ウオーキング
07. 2. 19
ウオーキング(丹沢山麓)
<東年協/健歩クラブ・イベント>
行程
日時:2月 15日(木)10時30分~15時
コース:小田急線・渋沢駅→桜土手古墳公園→水無川歩道→戸沢入り口→白泉寺→秦野戸川公園→大倉入り口・バス停・・・・・→渋沢駅(約8km)
はじめに
やはり冨士が近くに・・・
|
秦野市には私の叔母夫婦が秦野駅のズーッと東に住んでいる。訪ねるときはいつも車を使っている、そのうちに行かなくてはそう思いながら8時30分ごろ、多摩センター駅を出発。
新百合丘駅で急行箱根湯本行きに乗車。この時間帯には10分間隔で走っている。急行といっても本厚木から先は各駅に停車する。渋沢駅には約45分間の乗車で到着した。
今日の参加人数は、38名。先週の64名に比べ、だいぶ少ない。
私は少ない理由は渋沢がかなり遠いからだと思っていたが、そればかりではなく、案内に記されていることが原因らしいとあとから知った。
そこには(初級)、標高差130mと記されている。この初級というのは”行程に山が含まれ、そのアップダウンが130m・・・”。高齢の方にとっては標高差が問題なのである。
そういえば、いつも参加されている御年88歳超のUさん、84歳のFさんの顔が見えない。
ウーム。
桜土手古墳公園
復元古墳
<古墳公園>
|
渋沢駅に降り立ってぺデストリアンデッキらしきところを歩き振り返ると、冨士の姿がいつも見ている大きさの倍くらいに見えた。我が家の近くでもよく見えるが、ここ渋沢あたりは富士山との距離が半分くらいのようだ。
地方の駅を降り立つと感じることがある、それは空が広いことだ。5,6階建ての中層以上の建物がないから見上げなくても空が見える。いつまでもこうあってほしいが・・・。
40年位前に会社の同僚と水無川の上流をハイクしたような記憶がある。そのとき渋沢駅に降りたかどうか記憶がない。
駅前から北の方角に広い道路が真っ直ぐ伸びている、歩道も広く造られている。R246を渡りおよそ800m位のところの交差点の信号に「テクノパーク入口」と表示されている。名前から工業団地の進化したものだろうと想像する。
企業の大きな建物が道路の両側に並んで見える。
さらに北へ進むと左側に緑に囲まれた公園らしい一画がある。桜土手古墳公園という。
資料によれば、古墳時代後期の古墳35基が水無川南方、主に公園を含め東の方に点在している。公園内には復元古墳のほか6基があった。6基は盛り土状になってケヤキが」植えられ、一見すると古墳を感じさせる。復元古墳は石を積み上げ建設された当時のようなイメージであり、石室も復元されている。
復元古墳以外は、保存古墳、記録保存古墳として管理されている。
いずれの古墳も7世紀に造られたそうだが、古墳に埋葬された人物は有力農民の家族墓といわれているそうだ。しかしかなり高位の者でなければこのように大きなお墓を持つことは出来なかったように想像するが・・・。
水無川の遊歩道を・・・山麓へ
丹沢山系が間近な畑を・・・
|
公園の北側からでて堀戸大橋を渡り、水無川の北岸の遊歩道を上っていく。今日は西からの風が強い、時おり見える冨士の上のほうは風で雪が舞っているように見受けられる。
その風の強さにあおられ、オバサンの帽子が飛ばされ遊歩道の上の段の車道に飛ばされた。
”さて、私が一番若いようだ”と思いながら、積み重なった石垣を登って帽子を取りに。
右手に丹沢山系の山々が見える。角をまがると祠に保護された石塔があった、覗いてみると双体道祖神だった。
住宅の間を通り抜けいつしか畑の向うに裾野が見えるようになった。
このあたりも標高はだいぶ高く高原のようなイメージである。やがて右折し畑の畦道にはいる、といってもアスファルト舗装が施され、畑仕事に来た人の車が止っている。畑の中には白菜やダイコンなどの取り残された株があちらこちらに残されている。販売するより廃棄した方が補助金が得られるとTVで紹介されていたが作られた野菜はどんな気持ちだろう。
仕事中の夫婦が団体のおじさんおばさんが歩いているのに気づき腰を伸ばし話しかけてくる。我がオバサン達が
応えていた。
ふたたび左に折れてヒノキや杉の並木道を抜け、広い通りの先は少し上り坂だ。
庚申塔が立っている分かれ道で、私たちは左の道を進む。この先に白泉寺という寺がある。
分かれ道で休息をとる。左手の高台に保育園があり、園児たちが園庭でお昼ごはんらしい。低いテーブルを囲み正座している。
白泉寺 は桜の名所!
