日本戦車の歴史と九七式「チハ」戦車の話

大正14年フランスのルノー戦車約10台を輸入し戦車第一連隊が久留米に創設され、この輸入戦車を手本として国産戦車の研究が始められました。昭和2年2月大阪の砲兵工廠で最初の国産第1号が出来、同4年4月第2号が完成しました。此の2号車を更に改良したのが、八九式軽戦車です。一方、もっと戦闘力のある戦車が望まれ、陸軍技術本部が研究して居りましたが、昭和12年九七式「チハ」車が誕生(チハとは略称です)此の戦車が日支事変、太平洋戦争を通じて2000台以上もつくられ、我が陸軍の主力戦車となりました。この戦車ははじめ57ミリの戦車砲を装備して居りましたが、昭和17年に至り口径47ミリと小さいが貫徹力の大きい砲にかえられ、砲塔も改良されました。これが、 九七式改 です。この代表的戦車がこれまで模型になかったのですが、今度初めて 日本ホビー から発売されたのです。

以上は、九七式の組立説明図に書かれている解説文です。最後のくだりが、この画像の提供者 でろり笠松氏がご自身のホームページでコメントしている「誇らしげに書かれている解説文です」マンモス戦車シリーズの九七式チハ車の箱絵もそうですが、この画像も漫画チックな作風です。それに、こうしてよくよく眺めてみると、紙芝居の表紙みたいな、そんなこれから物語が始まりそうな雰囲気の絵です。ロゴは旧ロゴで、ブルーのリボンにPLASTIC SCALE MODELの文字が入っていません。