インターネットショッピング (1998/7/17)
興味を引かれた絶版品コーナー
先日、青島文化教材のホームページを訪問しましたら、絶版品を当時の定価にて販売するコーナーを見つけました。何があるのかと見ていくと、鉄道模型のプラモデル(1/150)というのが目に留まりました。青島で過去にNゲージのプラモデルを販売していたとは知りませんでした。また、いつ頃の製品なのかも書いてありません。しかし、とても興味を引かれ、じっくりと見てみました。ここに紹介されているのは、NゲージのブルートレインとL特急、それにHOゲージのオリエント急行です。HOゲージのオリエント急行のプラモデルは、私が、プラモデルの世界に復帰し、各地の模型屋を回っていた頃、確か横浜の模型屋で売れ残っているのを見かけた記憶があります。その時は、箱の様子から青島の製品とは思いませんでした。(輸入品かと思いました)このページは、絶版品の博物館を兼ねており、希望者には販売するという趣向なのです。非常におもしろい企画だと思いますが、青島の倉庫にどの程度の種類の絶版品があるのかによって、今後の展開が変わってくると思います。
早速注文
ブルートレインは、電気機関車と客車がセットになった製品で定価2800円です。これに、消費税と送料がプラスされます。私は早速注文してみました。これが、とても便利です。買うというボタンを押して、必要事項を記入して、送信します。しばらくすると、レシートがオンラインで送られてきます。製品は宅配便で送られてきます。驚いたのは、翌日配達だった点です。代金は製品と共に届く振込用紙で振り込めばよいので、クレジットカードの番号を連絡する必要もなく、後払いなので、クーリングオフ(気に入らなかったら数日中に返品できる)もスムーズです。非常にリーズナブルな買い物です。もし、これからもっと掘り出し物が出てきたら、ぜひまた購入したくなりました。インターネットショッピングというと、けっこうトラブルが発生しているようですが、ほとんどが、支払いが先で後から品物が届くという場合に発生しているのではないかと思います。青島のこの方法は買う側に有利な仕組みだと思います。
絶版品以外の購入メリット
ところで、この青島のインターネットショッピングは、絶版品だけではなく、現在の製品も扱っています。しかも、青島の製品ばかりではなく、タミヤ、長谷川、アリイといった、ライバル会社の製品まで扱っています。これについては、私は、あまりメリットを感じません。というのも、一般の店で買えば、場合によっては割引価格で買えるかもしれないものを、定価で購入することになり、送料もかかります。余程手に入りにくいものでない限りメリットはないと考えます。メーカーとしては、絶版品ばかりではなく、現在の製品を買ってもらいたいのではないかと思いますが、こちらについては、メーカー直販による何らかの特典をつけないと、魅力がありません。ただ、これをやると、現在の流通制度を崩すことにもなりかねないので、むずかしいのかもしれません。結論としては、購入者の近所に模型店がなく、インターネットで商品内容を知り、購入する場合を除き、私としてはあまり利用する機会はないのではないかと思います。
改善すべき商品紹介
次に、商品紹介について注文を付けてみたいと思います。インターネットショッピングでは購入すべき商品の内容はすべて画像および説明文でしか、知ることができません。これが、例えば今回購入したブルートレインにしても、あまり実体を知ることができませんでした。何が問題かと言えば、次の通りです。
写真が不鮮明(鮮明にするとファイルサイズが大きくなりがちですが、それにしても今のままでは、ほとんど様子が見えません。撮影するときビニールの袋にいれたままでは、光が反射しています。改善の余地が随分あると思います。)
説明が不十分(画像がわかりにくい分、商品内容についての説明を詳しくして欲しいと思います。ところが、シリーズものの場合、説明がすべて同じであり、製品内容がほとんど説明されていません。例えばブルートレインのセットならば、モーター付きの電気機関車と客車4両およびレールXX本のセット。単3電池2本で走行できます。車両は一部塗装済み。超小型モーター付きXXXX年頃の製品。などといった説明が必要だと思います。)
絶版品コーナーについては、博物館的な役目も果たしているようなので、売り切れ後も掲載していてもけっこうですが、説明は詳しくして欲しいものです。
がんばって継続して欲しい
模型メーカーのホームページがいろいろある中で、青島だけが、ショッピングの試みをしています。今後、どのような展開になるのか、予想はつきませんが、少しずつ改善して、私たちに便利で有益なサービスを提供してくれる企画として、長続きさせてほしいと思います。