「見ざる、言わざる、聞かざる」銘「玉一」 素材:鯨歯 サイズ 横30mm 幅20mm 高さ40mm
一見象牙のようにも見えますが 象牙よりもっときめの細かい肌で 鯨歯とのことです。
三匹の親子猿が 遊んでいる構図で 三猿を表現しています。顔の表情、手足の表現
毛彫りの細かな彫り 素晴らしいものがあります。紐穴は 親猿の背中にあります。
「玉一」は ラザーニック ”根付と印籠師 人名大辞典”にかろうじて掲載されているそうです。
カザールコレクションにも一体 玉一銘の根付がありました。時代は明治とのことです。
musa
「猪」 象牙彫 銘「広晴」 サイズ横40mm 幅25mm 高27mm
桜井広晴氏作品 柔らかい感触の象牙で 掌に握り込んでも当たり無く しっくりくる。
目玉は象眼されている。紐穴も 大小2個で 充分な大きさである。
実用に耐える現代根付です。
musasi
「子犬」 象牙 無銘 幅3.5cmx高さ2.5cm 
コロコロとした可愛い子犬の根付です。とても白くて良いツヤがあります。光の角度を変えると、
奥まで続くような透明な筋模様が浮かびます。硬質材の、ツヤが良い、透明感がある、
乾燥に弱くヒビがはいりやすい、という特徴がすべて当てはまります
(ヒビの部分も満たしてしまっていますが・・・)。
目は二重象嵌で、紐通しは足の間。小さめの根付で、文字通り手の中でコロコロと転がって、
とても可愛らしい根付です。
光月
「子犬根付」:象牙:江戸時代:幅38ミリ高24ミリ:銘・正利  
子犬がじゃれ合っている情景です。目玉は黒い材料で象嵌されてます。
正利 根付の研究では「牙刻木刻ともに功にして 人物、禽獣、面などを作る
天明、寛政のころの人」となっています。
musasi
「飾り馬」 柘植 サイズ横40mm 幅20mm 高さ50mm
馬根付ですが これは 裸馬ではなく 腹帯をしめ 背中に派手な飾り結びをつけています。
musasi
この根付は「飾り馬」だと思います。無病息災と豊作を祈願する村の神社に参向させます。
 馬には布団や色の付いた布で包み、この根付の様に人の乗れない形態になります。
稲穂を付ける場合も在るようで、都や大きな神社の飾り馬は更に豪華絢爛の馬具を着ける事になります。
 昔は子供の無病を祈っての飾り馬の置物の旗に子供の名前を書いて飾る風習もあった様ですよ。
材質:鹿角。全長約4cm。
鮑(餌用食器代用)を抱いた子犬です。よくある図ですが、全体の感じが犬
というより、鮑を抱いていることもあり、ラッコというか海系の動物に見えます。
顔が安室奈美江に似ている(松井の鬼女に続き)と思うのです、どうでしょうか。
全体に毛彫りがされており、愛すべき小品です。
実はこの根付、買出し屋さんから手に入れたのですが、前の所有者はおば
あちゃん(故人)で箪笥の中に大切に保管されていたそうです。根付の略
歴を聞きますと、よけい愛着がわいてきますね。
ヤボテン
「馬」 鹿角 サイズ横40mm 幅20mm 高さ72mm
大振りの鹿角製 馬根付です。長年使い込まれたなれが いい味を出しています。
鹿角特有の鬆は首の付け根 たてがみの部分で象眼され 隠されています。
musasi
「瓢箪鯰」 象牙 サイズ高さ2,0縦3,7横3,0
禅問答の「瓢箪鯰」を題材にした根付です。
鯰の上に乗っているのは お猿さんのようです。
ishii
全高3.5センチ。材質ウニコール。
岩山にいる羊(山羊)の図です。印章根付ですが、
片足を岩にかけているところがおしゃれと思います。
友忠は後銘の感じです。ウニコールのねっとりした部分が後ろにきてます。
小さい根付ですが、迫力があると思います。
ヤボテン
「猿と猪」 象牙彫 銘「はいしょう」サイズ横48mm、幅25mm、高30mm
1900年頃の根付師「ばいしょう」の作 動物の顔は独特です。紐穴には
使用痕があります。毛彫りは細かく緻密に入っています。
目玉には茶褐色の象眼がされています。
猿が猪の背中にまたがって乗っています。手には筒状の物を持っていますが
竹で作った玩具の鉄砲のような気がします。musasi
「猿が来るよ」サイズ約4.2センチ。鹿角製です。
桃源郷に住む猿がハッパの乗り物に乗って、現世にやってくる図と私は勝
手に思ってます。桃を抱き、ヘルメット代わりの帽子をかぶっています。
安い無銘の根付ですが充分に根付の持つ、ウイットが楽しめると思います。
ヤボテン
「草鞋蛙」 黄楊 銘「虎渓」サイズ40mm
黒っぽい毒々しい色がたまりません。
また、草鞋の編んだ部分がリアルで光沢があり、黒っぽい色とのコントラストが気に入っています。
左眼は二重に象嵌されています。鼈甲だと思いますが、自信ありません。
右眼は、残念ながら象嵌が欠けており、漆で補修されています。
ただ、古い時代の補修らしく、ぱっと見は全く違和感がありません。
ヤッチャン
「虎」 犀角彫 サイズは高さ2.8cm、幅2.4cmです。
犀角による19世紀頃の虎根付です。
小さいながらも躍動感のある虎が彫られています。
目は象嵌され、台座の下には「折山」(?)と銘があります。
ART
「玉獅子」象牙彫 銘「正廣」サイズ直径:2.8cm高さ:3.2cm
口の中に遊び玉が入っており、ころころ転がります。
また、目玉は金象嵌になっています。
獅子自体は、約3cm×約2cmの小さなものですが、非常に
迫力があり、気に入っています。
ヤッチャン
「立ち馬」 象牙彫 サイズ横3cm 幅1.6cm 高さ4.7cm
優しい顔の 立ち馬根付で やや 小振りな感じです。
バランスよく立つことができます。
musasi
このあいだ、丸山応挙展に行ってまいりました。
根付が生まれた江戸時代の偉大なる画家、応挙の絵にあやかって、
犬コロたちの根付です。
ヤボテン
「猟師と狸」 銘「義久」サイズ3,3cm3,7cm
黒っぽい材質でできています。鉄砲を持った猟師が 狸の玉玉に
押しつぶされそうになっています。いつも苛められている狸の復讐でしょう。
ishii
「大根と鼠達」 黒檀彫 銘「玉林亭」サイズ6.9p×3.7p 高さ 2.3p
黒檀で彫られた大根と鼠で 大黒様の留守模様です。
鼠の目玉は鼈甲で象眼されています。
musasi
「シジミ」 黄楊彫 銘「正ト」(せいぼく) サイズ幅37mm 高さ28mm
シジミ貝を黄楊材を使い写実的に表現しています。色揚げの技術も素晴らしいと思います。
「正ト」は「根付の研究」によると木刻をもって狐をつくるものあり 中期の人なり
musasi
「猿の相撲」 黒檀彫  サイズ31.5mm×21mm 高さ45.8mm
二匹の猿が相撲をとっている図で 動きがありおもしろい。
musasi