|
我がオバサンたち「お行儀がいいこと」
園児らがこちらに気づき、手を振って応えていた。
我が方の昼食場所は白泉寺の先の戸川公園が予定されている、まだ30分はかかるらしい。
白泉寺から、戸川公園・・・
石段を上がって境内に着く。今日初めて参加した人もいるようだ、少しバテ気味らしい。
境内には数本のシダレ桜が時季を待っている、片隅には石塔や六地蔵があり、スイセン、石垣の上には淡紅色の馬酔木も見える。
「ここで、お昼じゃなかったの?、手を洗っちゃったヨ」緩やかな上り坂が続いたせいであろう。
本堂の前には対の石灯籠が、その前に対の狛犬らしきものもある。お寺にも狛犬があるのかな。この狛犬は両方とも阿形だ、神社の狛犬は阿吽なのだが。
このウオーキングの時ではないが、町内のKさんと歩いているときに言っていたことを思い出す。
日本はいろんな神様や仏様も何でも受け入れてきた。それはよいことでした。
寛容だったのであろうか昔の日本人は。
県立秦野戸川公園は雄大な眺め・・・
|
お寺のわき道を抜け少し上り坂が続いたあと、曲がりくねった道を歩く。片側はゴルフ場らしき網が施されている。
やがて木々の間の下り坂を進むと、壮大な眺めが見えてきた。今いるところは山の斜面らしく目の前の谷、水無川を跨いで吊り橋が向こう岸に続いている。こちらの斜面も含めあたり一帯が県立公園らしい。
すぐ左から鳥の鳴き声が聞こえる、観察池があり覗き穴が作られた塀が立っている。
坂を下って「風の吊り橋」という名の人道橋をわたるとビジターセンターなどの建物と植木の囲い込みのまわりに沿った長いベンチがある。少し離れたところの「大倉」バスターミナルは塔ノ岳、丹沢山への登山口になっているようだ。
それぞれ円形のベンチなどに座って昼食をとる。私は小さな花壇や吊り橋のワイヤーなどを見てビジターセンターに入ってみた。
自然に触れることの出来ない子供には格好の学習場なのであろう。
戸川公園から川を下る
水無川に沿って下りはじめる・・・
|
13時30分、1時間の休憩が終わって4人づつ横に並び点呼。
吊り橋の脇の下り坂を下る、紅梅、白梅などもボチボチ開きはじめている。
子ども広場、多目的広場、野球場を左に見ながら、振り返ってみると白い吊り橋の塔が青空や山に映えて自然の中に溶け込んでいる。
川べりに遊歩道があると聞いて公園内の駐車場に入る、それらしいものは見当たらない。ふたたび一般道へ戻る。
駐車場入り口には平日は無料と書かれていた。
一般道の歩道をおよそ2km歩いて、バス停、大倉入口に着いた。まもなく渋沢駅行きのバスに乗車。
反省会に初参加
解散後、私を含め8人が駅の南口の食堂に入る、毎回有志による反省会が催されているようだ。
私は毎回、帰宅後はユッタリとした気分になっているが、大勢で話をしながらの雰囲気は格別であり参加させてもらった。
もうひとつ理由があって、直接電車に乗って過ごす1時間は少々長すぎるように思えたからでもある。
(クリックすると拡大します。)
阿無法比。 (I’m happy)