タミヤが1/35MMシリーズにJS3スターリンを加えるまでは、1/36スケールという大きさでJS−3スターリンを製品化していたのは、日本ホビーKKだけです。独特の低い姿勢と亀の甲羅状の丸い砲塔と122mmという主砲を備えた、JS−2よりも、より現代のロシアのT72,T80に近づいたスタイルを持っています。私が、多くの人の好むドイツ戦車より、ソ連のJS−3を好むのは、幼い頃、はじめて作ったプラモデル戦車がJS−3スターリンだったからです。このボックスアートはお馴染みの、あうとばぁんさんに提供していただきました。作者は小松崎茂画伯であることが、ロゴマークの下に隠れたサインから読みとれます。よく見ると、いくつかおかしな所があります。戦車長のハッチの開く向きが違います。牽引ロープは前面には付いていません。補助キャタピラの位置も間違っています。機関銃の取り付け位置も間違っています。まあ、当時のほとんど資料のない時代に描かれたものですから、仕方がないことではあります。