かすかに見える富士山
|
化粧坂の松並木
大磯駅から東海道線沿いに東に向かう。 車があまり通らない旧東海道。 化粧坂の松並木、鎌倉時代はここらが中心だったそうだ。それでも・・・ 雨の夜は 静けかりけ里化粧坂 松の雫の音ばかりして 大磯八景(化粧坂夜雨) だって。 |
化粧井戸
曽我兄弟の兄と深い・・・虎御前はこの近くに住み 朝な夕な、この井戸の水を汲み化粧をしていたそうな 井戸のすぐ向こうは、民家の窓。 住人もわずらわしいだろうが、たまに訪れた人も無粋いな佇まいにがっかりする。 間に植木でもあれば・・・ そういえば、鎌倉にも化粧坂があったが・・・。 |
高来神社
江戸時代までは高麗寺、明治になって高麗神社となり、明治30年に高来神社と社名を改めたそうだ。 たかくじんじゃと呼ぶらしい。 渡来した人々は新しい土地に故郷の名前を付け偲ぶのではないだろうか。 高麗を高来と変えなければならない事情があったのだろう。やむを得ず改名したが同じ”こうらい”と読める字を当てたのではと勝手に想像する。 現存の社は大きくはないが背後の高麗山を含め神域だったようだ。 |
高麗山を登る
本日の案内には標高差161mと書かれている、距離が短ければ急坂ということになる。 登りはじめる前に、着ているものの調整など準備をはじめる。 山頂に向かうには「男坂」と「女坂」がある。当然のごとく女坂が選ばれる。 この程度の山道でも歩き慣れていない人には大変な苦行となる。 途中、湘南の海を見渡しながらの休憩が数回、取られた。 私は列の最後を守るMqさんと話をしながら後に続いた。 |
高麗山山頂には・・・
かなり広い空き地がある。中世には山城があったらしい。 広場の一角には「上宮造営所」と書かれた札が立っていた。ずっと昔、ここに高麗権現社があったのだろうか。 少し険しい下り坂が待っている。数回のアップダウンの後八俵山に着く。 尾根に連なる道は整備され心地よいハイキングがつづく。 水仙の群生地、彼岸花の葉が並んで見える。 軽いアップダウンのあと、浅間山に到着。 |
浅間神社 <浅間山山頂>
浅間神社はあちこちに存在するが、江戸時代、富士山を神とした浅間信仰が広まったという。 富士登山は費用がかかり、女人禁制であったため、浅間社を富士山が見える高台や山頂に祀り、そこにお参りし願いをこめたという。 浅間社は此花佐久夜毘売命を主神とするそうだ。 ここ浅間山は浅間社を祀ったことから呼ばれるようになったそうだが、小さな石祠には供物も見えた。 西の方、もうひとつ山の上に赤白に塗られた鉄塔が見えた。 |
湘南平から大山を眺める!!
鉄塔は放送用のものらしい。 湘南平(179m)、山頂は名前の通り平。駐車場もあり車で登ることもできるようだ。 「高麗山公園レストハウス」にはエレベーターで上がれる展望台あった。 その展望台からの眺め、北は丹沢、大山。西は箱根、富士山などぐるりと見渡せる。 あいにくの曇天は100点満点とはいかなかった。 天候をを見計らってひとりで再訪も・・・と思わせる。 昼食後、南の下り道を一気に、大磯駅近くの藤村旧宅にも立ち寄った。 |
ウオーキング
| |
---|