ウオーキング
05. 12. 1
ウオーク(高尾・陣馬山/紅葉狩り)
はじめに
紅葉は真っ盛り!
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日時:11月29日(火)10時30分~16時15分
コース:京王線・高尾山口駅→6号路コース→びわ滝→高尾山頂→紅葉台→一丁平→小仏城山→小仏峠→景信山→明王峠→陣馬山→和田峠→陣馬高原下(約18.6km=3.3+15.3)
3週間前、高尾山から相模湖まで歩いた。この次は陣馬山の方に行ってみようと思っていた。ただ陣馬から高尾へ行くか逆周りにするか。高尾→陣馬の場合、陣馬高原下からのバスが1時間に1つしかないので、最悪1時間の待ち時間が生じてしまう。しかし体調によっては途中、早いうちに相模湖、小仏へ下ることも出来る。
陣馬→高尾の場合、京王八王子からのバスに乗ってしまえば、時間の無駄は生じないが、逃げ道がないようだ。などと考えていた。
前日の天気予報では、29日まで暖かいという。当朝、目覚めるとまあまあの調子である。9時半に家を出て、これから歩く距離のことを考え最寄の高幡不動駅までモノレールに乗った。
改札を通ると9時54分の準特急があるという、しかし時計は9時57分、ホームに駆け上がる。
6号路コースで高尾山頂へ(3.3km、90分)
びわ滝
| 地蔵菩薩
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この時間帯の電車は学生が多い、めじろ台駅、高尾駅で下車してしまう。対面に座っていた若い女はピンクに銀色のベルトのついたバックから道具を出して下りるまで塗ったくっていた。
10時半少し前に、高尾山口駅に着いた。ケーブル駅までの道では胸にリボンを着けた高齢の団体さんがぞろぞろ、もう下山したのだろうか。
前回、稲荷山コースだったから、今回はそのすぐ右の6号路コースというのを登ることにした。このコースは3.3km、90分と記されている。山頂には12時ごろとなるだろう。
あたりの景色を見渡すと紅葉が今が盛りとRed&Goldばかりである。見ていると心も癒され、日頃のストレスも吹っ飛んでいく。
稲荷山コースは尾根を登るので、最初からきつい坂が続くが、こちらは沢コース。最初は楽チンであるが途中の急坂に息も荒くなる。
谷あいの日影はひんやりとしている。紅葉楽しみながらゆるやかな坂道を進む。右手の沢の向うに岩屋大師と記された石柱が、そばの岩屋に石仏が祀られている。さらに進むとびわ滝があり脇に不動堂が建っている、この辺りは修験の地だったのだろう。
少しづつ登り坂が急になってきた、できるだけ速度を落とさないようにがんばって登ると汗が滲んできた、着ていたコートを脱ぐ。
印象派の絵画を観ているとき、光の表現という言葉があったように思うが、陽射しに受けた紅葉が木々の合間から見えるさまは絶品だ。
上り坂の分かれ道からちょっとコースを外れたところに地蔵菩薩が数体並んでいた。
パンフレットの表紙を飾るものと並びが少々異なるが似ている。
道々に植物を解説した説明板が建っている。「きじょらん(鬼女蘭)」は常緑広葉林のなかに生える常緑のツルの植物、10数メートルの高さまでよじ登る。10~11月につく袋果は8~9月頃咲いた花が実って、種をつつむ15cmくらいの袋状の実になったもの。種は風によく飛ぶように、長い毛が生えていて、鬼女の髪の毛を思わせる。この鬼女蘭を食草とする南方系のちょう、アサギマダラの幼虫がいるそうだ。
道は平坦で曲がりくねり幾度か表参道への分かれ道に出会い、上の方から薬王院の参拝者らしい笑い声が聞こえてくる。
高尾山頂から富士山を
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数人のグループが歩いている。「失礼します」追い抜きざま、「足が速いね」と言われ、あまり実年齢に近いと冗談らしくないだろうと「30代ですから」と応える。
すかさず、男性の一人が「30年前は!」と返された。
最後の急坂を登り高尾山頂に着く、11時45分、万歩計は約6900歩。
山頂の紅葉も見事に鮮やか、しかし盛りを過ぎたものもある。山頂のまわりには景色を眺めている中高年でにぎわっている。今日は富士山もよく見える、午後は逆光になるので午前中がいいようだ。この時、目的地を陣馬山にしょうと決め、この前入ったお店で腹ごしらえをする。
