永井豪
| ★★★★★★★★★★ |
| 私はおそらく、小さい頃アニメでデビルマン見ていたはずですが、そのストーリーについてもうほとんど記憶にありません(主題歌は有名ですのでよく覚えていますよ)。高校生になって、原作はアニメと随分違う内容だとか、永井豪作品中の傑作だとか、又原作では最後にヒロインの首が飛ぶとかいうような断片的な情報を、評論や友人を通じて得てはいました。しかし、当時手塚作品を読むのに夢中だった私は、「デビルマン」という作品は、いつか機会があったら読もう、と思う程度にとどまっていました。 その後80年代後半にオリジナルビデオアニメ化された誕生編と、妖鳥シレーヌ編は見ています。誕生編はレンタルビデオでしたが、その印象があまりに強く、シレーヌ編はLDを購入しました。このOVA2作のできはすばらしく、何故続編が出ないのだろう?と思っていました。 で、前述のように「デビルマンレディー」に興味を得るに至り、「デビルマン」を読むにはいい機会と判断し、早速文庫版の全巻を購入してきました。 内容は・・・私の貧弱な語彙力では語れませんね(^^;。とにかく読んだことの無い人には、是非読むことをお勧めします。まさにスゴイの一言です。特に結末を考えずスタートした作品が、わずか一年の連載でこのような奥深い作品に仕上がるとは・・・驚嘆しました。永井氏の才能のなせる技なのか、はたまた才能以外の何かが彼に働きかけ、これを書かせたのか・・・。プロデビュー5年目の作品とのことですが、その若さにして人間というものの本質(:永井氏が感じる)をとらえた鋭い洞察力と、永井氏の魂の中の神話世界が融合することで、これ程のリアリティーある作品が誕生するとは!「ここにも天才はいた!」という気がしました。 文庫の帯に書いてあったように、「本書を読まずして21世紀は迎えられない!」、私も同感です。 |
1999/01/31更新
SINCE 1999/01/31 K.Murumbo