記事タイトル:マデイラについて 


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お名前: Webマツザー   
Webマツザー(次男)です。

先日入荷しましたマデイラについてですが
マデイラはマデイラ島(モロッコの西500kmの大西洋上ポルトガル領)で産する
酒精強化ワインです。
製法上で特徴的なことにエストゥファジェン(焼き付け作業)があります。
これは40〜50℃の高温の部屋で2〜3ヶ月間熱にさらし、ワインの糖分を反応させ
カラメル化、酸化熟成を早めるためで、昔の航海で赤道を横断した時の再現です。

今回のジャスティーノ社 テランテス オールドリザーヴ ¥5,800は
たまたまジャスティーノ社の倉庫で発見されたもので、年代は特定できませんが
19世紀後半のもので間違いないようです。
このテランテスという品種は1960年代で1回だけ生産されたことがあった
そうですが、また今世紀中にテランテスがリリースされることはないと予測されています。

テースティングでは
明るい感じのする色調で、香りはタバコ、葉巻、木の樹脂、果実香はあまりありませんが
干しブドウを感じます。
甘味は控えめ、酸は豊富にあります。カラメル香、燻製香。

月間料理専門6月号の田崎真也氏のコメントより
「醤油、溜まり、豆味噌の香りと本当に共通点がありますから。
 東南アジアの辛い料理も含めてアジアの”醤”的食文化に非常に共通項を感じますよね。
 名古屋の人にもすすめてあげたい。絶対八丁味噌に合いますよ。」
と紹介しております。
[1999年5月21日 16時32分3秒]

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