市販のギアボックスが流用できないとき

市販のギアボックスが流用できないときは、ギアボックスそのものを自作することになりますが、これは相当のエネルギーを必要とします。まず、ギアをどのように入手するかです。数年前までは、銀座の伊東屋にばらのギアを売っていたのですが、在庫がなくなるとともに仕入れなくなってしまいました。わたしは、危機感を感じてある程度まとめて購入していたのですが、もうあまり残っていません。何とかしたいと考えています。渋谷の東急ハンズの模型売場には、チュウキンのラベルのついたギアを袋入りで売っていますが、必要な大きさのものがセットされていません。最近は、モーターライズ模型が皆無に近いので、それらの部品を流用するわけにもいきません。ミニ4駆のギアは一部利用できますが、戦車のためには十分ではありません。1/48リモコン戦車には、歯数28の最適のギアが使われていますが、これは3枚の減速なので1台分では間に合いません。ただ、これが今考えられる最善のギアです。田宮のアフターサービスで購入できます。わたしは、買い物の度に目を光らせて探しているのですが、その他にはない状態です。ギアが入手できたら、どのようにボックスを作るかです。ギアボックスは部品として購入すると500円ぐらいで入手できますが、作るとなると結構大変です。板金で曲げ加工する方法は自作では軸受け穴の位置合わせがむずかしいと思います。わたしはプラ板を加工して、接着でボックスを作成しています。プラスチックでは、寿命の問題が気になるところですが、磨耗はグリスをつけておく限り今の所感じません。加工方法としては非常に簡単です。ただし、軸穴の位置を正しくあけるのにこつがいります。