オーキング
04. 11. 11
ウオーキング(in 渋谷・港区)

京王沿線ウオーキング「花と緑と歴史をめぐる」

日時:11月 6日(土)10時30分~
渋谷駅→善光寺→豊川稲荷→乃木大将旧居→麻布十番→善福寺→有栖川宮記念公園→猿楽塚→猿楽古代住居跡→神泉駅

豊川稲荷にて
先月末にも私鉄5社リレーウオークが企画されていたが、当日雨であった、そのうえ少々体調が優れなかったので参加しなかった。この日が今年最後のウオーキングである。
スタート駅が渋谷駅というのは人ごみに対してちょっと気後れするが、ともかく出かけてみた。
案の定、人が多く「ウオーキング矢印」が見つからない。ともかくリュックを背負っているそれらしい人の後に続く。明治通りを渡って左折、すぐ証券会社を右折する。人ごみから逃れホッとする。
貰ったウオーキング地図によれば「公開空地」と記されている。ある施設の建物の側を通行できるように公開しているらしい。
青山通りに出てしばらくは道なりに歩くことになる。表参道の交差点を渡る。歩いている若者の雰囲気がわれわれとは異なる。私たちの格好は帽子を被りリュックを背負って手に地図を持って、しかも大半が年長者だ。どう見ても表参道という雰囲気ではない。
薬研坂を下る
交差点を渡るとまもなく左手奥まったところに「善光寺」が見えた。信州善光寺の別院と標記されている。
この辺りからこの種のウオーキングのベテランと一緒に歩く。このベテラン氏はJR主催のウオーキングに参加して、西は山梨まで行ってきたとか。リュック、帽子に数多く参加したバッジを付けていた。

神宮外苑の銀杏並木はまだまだ緑が濃かった。
ベテラン氏との会話を続けながら進む、やけに警官が多いと思ったら左手に赤坂御用地。豊川稲荷にたどり着いた。ウオーキングマップには次ぎように記されている。
愛知県豊川閣の東京別院。豊川稲荷は稲穂を背負い、白狐に跨るお姿の豊川呮尼真天で今から700余年前順徳天皇第三皇子の禅師によって感見された。ここには江戸時代の名奉行、大岡越前守が生涯の守護神と信仰し、墓所もある。
境内の弁天池の中に蛙の置物がありこちらを見ている。池の中にあるのがリアルだ。お稲荷さんとはいえ一角に数多くのキツネの像があり、ちょっと異様な雰囲気である。

ウオーキングのコースはここをUターンして赤坂警察署の前を通り薬研坂を下り赤坂通りに出る。
乃木神社では七五三の参拝の姿も見られ、十一月をあらためて感じた。旧乃木邸は木造だが、明治22年に建てられた馬小屋はレンガ造り、馬を大事にしたということだそうだ。
麻布十番に入る
トンネル手前の階段を登り外苑東通りを六本木に向かう。左手のかなり広い区画は開発中、このエリアは元防衛庁があった場所だ。六本木交差点を渡り芋洗坂を500mくらい下ると麻布十番街だ。六本木の名所のひとつだそうで狭い道を挟んで老舗、新しい店が並んでいる。
右折してしばらく進むと右手に麻布山善福寺。しかし右を向いた目に入ってきた景色は過去と近未来が同居したなんとも異様なものであった。中門(現在のものは昭和55年に再建されたが、1274年から勅使門といわれているそうだ)の向うに高層の上部が突き出たマンションらしい建物が見える。
善福寺勅使門
このお寺は真言宗の開祖、空海の創建で規模は高野山にならったので新高野山と呼ばれたそうだ。 明治初年までアメリカ公使館が置かれハリスも居住した由。
仙台坂を上り有栖川宮記念公園を通りぬける。昨年もこのウオーキングでこの公園を訪れたことがある。公園を抜けると左手に南部坂、右手の木下坂を上るとノルウェー大使館のひときわ高い塔が見える。
外苑西通りをわたり、日赤医療センター、東四丁目の交差点を左折し恵比寿駅へと向かう。

旧山手通りの近くに猿楽町に猿楽塚という円墳がある。この円墳は6~7世紀末期だそうで、ふたつの円墳の間には初期の鎌倉街道があったそうだ。
また近くには弥生時代の住居あったと推定される場所もある。
南平台から玉川通りに出て神泉町の交差点を右折して目的地の神泉駅に向かう。

今日のコースは都心ではあるがアップダウンが多くやや疲れた。そうだ江戸は台地と谷の町だった。
お疲れさん。


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