画像無断転載使用の禁止 平野克己氏所蔵/諌山研一氏撮影

近代化改修を受ける以前の初期の61式中戦車ですから、砲塔側面に日の丸をつけ、車体前面には桜のマークが描かれています。これぞ、まさしく61式中戦車です。私が子供の頃、マンモス戦車シリーズではじめて買ったのはこの61式戦車です。しかし、当時の未熟な技能では手に負えず、完成には至りませんでした。良くは覚えていませんが失敗したところは、サスペンション用のストッパー部品が折れてしまい、バネの強い力が加わる部分なので、接着しても元に戻せず断念したことが最も大きな原因だったという記憶です。マンモス戦車シリーズではこの61式だけが、リモコン、砲塔旋回装置付きでした。その他は別売で確か300円でした。したがって、61式は1500円でしたが、その他は1200円でした。もちろん、当時の定価です。私が買ったものが、このボックスアートだったのかどうか、思い出すことはできませんが、箱の縦横比がこれだけ横長のようです。画面に見えている3台の61式はすべて大砲を発射し、キューポラ上の機関銃をすべて発射し、F86セーバーらしきジェット機が飛んでいる。バックには富士山が見えている。大砲の先にはゴジラがいる。そんな気がしてきました。

(画像入手にご尽力くださいました松井康真氏にお礼申し上げます。)