私のお気に入りの「馬」根付です。無駄を省いたデッサン画のようであり、
手触りもしっとりと柔らかく見ていると心が穏やかになるような作品です。
素材:象牙 サイズ 高さ5cm・幅4cm・厚さ2.5cm
mizuisi

19世紀中期の大阪系馬根付で馬の顔は観音彫が施され、作柄は力強く流れるような線で大変綺麗です。
当時は交通の手段として馬は大変大事にされ馬頭観音様がいたる所に作られました。
zorro
「鹿」 素材:象牙 サイズ:長さ-4.3cm 幅-2.5cm 高さ-2.3cm
小振りの京都系根付です。
優しい鹿の表情、全身の細かな毛彫りが素晴らしいと思います。
musasi
「桃と猿」材質:鹿角・サイズ:底3.5×2.3cm・高3.3cm
猿が桃を抱えている図。鹿角の自然な模様を利用して身体の一部にしています。
猿の顔の表情が素晴らしいと思います。体全体に細かい毛彫りが施されております。
鹿角作品を見直した一作でした。
musasi
「鮑」 素材:鹿角 サイズ 横-6cm 幅-4.5cm 高-3.5cm
大振りの根付です。
musasi
根付 木魚に獅子 象牙刻 無銘 41mm 19世紀   
とても品格の高い作品です。
木魚と獅子は珍しいとりあわせです。
顔やスタイルから浅草派の蓮斎あるいはその一門の作と推定されます。
彫りも丁寧です。
sagemonoya
銘:義忠 長さ45mm 江戸後期
根付における蛙の表現方法は多種多様ですが、この蛙のいぼは
特に大胆な刻みとなっています。また、実用的な根付らしく、
でっぷりと丸々太った体の形にとても愛嬌があります。
根付とは、江戸時代の官製美術ではなく一般庶民による
自由表現の発露である、と表した根付研究家がいました。
当時の日本に、このように豊かな自由が存したことに夜ごと思いを
馳せると、楽しくなってきます。
黄楊マニア
「鼠と鮑」 素材:鹿角 サイズ 横-5cm 幅-4cm 高-3cm
一見すると 象牙に見間違えそうな鹿角です。白鼠と黒鼠の仕草が
可愛く表現されています。
musasi
「獅子」 銘「正友」 素材:黄楊 サイズ 横-4cm 幅-2.5cm 高さ-3cm
古風な しっとりとした色合いが出ています。
musasi

典型的な古作の作り込みで大胆な作品、伊勢の正友は親子で初代と二代目を襲名したと確信致しました。
初代は19世紀初期、二代目は19世紀の中期〜後期の根付師で初代は「正直」と違う作柄で
二代目は繊細で黄楊及び牙刻も彫っています。
zorro
「茸と鼠」 素材:鹿角 サイズ横-5,5cm 幅- 5cm  高さ-4cm
使い込まれて いい艶が出ています。
musasi
「狼と髑髏」 素材:柘植 サイズ長さ-5.2cm 幅-2.0cm 高さ-3.5cm
無銘ですが 全身に毛彫りの跡があり なかなかの迫力があります。
musasi

この狼は伊勢物です。素材は伊勢の朝熊山の黄楊で なぜか正直系根付師は
素材の黄色を消すために お歯黒を濃いめに使い まるで黒檀のような仕上げを
します。
zorro
「鳩」 素材:海松(珊瑚)サイズ長さ-5.5cm 幅-2.0cm 高さ-2.2cm
全体が茶色の珊瑚で 羽や胸の部分に黒い色調をもってきて鳩の雰囲気を出しています。
目玉は 白と黒の珊瑚で象眼しています。
musasi
「麒麟」 素材:セイウチ サイズ長さ-1.4cm 幅-1.0cm 高さ-3.0cm
象牙として手に入れたのですが 色つやが どうも違っていて セイウチ牙彫りでした。
小さいながらも 存在感のある作品です。
musasi

素材は100%海象「セイウチ」でササビーズのオークションではかなり高値で大変珍しく
麒麟の鱗は菱型ではなく本科のハート型です。セイウチの緒締や根付は石見と同じ評価です。
zorro
「鴨」 素材:象牙 サイズ 4.5cm×3.5cm
鴨の飛翔する姿を彫っています。
musasi
「猿と柿」 銘「正友」 素材:象牙 サイズ高さ3.8cm、幅3.6cm
繊細な毛彫りや着衣、柿などの異なる素材の質感が見事に
現わされているように思います。
mizuisi
「二羽の兎」 象牙彫 銘:保房(齋藤保雄) 
高さ30mm、長さ41mm、幅20mm
2羽の兎の計14の両手足・耳・尻尾の突起が丸々とした
構図の中に巧みに処理されている現代根付です。
細かい毛彫りと味のある柿色の染めが特徴です。
黄楊マニ
「河豚と猿」 象牙彫 高さ28mm、長さ45mm、幅25mm
凄味のある猿と河豚が緻密に彫られています。
河豚の斑点と猿の毛彫りがお互いに良い味を出しています。
幕末頃のものですが残念ながら銘は後銘です。
黄楊マニア
「馬」 素材:鹿角 高さ3cm 横3.5cm
蒙古馬のような小型の馬で 面白い。根付としては 馬の足が
引っかかりすぎるようだったが実際使ってみると帯を通すときは
掌に入り無理なく使えた。実用根付と思われる。
musasi
玉を抱える犬 象牙彫 銘:友春(19世紀初期〜中期)
犬の根付を見てて思うんです。昔の犬はガリガリに痩せていたんですね。
銘ですが、ラザーニックの本で紹介されている友春は、”友”の字が「点友」、
こちらは「丸友」です。後銘であるのか、それとも別の根付師なのか
よく分かりません。友春をお持ちの方、他にいらっしゃいませんか?
高さ33mm、長さ38mm
黄楊マニア
「虎」素材:黄楊 銘:虎一 サイズ3.6cm 2.5cm 高さ2.2cm
小振りですが なかなか迫力のある名古屋系黄楊根付です。
musasi
虎一は、虎渓の弟子の可能性もありますが、小振りで緻密、染めの濃さから
虎渓と深い交流のあったと考えられている名古屋派の一旦の弟子の一人と推測します。
尚、一旦とともに初代伊勢正直の師の一人ではないかとの説のある長谷川一虎とは
作風から関連性は薄いと考えます。 参考資料「虎渓について その2」
okeya
「子犬」 象牙彫 銘「正一」 サイズ4.5×3×2.5
「根付の研究」には 正利の弟で 大阪において神仙、人物、獣虫、仮面を作る。
明治になると 根付の需要が減り 貿易用として多数制作した。
愛くるしい子犬の姿を彫っていますが 小さな尻尾は 体の線にそって彫られていて
折れにくいようになっているようです。紐穴もちゃんとしていて 使用痕もじゅうぶんで
実用根付と思われます。musasi