第12話  ロコネットの電圧降下防止対策
 2002/10/06

大勢で、多数の車両を運転すると、制御不能な状態に陥る事が、時々あります。特にDT400は、影響受けやすく、非常に不安定であった。但し、ご家庭の1部屋程度のレイアウトにおいて一人で制御している時は、下記の現象は、殆ど起こらず、問題無く制御出来るでしょうが、・・・。

現象としては、まず、スロットル操作では、
    ポイント駆動させる為にモードを切り替えたりする時
車両側では、
    アナログ制御の消費量が多い時
ショート発生時
接触不良を起こしやすい車両が走っている時
が、上げられます。

この現象が起こると、時々
    スロットル制御が開放されて、暴走特急になる
  (その速度を維持したまま制御出来なくなる)
   DT300、DT400の場合は、再度設定して、「Steal」する。
   当然、UT1、UT2等では、再設定出来ない状態になる。
速度が「00」になってしまう
CV値が狂う
    アドレス忘れ
モード設定が狂う
スタート電圧が設定されてしまう事によりラビットスタートする
加速度が設定されてしまう事により動かない
と言う症状を経験しております。

これは、ロコネット電圧が、5.7v以下になってしまいアラーム表示が出てスロットルが思うように使用出来なくなっている事が多いです。各スロットルによって、内部電圧降下が異なり、特にDT400が顕著な為、不安定になりやすかったのでした。
これを回避する為に、UP3にDC12vを要所要所に給電するか、グランドレベル等をケーブルで接続する。DT300、DT400の場合は、9vの乾電池を入れて電圧降下による制御不能状態に陥る事を回避させる事が出来ます。

図:UP3の所々にDC12V電圧をかける。

電池の入れ方
1)○の部分を指で押しながら下側に引き降ろす

はじめは少々硬いです。


2)蓋を開けたところ

3)9V乾電池をプラス・マイナスを間違えないように入れて、蓋を閉める

電池は、左側を入れてから右側を入れる
外すときは、その逆に
4)「Idle」と表示すれば、電池の挿入完了

【注意】
使用しない時は、電池が消費されてしまう為外しておく事。



これらの手立てを施す事によって安定制御出来るようになりました。
ですから、何だか解んないけど何か不安定だと感じている場合は、この2点を試して見る価値は有ると思います。




Home DCCの実験室のTopへ Back

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□