしい部分をカメラに収めようと試みるがままならない。

梅ノ木橋の手前の小道を左に入る。ここは私が初めてこのウオーキングに参加し歩いた場所でもある。
小道はやがて畦道となった。左側の少し高い場所は狭いが田んぼになっていて田植えが終わったばかり。
畦道から小道に出た。道の左側の畑ではご夫婦らしいふたりが植栽している。”こんにちわ”と声をかけようかと思ったが、手を休めて顔を上げて応対するかもしれない、やめておこう。
道を左に折れ、料亭「うかい」の間を通る。
その食事処ではこれから客を迎える準備で従業員が忙しそうに動き回っている。

この道は車が通れる道幅である、やや大きめの乗用車が通り過ぎていった。やがて左の方に老人ホームが見えてきた、先ほどの乗用車が駐車場に入っていった。私は数年前、母を老人保健施設に入所させ週に1、2度面会に行ったことが頭に浮かんできた。たぶん先ほどの車の人も面会かもしれない。
高い杉の木立はあたりを薄暗くしている。その林への林道には轍も見える。左への小さな道が別れ、角に赤い布の前掛けをしたお地蔵、庚申塔、石塔が立っている。
昨秋の草戸山のウオーキングのときは左の山道を登ったのだった。
今日はどうやら真っ直ぐ林道を歩むようだ。

峰の薬師の境内
私は最後尾について歩いた、木立が途切れたところでは立ち止まって女性たちが桑の実を口にしている。 都内に住んでいる人でも幼いとき疎開した田舎で桑の実を食べたのかもしれない。
草むらの赤い実、私は「へびイチゴ」と言って、口にしなかった。尋ねてみるとやはり食べられないという人がいた。
「これなら、食べられるよ」木イチゴである。
後で植物図鑑には「へびイチゴ」が載っていたが、「おへびイチゴ」というのもあった。へびイチゴより少し大きいのだそうだ。

追分(三沢峠)を越えて
三沢峠までの道はなだらかな登り道である。峠に着くと時刻は12時になっていた。昼食の場所であったが、峰の薬師まで行くことになった。
左、城山湖1.5km、右は大洞山から大垂水峠。真っ直ぐ下れば峰の薬師から津久井湖まで4km。
緩やかな木陰の下り道を歩むこと10分程度で無線中継塔がある、その横を通り抜けさらに15分ほど進むと津久井湖が眼下に広がって見える、峰の薬師である。
説明によれば、峰の薬師は明応元年(1492)の創建、東京の新井薬師、高尾の薬王院、大山の日向薬師とともに武相四大薬師と呼ばれたそうだ。
津久井湖の向うにこんもりとした山が見える、その城山には津久井城があったそうだ。

梅ノ木平にインターが建設されていたが、圏央道は今登ってきた林道の西側からこの峠の手前でカーブし東側へ、城山湖の南端を通り抜けるようである。
10年先、ここをふたたび訪れ様子を見たいものである。

峰の薬師で昼食・・・
峰の薬師から見た津久井湖
12時半、皆さんは境内のまわりの木陰に座る場所を確保し昼食となる。木陰が涼しくていいが、三沢峠のように木立の中では開放感がない、昼食をこの場所に変えたのは正解のようだ。
私は新人のNさんと石の上に敷物を重ね腰を下ろす。昼食は毎度、コンビニのオニギリ。
私が立ち寄るコンビニは大学生の通学路にある。時間帯によっては同じものばかり残っている。そろそろ 別のコンビニにするか。

ひと息ついて境内をめぐる。
境内の南西の開けた空間から津久井湖の上流部分が見える、湖のまわりは木々が生い茂りその向うには住宅が並んで見える、さらに遠くは山なみが着物の前をあわせたような形をしている。
緑を多くたたえた景色は見ている私の心を癒してくれる。
境内に姿三四郎決闘の場という大きな石碑が建てられている。他のグループのハイカーが覗き込んでいた、姿三四郎なるものが架空の人物とはご存じないようだった。
しかしなぜ決闘の場をここ峰の薬師に選んだのだろうか。

13時30分、「もういいんじゃない(もう帰ろうよ)」点呼がはじまり下山開始。
三井参道口から急な階段に続き、右に左に折れながら急坂を下る。
道は枯葉が敷き詰められたようで、滑りそうな気配がある。足に自信がない方は慎重に一歩一歩。
幾たび左右にまがったことだろうか、数えてみようかと思いながら道路に降り立った。

三井大橋を渡って・・・ゴール
三井大橋を渡る
津久井湖を跨ぐ赤い三井大橋、私は初めて歩んだ。昔すぐ南を走るR413を走ったとき、その赤い姿が空の青さと対比して美しいと思ったことがあった。
今日の空も青く湖のまわりの緑と赤い橋の対比は美しいが、赤色の彩度がイマイチである、くすんで見える。
湖面を覗き込むと少しこげ茶色である、濁っているのだろうか。
近くによってアバタを見てしったようでがっかりする。こういう景色は遠くから見るべきものかもしれない。

橋の上には歩道はない、車用の道路として作られたようだ。乗用車が歩行者をよけながら通り過ぎていった。
舗装の上を歩くと陽射しと路上からの照り返しが厳しく感じられる。私は折りたたみの雨傘を出そうかと思ったが、ひとりだけ指すのも申し訳ないようでやめた。
橋を渡り坂を上がったところ、コンビニの前にバス停があった。
数人の人はコンビニの横で日差しを避けている。
しばらくしてバスがやってきた。

反省会は9人が・・・
酔いのせいでピンボケ?(橋本駅前)

バスには30分以上、乗っていたであろうか。省エネのためか冷房が効いていない。車内は身動きできないほど混んでいる。
途中電柱の上で作業しているので片側交互通行の場所もあり余計に暑く長く感じられた。
終点の橋本駅北口に着いたあと、サテイというショッピングビルの5階へ。
女性陣も数人、ビルに入っていく、ティ・タイムのようだ。
反省会、まずはビールがうまい!。
1時間ほどSさんの欧州旅行の話を中心に。焼酎500mlX3。

一番遠い人は松戸、取りあえず新宿まで出て、Hさんがエスコートするらしい・・・。
Tさんと私は多摩センターで降りてモノレールへ。

阿無法比。  (I’m happy)


ウオーキング