ウオーキング
06. 11. 21
ウオーキング(草戸山)
<東年協/健歩クラブ・イベント>
はじめに
梅ノ木橋近くの参道
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日時:11月 16日(日)10時40分~14時30分
コース:高尾山口駅→梅ノ木橋→草戸峠→草戸山→城山湖→大戸(バス停)(約6km)
会社のOBのMQさんから掲題のウオーキングの催しにお誘いを受けた。
-MQさんにはお会したこともなく、OBネットの投稿欄で見かけるお名前だった。そのネットには私もHPを登録していたので、私のウオーキングのページをご覧になったらしい。
集合場所は新宿駅9時10分。えっ~、と思っていると現地集合も可とのこと。
MQさんも高尾山口に10時前に見えるという。新宿に集まった人たちは高尾山口に10時7分に到着するらしい。
私は初めてなので少々早め、9時半に駅に着いた、山へ登る人はかなりいるようだが、参加するグループらしい旗を持った人は見当たらない。
そのうちMQさんらしい人を見かけ声をかける。
なかなか集合の合図がない、しばらく山の紅葉の程度などを見回していると、駐車場に大型の観光バスが到着し、乗客がぞろぞろとケーブル駅のほうに向っていく。こういう高尾登山という手もある、と納得。
10時20分ごろ一同30人が集合し、私も紹介される。皆さんかなりシニアが多い。
あとで聞いたが平均年齢75歳、この日の最高齢は88歳。スゴイ、元気だ。
私がいつも参加するウオーキングは、その都度顔ぶれが変わるが、このような会員制は参加フリーであっても顔なじみがいる。
梅ノ木平から草戸山へ
うかい□□料亭の近く
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スタートしたのは10時40分ごろだった、先頭と末尾に青い旗を持ったリーダーが歩いている。この間に入って歩くようにと心得を聞かされた。
甲州街道の歩道を西のほうへしばらく歩く。建設中の圏央道の橋脚が何本か立っているのが見える。高尾山の方の山合いはところどころ赤みを帯びている。”見頃はまだだろうか”町内での高尾登山をいつにすべきかも気にかかるところである。
人ひとりが歩けるくらいの狭い歩道だから列が長くなるのだが、人と人の間もだいぶ隙間が開いてきた。後ろの方から「速すぎるぞ~」と声が聞こえる。列がだいぶバラけて来た。
梅ノ木橋の手前から小さな川(あとで地図をみると榎窪川とあった)に沿った小道に入って行く。
「峯ノ薬師 北参道」と刻まれた石標が立っている。峯ノ薬師には行ったことはないが、確か津久井湖の近くだったと思う。
このあたりを梅ノ木平という、しばらくすると舗装された道に出て、分岐を左折し料亭の前を通り過ぎる。紅く染まった紅葉が青い空に映えて美しい。
木々の向こうに白い2階建ての建物が見えてきた。
後ろのほうから「ここの老人ホームはいいね、ここにしよう」、
「予約しよう」などという声が聞こえる。
現実味のあるジョークはきつい、ご本人は縁がないのかも。
草戸山・山頂
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車が通れる舗装された道路はその建物・福寿園の中に向かっている。一台のタクシーが入っていった。
歩いている林道は少し狭くなったが二人くらい並んで歩ける、杉か檜の木立から陽が注いでくる。
しばらくすると石仏、石塔が3体並んだところで道が別れている。林道に別れ山道に入り始めた。林道を進めば
峯ノ薬師に行くのだろうか。
草戸山というのは町田市で最高峰、標高365m、それで一年山とも呼ばれているそうだ。
案内にはアップダウンが少ないと記されているようだが、このあたりは高齢者にはちょっときついかもしれない。
皆さん折りたたみの杖を持っていらっしゃる。私も10年すれば杖を持つのだろうか、しかし杖を持ってもこういうウオーキングに参加できることは素晴らしいことだと思う。
中には杖を持っていない高齢者もいてそこらの枝を拾っている。長すぎる枝を持った女性がいた、私はそれを杉の幹にぶつけた、するとその先の方が飛んで行きちょうど良い長さになった。
11時45分尾根にたどり着いた、そこに標識が立っている、左は高尾山口駅、右には本沢ダム/峯の薬師。今登ってきた方角に梅の木平と記されている。尾根道の交差点のようだ。
城山湖
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本沢ダムと記された方に10分弱歩き草戸峠に着いた。北の方角に高尾山が見える。
草戸山の山頂はここから10分少々歩いた所にあった。
ここで昼食の予定だったがトイレがないということで城山湖まで下りることになった。12時をまわっており、少しブーイングも聞こえてくる。
城山湖
山頂から2、3回のアップダウンを経て、松見平という休息所で一休みをする。
このころになると、遅れが目立つ人も出てくる、一休みしながら遅れた人を待っている。しばらくして遅れ組みが到着すると
「出発!」となる。遅れ組みは休む間もなく出発しなければならない。トップのリーダーは昼食時間やその後のバスの出発時刻が気がかりのようだ。
木々の間から城山湖が見える。カメラを向けてみるが、撮れた写真は、木々のほうが目立つ。
人間の目は湖の方に焦点をあわせ、木々はどちらかといえば無視している。わがカメラでは木々も湖も平等に取り込んでいるからであろう。
湖の近くへ下って行く。この城山湖には15、6年前になるだろうか、車で数回来たことがあった。
ウオーキングは湖の南側の発電施設そばを通り、広場で昼食の時間となった。
広場のベンチ、MQさんの横に座って昼食をとる。むこうに見えるケヤキだろうか、葉っぱが黄色くなっている。
昼食後、湖水を眺められる場所に移動、この城山湖は津久井湖から揚水して貯水し、およそ150mの落差を利用して発電しているという。
本沢ダムという堰で造られた人造湖である、この湖には流れ込む川がなく津久井湖との間で水が行ったり来たりしているらしい。このため一日に水位の差が28mもあるそうだ。ついでに津久井湖も城山ダムによって堰き止められた湖である。
今日は天気がよく、遠くがよく見渡せる。たぶん高尾駅あたり、法政大学、家政大学なども見える。
金比羅神社の門前から急な参道を下り、さらに一般道に出てゴールのバス停を目指す。
ゴールは大戸(バス停)
ゴール大戸バス停
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一般道といっても、車が通れるという意味でかなり傾斜がある。
隣を歩いている人と話しながら下ったから意識が話の方にあったが、ひとりで下ると坂の傾斜が気になるだろう。
下りだからよいものの上りならかなりしんどいはずだ。
その方は入会して2年少々、最初は参加しなかったそうだ。
山歩きと街中歩きは1対4くらいの比率だとか、山歩きは30人前後、街中歩きには50人も参加があるらしい。
道路いっぱいに広がって歩いているので、街中歩きのウオーキング・マナー気がかりなので尋ねてみる。
その方はいくら注意しても高齢の方はすぐ忘れると言っていた。
リーダーの役割りが大変だろうと思う。私も機会があれば街中歩きに参加してみよう。
話が弾むと時間が経つのが早い、いつの間にかバス停に着いた。そこはバスの折り返し場になっていた。出発まで20分くらいあった。
バスはJR相原駅の近くを通り、橋本駅の北口へ運行している、280円なり。
驚いたことに途中、法政大学のキャンパスに寄り道した。ビルの下はバスターミナルになっており各駅へのバスが並んでおりターミナル駅のようであった。
さて・・・
平均年齢75歳という集まりには、少々抵抗もあった。しかし皆さんの元気な姿を見ていると
教えられるものが多々ありそう。
なんといっても、私は若い部類に入るだろうし・・・。