コーラスライン


★★★★★★★
 ミュージカルは本格的に見たのは今回が初めてでしたが、そのような私でも、この題名はさすがに聞いたことがありました。それくらい有名な作品ですよね。
 ミュージカルのオーディションに参加した若い男女が、選考過程の中で、それぞれの生い立ち、境遇、夢、悩みを歌と踊りで語ってゆく。彼等の様々な思いは普通の人々それと同じで、私が見ていても共感してしまうシーンもしばしばでした。彼等は私とあまり変わらない世代の人間ばかりでしたが、迷いつつもひたすら夢を追い続けるその姿勢は、現在の私を顧みると羨ましくもありました(^^;。一番印象に残ったのは、ラスト前の会話でした。誰もが今やっている事が正しい道なのか分からないという所・・・。私自身も今のあり方に不安を抱きながら生きているのですが、改めて他人の口から聞くと、みんな一緒なんだな〜という気がします。彼等は今の生き方を、がむしゃらに向かっていく事で後悔しない、そして、そうしている今こそが幸せなんだと言っていました。決して後悔しない人生・・・、それはまさに私が目指している人生なんです。過ぎ去った季節は、二度とは帰ってこないし、後からどうこう考えても、何も変わらないですからね。・・・ただ、がむしゃらさというのは、今の私に少し欠けている部分かな〜と、しばし考え込んでしまいました。

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1999/10/18更新

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