オーキング
06. 4. 11
観桜記(宝野/奈良原公園)

老稚園の遠足(2)
宝野公園
3月15日に行われた町内会有志による寒梅(老稚園の遠足・・・)に続いて、4月4日、花見が行われた。花見といえばサクラがほとんどらしい。今回は二人増え六人で、場所は多摩市の宝野/奈良原公園。
じつは3月終わりごろ花見にいこうと誘われ、場所はサンピア多摩の向こうの方と伺った。
たぶん、宝野/奈良原公園であろうと想像し、1日の土曜日にひとりで下見に行った。どのくらいサクラがあるか、そして開花の程度を見ておきたいと思った。その公園はウオーキングでたびたび通っている、春の花見のシーズンも通っているが、人様の花見姿は記憶に残っていない。サクラの花が何本くらいあるのか情報を持っていなかった。
下見をしたのは土曜日で天気もよくサクラは満開である。花見客も大勢いた。これなら4日のわが花見も盛大に行えると納得した。宝野公園と奈良原公園は幹線道路をまたいで別の地区に位置しているが公園はひとつに見える。
公園をとおりさらに西方にある鶴牧西公園のそばにある民家のシダレ桜をみて帰った。

宝野/奈良原公園へ
カンパイ!
「こんどは途中でお弁当を買っていこう」、これは私に対する思いやりだと思った。コースの途中少し寄り道をすればスーパーストアはあるがコンビニはない。
当日の集合時間まえ、家から少し離れたところのコンビニへ弁当を買いに行ってきた。
飲み物と弁当、デジカメの三脚をリュックにいれる、結構ズッシリとくる。10時にIさん宅の前に集合、「今日は天気がよくて絶好の花見日和だよ」。幼稚園児のようにはしゃいでいる。
多摩センター駅まで幹線道路を歩けば、私の足で25分。少々遠回りをして遠足気分を盛り上げる。
皆さん駅近くのスーパーストアでお弁当を買う。コンビニで弁当買ってきたことを告げると「途中で買っていくって言ってたでしょう」と言われた。素直に聞くものである。
「パルテノンの階段を登る?それとも右の坂道を行く?」若干遠回りだが、階段がキツイと思う人がいるかもしれないと思い尋ねる。
「ゆっくり登ろう」
中央公園の池をまわってサンピア多摩という厚生年金の施設の前を通る。 「へえ、こんなところがあるのか」みなさん、ここをあまり通らないらしい。
まもなくサッカー場が左に、正面には淡いピンク色の帯が見えてきた。11時半くらいだ。

宝野/奈良原公園は幅広い道のようで長さは500mを越えるようである。両側に歩道があり中央には草が植わっている。サクラは歩道の脇に並んで植えられている。歩道の向うには住宅が並んでいる。 お花見は何年ぶりだろう。サクラの木の下にすわり宴がはじまる。
川井家のシダレザクラ
まわりにも、家族連れ、グループの花見客が点々と座っている。
「あの家の人は、いつもお花見できていいね」
「毎日、花見する人でうるさいかも」
・・・・・・
しばらくお喋りがつづく。

シダレザクラを
新聞の地方版にも川井家のシダレザクラが紹介されていた。そちらの方にまわっれ帰ろうとなった。そのシダレザクラは鶴牧西公園のそばにあり民家の庭にそびえたっている。新聞に載ったせいかもしれないが、訪れる人が多いようだ。
公園には昔の民家を移築し貸しホールとして使えるようになっている建物がある。冬の寒いとき立ち寄って管理人さんとしゃべったことがあった。
公園内には崖があり、そこの竹林は手入れが行き届き整然と並んでいる。その竹林のそばの歩道を登り台地の上にでた。
鶴牧東公園の古墳のような小高い丘に駆け上る。つい先ほどまで花見をしたピンク色の帯が見える。

少し先に多摩センターの町並みが、私たちの住まいはさらにその先の小高い峠のさきだ。
この多摩ニュータウンには多くの縄文などの遺跡があるという。縄文人もきっと花見をしただろう。


ウオーキング