日本戦車シリーズの97式戦車

シリーズNO.2は旧陸軍の主力戦車として、2000台以上も製造配備された97式戦車です。当時のプラモデルの戦車で日本戦車と言えば大体61式が一般的で、旧陸軍の戦車はあまり人気がありませんでした。ただ、日本ホビーはパノラマボックスシリーズのころから、日本戦車をメインに置いていましたから、当然この戦車もレパートリーに加えられたわけです。日本ホビーの戦車模型は、車体上部はそれぞれの戦車に忠実でしたが、車体下部は共通の部品で済ませていました。したがって、本来ならスプロケットホイールが前部、転輪は2個がシーソー式のボギーに取り付けられているべきなのに、61式と全く同じ構造になっています。車輪の部品もキャタピラも共通です。ボックスアートと模型を比較して何か違うな−と感じるのは、まずはこれが一因でした。このキットもボックスの底に戦車内部の解剖図が印刷されていました。

 

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