オーキング
07. 7. 2
ウオーキング(菖蒲町・ブルーフェスタ) <東年協/健歩クラブ・イベント>
日時:6月  27日(水)9時50分~15時
コース:桶川駅⇒バス⇒下栢間→薬師如来・天王山塚古墳→神明神社→妙福寺→菖蒲城址あやめ園→菖蒲町庁舎前ラベンダー堤(昼食)→しらさぎ公園→菖蒲神社⇒バス⇒桶川駅(約7km)

はじめに
9時50分そろそろ出発<桶川駅>
今日は高崎線・桶川駅から・・・、うわー遠いなあ。
集合場所と時刻、上野駅8時45分。
「駅すぱーと」によれば、我が家の最寄り駅7時18分発に乗らなければならない。
でも混んだ電車は嫌だなと思いながら桶川駅に直行し、9時半に到着するには最寄り駅8時5分の電車に乗り武蔵野線を利用すればよい。
余裕を持って7時半のバスに乗ろう。5時起きである。

27日朝7時前に家を出た、武蔵野線始発駅の府中本町に7時半についた。ホームに下りてみると青に白の見慣れない電車が発車を待っている。側面には「快速 むさしの号・大宮」 行きと表示されている。
だいぶ席は埋まっている、後ろから2両目の車両のさらにうしろ寄りに席を見つけて座る。
ついでながら、私は電車に乗るとき快速・特急などには後ろの車両、各駅停車などは前の車両に乗ることにしている。
特急など駅を通過する電車は、停車中の各駅停車にぶつかるかもしれない、そのときクラッシュの場所から遠くにいたい。なあ~んて思っている。

ここから大宮へ直通電車があるとは知らなかった、ラッキーであると思っていると通路を隔てた席に見覚えのある顔の人が座った。
同じ健歩クラブのSさんである。お話し相手ができ、これまたラッキーである。
ここに古墳が・・・<天王山塚>


Sさんとおしゃべりしているうちにいつの間にか電車は大宮駅に近づいていた。
大宮発8時20分、桶川駅には予定より1時間も早く8時30分に着いた。駅のベンチでSさんとのおしゃべりが続く。

下栢間から天王山塚古墳・神明神社
桶川駅東口から朝日バスに乗る、ロータリーが狭いのでバスがターンできない、高尾駅北口にもあるような転車台があった。

狭い道路事情に順応したかのようにバスの車体は少し小さい。ウオーキング参加者は分乗することになった。
下栢間というバス停で下車することになっている。

ところで「栢(かや)」という字は変換で一番最後に現れた。「かしわ」とも読むようだ。ふつうかしわは柏と書くようだが、槲も栢もかしわらしい。
カヤというから針葉樹と思ったがこちらのカヤは「榧」と書く。
漢字制限で覚える必要がなくなったが、その漢字が生まれた謂れを知ろうと思うと、この歳になって漢字の勉強が必要と痛感している。

神明神社の長い参道
バスは狭い駅前の道を対向車とうまくすれ違いながら北東方向に進む。途中拡幅工事の影響、R17号とクロスしているためかなり渋滞している。
バスに乗ること、およそ30分下栢間バス停に着いた。かなり日差しが強く日影を求めて後発組を待つ。

私はだいぶ待つことになるのだろうと思い、近くの正法院という仏閣に足を運んだが、見る間もなくお声がかかった。後発のバスは道路工事をやっていないルートだったため速かったのだそうだ。
本日は52名、遠いわりには多い。
遠いと思うのは私だけかな、新宿からは一本の電車で来ることができる。

下栢間のバス停から北西に伸びる県道を200mくらい歩いたあと倉庫のような建物の脇を入っていくと石仏が立っていた。
その横の階段を上がっていくとひっそりとしたお堂がある、ここに薬師如来が祭られているらしい。
境内の続きを歩いていると丘を下っていた。この丘、実は塚になっていて天王山塚古墳というらしい。

この古墳を取り巻いた道を進んでいくと道の左に神明神社の鳥居が、右には池があり真っ白い睡蓮が見えた、彩をそえるように藤の花が垂れている。池の奥にはアジサイがこの季節らしく華やいだ雰囲気にしている。

拝殿と本殿<神明神社>
神明神社の鳥居は森に気おされて小さく見える。社叢について説明があった。
参道は550m超、境内と合せて1.74ヘクタール、参道はアカマツ、クロマツが多く、境内にはアカシデ、スギ、低木にはヒサカキ、シロダモ、エゴノキなどがある。
ヒサカキ、サカキなどのシラカシ群の自然植生地だったようだ。
境内のアカマツの大木は、樹皮が笠状になることから「笠松」というらしい。

神明神社の創立は景行天皇のとき、祭神はむかし天照大神、豊宇気毘売神、大宮売神の三神だったが、現在は大宮売神が抜けているそうだ。
明治になって村社、昭和16年に郷社になった由。伊勢神宮の分霊のため神明両社と呼ばれていたそうである。

境内を見回した感じ、社格は村社だったそうだが村の鎮守様としては立派な雰囲気がある。昔は このように立派な神社が多かったのだろうか。現在はなんとなく放置された感が否めない。
私と同じ町内に住むKaさんがおっしゃってたことを思い出す。
冠婚葬祭を神社と仏閣で分担することを決めるとき、お寺が葬祭を担当すると宣言し、以後お寺は裕福になった。
なるほどそういう考えもあるのかと感心したことがあった。