小仏城山(60分)・小仏峠(20分)へ
パンフレットによると高尾山頂から陣馬高原下まで5時間5分と書かれている。
また一丁平まで40分、小仏城山までさらに20分、小仏峠までプラス20分だそうだ。
5時間なら17時15分のバスに間に合いそうだと休憩もそこそこに12時15分ごろにスタート。
小仏峠
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小仏城山までは3週間前に歩いている、一度歩いたところはなんとなく安心するものである。紅葉も一段と美しい、ちょっとキレイなシーンを見るとデジカメに撮ろうとするが、結果はイメージと異なりがっかりする。それでも景色に見とれながら歩を進める。
紅葉台は山頂から近いせいか、おおぜいの人が見られた。一丁平、小仏城山までは数人の人達とすれ違う。城山まではまき道を通ってみる。なんとなくこちらの方が急坂が少ないような気がするが、到達点は同じであるから結局同じなんだろう。道幅は狭くなり最後の登りはきつかった。
しかし20分以上早く、12時50分ごろ小仏城山に到着。万歩計10400歩。
小仏城山の茶屋は平日でも営業しているらしい。数人のウオーカーが休息を取っている、私も甘酒を飲んでエネルギーを補給する。
茶屋の脇を登って小仏峠へ向う。ここからは
初めての道である、しばらくうっそうとした木立の中を進む。幾度かのアップダウンを繰り返す。
左手の方からマウンテンバイクを押してくる青年(いや、オッサンのようだ)がいる。だいぶ顔が紅潮しつらそうである、どこまで行くか訪ねると「決まってはいないが、陣馬まで行くつもり」という。
気をつけてと言って先に出かける。
しばらく進むと休日のみ営業らしい小屋が目に入る。小屋の中を通り抜けると小仏峠であった。
13時13分、万歩計11890歩。
小仏の方を見渡すと山全体が黄色や赤みを帯びている。ベンチにご婦人がふたり座ってしゃべっている。
私はこのあと、道を間違える失敗をする。
景信山(35分)・陣馬山(130分)へ
景信山から八王子市を眺む
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パンフレットにはここから景信山へ35分、明王峠へさらに80分、陣馬山へ50分と記されている。
ここに建っている案内板には、この峠を右に行けば小仏、左を行けば景信山・陣馬山と書かれている。
しかし私の目には、道は三つに分かれているように見えた。右の方は平らな道で、真ん中は急な上り坂、左は平らな道である。
私は真ん中の道を「祠などへの道であろう」と思い、左の道を選んだ。しばらく進むと、簡易トイレが倒れている、さらに進むと道幅が狭くなる。そのうち人がすれ違うことも出来ないくらいの獣道になった。それでもしばらく進むともう道らしい道は無くなっていた。木々の葉っぱにつかまらないと歩けないくらいである。様子が変だが景信山に行くにはこんな道なのかと思いつつ進む。分岐点に来た、左に進むと下り坂となり、引き返す。分岐点に戻り左手(最初から見ると右手)に曲がってみる。しばらく進むが状況は変わらず。
ヤバイ、引き返そう。
分岐点まで戻り左に曲がり小仏峠の位置に戻った。
通れないところにはちょっとした工夫をしてほしいものである。高尾山などは人が多く集まるからだろう工夫がされているが、ここまで手が回らないのだろうか。
20分近くロスっただろうか。しかしこれからの道は急坂が続く、先ほどのマウンテンバイクのオッサン、これを登ったのだろうか。”人の心配なんかより自分の心配をしろよ”遅れを取り戻そうと懸命に坂を登る。
汗をかきながら景信山へ最後の坂を登りたどり着く13時46分、万歩計13740歩。
無駄足をしたが遅れは挽回したようだ、よしとしよう。
明王峠へ2.3k、陣馬山へ4.2k
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このあたりの道では人と出会うことが少ない。それでも一人、鈴を鳴らしながら歩いてくる。
鈴を鳴らすのは熊除け?だったかな、今度買ってみようかなどと思う。
