デビルマンレディー
8巻

永井豪


★★★★★
 久しぶりの見聞録です。何も呼んだり見たりして無いわけではないのですが、あまり感想書く気がしないものが多くて・・・(^^;。
 さて、デビルマンレディーの最新刊を読みました。地獄で既に現世の肉体を失ったデビルマンと対面を果たしたジュン。元の世界に帰る為に、地獄の最下層を目指すことになる二人。かつて現世で倒した敵と再び対峙するデビルマンの脳裏に浮かぶものは?そして、最下層にいる氷づけのサタンに会うときは来るのか?もしこのシーンが実現するなら、それは盛り上がるでしょうね。そして、これにどう飛鳥蘭が絡んで来るのでしょうか?
 この世は現世でも地獄でも、より強い個体・個性が生まれるように仕組まれており、この宇宙の生物は何かの意図により、一つの方向、つまり戦争へと向かわされている。という不動明の言葉には考えさせられる物があります。今の世の中見てると、確かにそう感じる部分が多いですから・・・。これは、永井氏自身の考えなのでしょうが、今後の作品内での表現化が楽しみでもあります。
 前作のデビルマンも含め、この作品を貫く世界観は、ダンテの「神曲」に基づいているようです。まだ読んだことがないので、機会が有ればこのコーナーで紹介してみたいと思います。

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1999/05/05更新

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