田んぼを歩いて菖蒲城址あやめ、庁舎前ラベンダー
田んぼの畦を歩きます

リーダーのTさんがこれからのコースを解説する。「これからは日陰になるところはありません、田んぼのあぜ道を歩きます」。
民家やこんもりとした森を離れ、小さな用水に架かる橋を渡ると里芋の畑があった、その向うに田植えを終えて数日が経ったと思われる水田が広がる。
水田の間を舗装された道がまっすぐ続いている、はるか遠くに住宅や高い木々が並んでいるのが見える。

日差しはかなり強い。私はときどき思い出したかのようにペットボトルを取り出し水分を補給する。
まわりを見渡してみるが水田以外、目に入るものがない。
私が住んでいるところも田舎ではあるが、こんなに水田が広がっているのを見たことはない、関東平野の広さを実感する。
田んぼの中ではポンプが備え付けられ水を汲み上げて水田に放っていた。

「機械植えでしょうか、手植えなのでしょうか」と言ってた Iさんが指差して「苗の予備でしょうな」という。
田植えが終わった一隅に苗代のように塊が残されている。
ナルホド、田舎に住んでいても気づかないものだ。

ようやく先ほど見えていた住宅や林の近くにやってきた、道を左に折れる。小学校らしい建物の脇を通りふたたび田んぼ。用水路の脇道を歩く。
「遠くに見える高い建物が町の庁舎」とTさんが教えてくれる。

花菖蒲は少々残念でした
水田が広がるこのあたり一帯は用水路が縦横にはしっているようである。
その用水路のそばの道を町庁舎を目指して歩く、しばらく歩いていると道のまわりにアジサイなどの花が目立つようになった。
菖蒲城址あやめ園という花ショウブなどが植生されている公園に着いた。菖蒲城という名前はこのお城が竣工した5月5日にちなんだものだと言う。
花ショウブは既に、そのときを過ぎていた。

庁舎前の広場に木陰を求めて昼食をとる。
ここの町庁舎も立派な建物だが、まわりにも施設があり、町民のために役立っているのだろう。
近くに座っていたUさんが、この健歩クラブの「ブログは字が小さくて・・・」とおっしゃる。Uさんは最高齢、私にとっては親くらいの年代だ。
「えっ、Uさんはパソコンやるんですか」、「孫に教わりながら・・・」
そう言えば、ある駅で集合したいつぞやはケータイメールをやっておられた。
いくつになっても勉強、勉強かな。

見沼代用水・しらさぎ公園ラベンダー・菖蒲神社
見沼代用水の水量は・・・
1時半に集合して次のポイントへ向かう。町庁舎から少し離れたところの交差点を曲がり、用水路のそばを歩く。
誰かが「見沼代用水です」とおしえてくれた。その先に用水の分岐所があった「十六間堰」と表示されている。

分岐された流れに沿ってしばらく進むと、しらさぎ公園・丘一面にラベンダーが植栽されている。
ラベンダーはひとつひとつ見てもそれほどきれいだとは思わないが、一面に群生されていると見ごたえがある。
丘に登る人もいたが、遠くから眺めることで満足感を得る。と言うより暑さのなか少々倦怠感のほうが強くなってきたようだ。

北西の方角への道を沿って菖蒲神社へ向かう。
暑さを避けるため、持参していた折り畳み傘を広げる。

菖蒲神社はむかし、袋田神社と呼ばれ奇稲田姫命を祭神としていたが、現在は袋田大明神、
鷲宮大明神、久伊豆大明神の三神が祭られている。ご神体は銅鏡で、本地薬師の像が彫られているそうだ。

見ごろのラベンダー<しらさぎ公園>
その時々により祭神は変わるようだが、鏡を神体とする。その神体に薬師如来が彫られている。
まあ、昔は神仏習合の時代、なにごともありがたや、ありがたや だったのかもしれない。

反省会はうどん屋さんで
ふたたびバスに揺られ桶川駅についた15時ころは、ムシ暑さで喉を潤したい気分になっていた。
皆さんもそう思ったのか、ゾロゾロと 東口のビル内のうどん屋さんに入った。
グループごとに席についた。10人、4人、2人、3人、女性の方もグループを作っていた。

私はIさん、Uさん、Oさんとテーブルに腰を掛けた。 メニューは「ほろ酔いセット¥980」枝豆、板わさ、天ぷらとアルコール(は選択可)を頼む。
3時過ぎという昼間に20人超の団体さんに対応できるだけのキャパシティがないのか 生ビールがなかなかできない。
「びんビールの方がよかったのかな」
やがて到着したビールは喉の渇きを待ちきれずおつまみが来る前になくなった。
枝豆を食べながら「次にくるのは板わさだよ」10人組の最後のところにようやくビールが届く。
注文するときは「お姉さん」と呼びかけていた店のおばさんが一人で運んでいる。
私も空いたグラスを調理場のほうへ運ぶ。
だいぶ「ほろ酔い」気分になったが、皆さんにつられて常温の般若水を頂く。

阿無法比。  (I’m happy)


ウオーキング