オーキング
08. 1. 10
初春ハイク(石老山  1月)  
はじめに
大明神展望台から見た富士
昨年8月、東・南高尾山稜を歩いて大垂水峠から高尾山へ向かったとき、もみじ台の茶店の主人に石老山のことを教えてもらった。
そして求めた高尾・陣馬の地図の解説に比較的はじめの方で紹介されていた。歩行時間3時間20分~30分。
今年最初はこの山にしよう。

1月6日のコースは次の通り。
相模湖駅⇒バス⇒石老山入口→顕鏡寺→石老山山頂(昼食)→大明神山→大明神展望台→ピクニックランド前⇒バス⇒相模湖駅

天気がよくて暖かい6日(日曜日)に出かけた。
日曜日には出かけないことにしているが、相模湖からのバスはある大学を経由している。 平日は学生が多く混雑するだろう。

朝9時30分モノレールに乗る。
9時46分高幡不動で高尾山口行きへ乗り換える。
車内は日曜日とあってか幼い子供の家族連れが多い、高尾駅に着いたときホームは立錐の余地がないとはこのことかと。
リュックを背負ったひとひと人・・・。
今日は高尾山にしなくて良かった!!

10時18分高尾発、相模湖27分着。30分三本木行きのバスに乗る。

石老山入口から

バスは相模湖畔を曲がりくねって走り10分弱で石老山入口のバス停に着いた。
ここで降りた人は住人ひとりと私だけだ。
登山口の看板を見ながらやや上り坂の道路を進む。

しばらく歩くと前を登山姿の年配夫婦が歩いている。
”相模湖から歩いてきたのかな?”
「おはようございます」声をかけて追い抜いていく。女性がいると足が遅くなるようだ。


顕鏡寺境内で一休み

地図の解説を思い出しながら、相模湖病院の駐車場を通る。
駐車場にはdr専用駐車場と書かれた場所に赤いしゃれた車が止まっていた。

やや下って登山道に入ると、のぼりが急になり、大きな岩が多く目に入ってくる。 不動岩、仁王岩、駒立岩・・・
このような大きな岩はどこから吹き出てきたのだろう。
30分くらい上るとお寺が見えてきた。山門のところに狛犬が見えた、お寺に狛犬も珍しい。
深山幽谷、そんな言葉を思い出した。

杉木立の山道を

大きなイチョウの木のそばに石段がある、ここが登山道だ。
すぐ岩窟があり昔のお坊さんが住居としていたそうだ。
上り坂が急になってくる。
蓮華岩、大天狗岩、鏡岩、小天狗岩、吉野岩(弁慶の力試岩)、雷電岩などの名前がついた巨岩が次々に現れてくる。
それらをクリヤしていくとしばらく杉木立の平坦な道となる。
融合平見晴台(570m)に着き、相模湖が展望できる。
下ってきたという男性が食事しながら「ここは半分くらいです」と教えてくれた。
石老山(694m)山頂は超満員!

元の道へ戻る。中年男性のハイカーがしっかりした足取りで通り過ぎていった。
道は木立の間を左右に折れながら上っていく。
先ほどのハイカーの姿が見えなくなった。しばらく登っていると上のほうから声がした。
「山頂はもうすぐですよ、富士山がよく見えます」。高年の夫婦連れが食事をしていた。
頂が見えてきた、”山頂かな”と思ったが、しばらく下る道となった。残念単なるコブのようだ。
急な登り坂が見えてきた、上のほうから歓声が聞こえてくる、山頂だ。
驚いたことに大勢のオジサン・オバサンがお昼時だ。

大明神山(550m)で・・・

石老山では少し下った所に陽だまりを見つけおにぎりをほおばる。
にぎやかな山頂をそこそこに下りはじめる。

少し西へ下ると篠原へ分岐する道がある。私はそちらへ行かず、大明神展望台を目指す。
しばらく何の変哲もない静かな尾根道を楽しみながら進む。ところどころ急なくだりに遭遇し気合を入れる。
解説によれば4つのコブを上下すれば大明神展望台とある。
4つ目が大明神山なのだろう。

大明神展望台からの眺望

ほんの少し下ってまた登ると鉄製の展望台が見えてくる。
ここからの眺望はすばらしい。
左の方に、逆光になるが富士山が、眼下には相模湖が。
その先少し窪んだところが小仏峠だろう。その右に小仏城山、さらに高尾山が続いている。
小仏峠の左の山が景信山だろう、陣馬山は・・・。

天候がいいこの日に来られてラッキーだ。
数人の中年グループが降りていった、そろそろ下るとしよう。

16時に帰宅した。
大明神展望台からの展望はすばらしかった。展望台付近に木々がないこともいい眺めの条件だが、天候にも左右される。
翌7日は曇り、夕方から雨だった。

ウオーキング