ウオーキング
05. 2. 11
ウオーキング(in 羽根木公園)
京王沿線ウオーキング「花と緑と歴史をめぐる」
日時:2月 5日(土)10時30分~
東松原駅→羽根木公園→北沢川緑道→烏山川緑道→希望が丘公園→蘆花恒春園→六所神社→仙川駅
羽根木公園は梅まつり
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今年最初のオフィシャルウオーキングである。昨年は11月6日が最後だったから3ヶ月ぶりだ。冬の間は催されないのは、参加者の健康を考えてのことであろうか。といってもこの日も寒い北風が吹いた。
私も充分な防寒対策ー手袋は二重にーをして出かけた。
今回の見どころはスタートの東松原駅に近い羽根木公園の梅だろう。
この公園は広さが約9000平方mと広い、昭和31年に開園されたというから半世紀になる。園内には約65種、700本の梅があるという。白梅の中でも「白加賀」はその代表各だそうだ。2月中旬ごろから開花という、お目にかかれず残念でした。
公園ではこの日から「せたがや梅まつり」がはじまっていた。盆梅展、植木・園芸市、野点などがおこなわれるが、私はその方は疎い。そのうち興味を持つようになるのかしら。
写真のように多少、紅白の梅が見られる。咲きぐあいはまだまだといったところ。ウオーカーのご婦人は「もう少し咲いているかと思った」と言っていた。
水温むとはいかない <希望が丘公園>
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小田急梅が丘駅の北口を右折し北沢川緑道を歩く。緑道は高層住宅の間を通っていて日陰の部分では風にさらされ寒い。東急世田谷線の山下駅の脇を通り小田急線沿いに西に向かう。経堂駅前を過ぎ石仏公園を抜け烏山川緑道をしばらく歩くと右手に高い清掃工場の煙突が見えてきた。道の左側の希望が丘公園に立ち寄る。寒風が吹きさらす中で座って昼食という気になれない。
この公園の周りにはジョギング・ロードが設けられている。
ほかにトレーニングのツールがあり、足を乗せてストレッチ、腕立て伏せ用の握り棒、それぞれ高さに変化をもたせ初級、中級、上級者と説明されている。ここでジョグしながらストレッチなどをして健康づくりに役立たせようという区の目論見だろうか。
どこの自治体も住民の健康を気にしているようである。先日の新聞にはテレビの視聴時間と糖尿病の罹患率に相関があるという記事も出ていた。運動不足が問題ということらしい。
春の光も・・・<芦花公園>
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公園を出てみると区の施設で温水プールも直ぐ側にあった。清掃工場の温熱利用だろうか。
やがて足は環八に架かる横断歩道橋を渡って都立蘆花恒春園に入った。右手の花壇の大きな蝋梅が控えめな色を発していた。
黄色い花びらは鮮やかなはずだが、蝋梅のそれはおしとやかで品がいい。
何年前だろうかここ芦花公園も一度だけ家族で来たことがあった。
公園の中で南の方をみると潅木の葉に反射している日差しが柔らかくそこはもう春のようであった。風がなければ暖かい。記念館、墓所などを急ぎ足で眺める。徳富蘆花が移り住んだ明治40年の頃は何もない雑木林に囲まれた田園風景だったらしい。
徳富蘆花(健次郎)は明治元年、熊本県生まれ、31歳のとき「不如帰」を、この地でも多くの作品を残し昭和2年療養先の群馬県で没している。60歳だった。
私もその年を越えてしまってが元気に歩いている。有難いことです。
粕谷地蔵尊というお地蔵さんが交差点の真ん中にある。元禄時代に飢饉、難病から逃れるため石仏を立てたという。
ウオーキングの案内掲示は「水際の散歩道」となっている。水は見当たらないが、歩いている場所は暗渠される以前、用水があったらしい。住宅の間の狭い路地のようだが交差する道々には「XX橋」、「□□橋」と表示されている。
住民に緑道を提供するための策であろうか。
大国魂大神を祭る六所神社
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やがて仙川の辺に出た。
仙川は上流端が小金井市貫井北町三あたりにあるらしい。武蔵野市、三鷹市、調布市を細々と流れ、二子玉川あたりで野川と合流し多摩川に流れ込んでいる。
都会の小さな川は暗渠で覆われたり、ほとんど石板に囲まれたり、細いコンクリートによる導水路となったりしながらも逞しく生き続けているている。見習わなければと思う。
六所神社は由緒に創立年月は不明であるが、府中の六所宮(現大国魂神社)を勧請したことにはじまると記されている。
元社号を大国魂神社と称していたが、大国魂神社(府中)が「六所宮」と称していたことからこの神社も六所神社と改称したそうである。
やがて京王線の線路が見えてゴールの仙川駅も近い。
「仙川」という都会の川を知ることが出来た。お疲れ。