明王峠へ2.3km、陣馬山へ4.2kmの標識が見えてきた。平地なら25分、45分くらいで歩けそうだが、山道では30分以上、1時間くらい要するだろうと考える。
ついでながら、この写真は三脚無し、カメラマン無しで撮影する。案内板の上など平なところにデジカメを置く。もちろんフィルムカメラでも出来るが、失敗の恐れがあるのでなかなかできない、デジカメならでは撮れるものと思う。
明王峠には14時46分に着いた。万歩計18530歩。
ここは神奈川県藤野町、標高738.9mだそうである。茶店があるが誰もいない。少し下の方を通って男性がひとり陣馬山の方角に歩いていった。
私はここでひと休み、水分とエネルギーを補給しこれからの行程に備える。
まき道などを通り、変化を求めながら陣馬山の山頂が見えるところまで来た。山頂の周りには木々もなく青空が見える。
陣馬山頂に着いた!
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15時20分陣馬山頂へ、万歩計21280歩。
標高857m、360度見渡せる。向うに男性がひとりベンチに座っている。富士山も逆光だがよく見える。この男性は「夕日を見て下ると暗くなるだろうな」と言っていた。
陣馬山の名は戦国時代に北条氏と武田氏が対陣したしたことから陣張山と言われたのが陣馬(場)山
と呼ばれるようになったそうだ。
和田峠から陣場高原下(60分)へ
しばらく景色を眺めていたが、バス停まで小一時間を要する最後の行程を忘れるわけにはいかない。
和田峠の標識を目印に下りはじめる。谷合に来るとひんやりとする、コートを着る。坂の勾配があり下りは速い。
途中バス停に向かう道もあったが、和田峠まで行ってみることにする。
和田峠には15時50分頃着いた。数台の車やバイクが往来した。峠には駐車場があり、車で来れば陣馬山も短時間で登れそうである。
”たしか、バスは16時15分頃だった”と思い出した。20数分しかない、急いで歩いても30分を要すれば間に合わない。
気合を入れて走り始める、バス停までどの位あるかわからないが、”箱根駅伝の山下りみたい!”なんて思いながらスタスタ。
谷側を覗くとかなり下の方に道が見える、それほど勾配が急である。
幸い、足の方はなんともない。途中で二組のウオーカーを抜いていく。グループのオッサンが「走っても仕方ない・・・」というような意味のことを言っているが、振り返る余裕はない。
”民家が見えてきた”ということは勾配も緩やかになり、バス停も近いに違いない。
16時15分ごろバス停に着いた。バスに乗るとまもなく出発した汗びっしょりだ。パンフレットより1時間速かった。
本日の歩行数、28800歩。フー。
「日々是好日」
記録
私の歩行実績時間には休憩時間を含む
区間 |
パンフに記されている 所要時間 |
歩行 実績時間 |
歩数(概略) |
備考 |
高尾山口→高尾山頂 |
90分 |
75分 |
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山頂で昼食と休憩、30分 |
高尾山頂→小仏城山 |
60分 |
35分 |
3500歩 |
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小仏城山→小仏峠 |
20分 |
23分 |
1490歩 |
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小仏峠→景信山 |
35分 |
33分 |
1850歩 |
道を間違えたロス時間含む |
景信山→明王峠 |
80分 |
60分 |
4790歩 |
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明王峠→陣馬山 |
50分 |
34分 |
2750歩 |
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陣馬山→陣馬高原下 |
60分 |
55分 |
5890歩 |
ジョギング25分を含む |
計 |
395分 (6時間35分) |
315分 (5時間15分) |
- |
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