子犬と塵取り 黄楊 銘 虎渓 3.5x2.5
子犬が塵取りで遊んでいます、悪さをして、そろそろ退屈する頃です。
眼、顔の表情がじつにいいですね。
小振りで温かみのある丁寧な作風は、虎渓の典型的な特徴を示しています。
笛吹童子
「猪」 鹿角彫 サイズ53mm×23mm高さ26mm
両目は黒檀のような象嵌です。全身の毛彫りも丁寧で 鼻の突端と両脇小鼻の
デリケートな円いふくらみの部分は 毛穴もぽつぽつと細かく細工が入れてあります

また目から牙までの頬のふくらみや おでこのあたりの微妙な皮下の頭蓋骨を感じさせるラインも、
繊細に彫られています。

musasi
「鮑」 黄楊彫 サイズ48mm×38mm
鮑根付は 鹿角彫が多いと思いますが この作品は黄楊です。
腹?側のヌメヌメした感じがよくでています。
いいですねぇ 写実根付
musasi
「犬」 黄楊彫 サイズ37mm×22mm 高さ35mm
目玉は 鹿角で象眼されています。
愛玩犬がモデルと思われる「犬」根付です。狆(ちん)でしょうか?
たぶん 根付としても可愛がられてきたのでしょう。
古美術「緑青」特集根付 P70に同作と思われる根付がありました。
musasi
「鯰」 黒檀? サイズ93mm×25mm
水の中をゆったりと泳ぐ鯰の姿をあらわしています。
目玉は二重象眼 黒檀にしては少し軽いような気がしますが 
真っ黒な木です。肌は ぬめりを感じ なかなかの作者と思われます。
musasi
「栗を運ぶ猿」 象牙彫 サイズ40mm×20mm 高さ50mm
この 猿が栗や茸を運ぶ意匠はよく見られます。
象牙の色や 摩耗の状態からすると よく見る物より 古いかもしれません。
大小の紐穴もしっかりしています。摩耗のため バランスが悪くなり
立てませんでしたが 黄楊マニアさんからいただいたロウで立ちました。
musasi
「鶏一家」 黄楊彫 無銘 サイズ58mm×58mm 高さ55mm
地元で大骨董市なるものがありました。九州各地から業者の方が
集まってきていましたが 刀剣関係が多く 根付は無国籍物がほとんどで
唯一 この鶏根付だけ買ってきました。雄鳥と雌鳥が餌をついばみ 数羽の
ひよこが 雄鳥をつついたり、雌鳥の上に乗ったり 羽の下に隠れたりしています。
ほほえましい図柄で 気に入りました。かなり使い込まれたと根付と思われます。
musasi
「栗鼠と木の実」 象牙彫 サイズ35mm×20mm 高さ24mm
木の実は葡萄でしょうか 今まさに 木の実をもぎ取ろうとしている栗鼠の姿を
表しているようです。動きのある作品です。
musasi
龍:無銘:サイズ:4x3.5:材質:象牙
珍しい象牙の根付です。象牙の先だけを使って一匹の龍を彫っています。
透かしを入れて動きのある迫力が出ています。
手持ちの良い根付で1日中持っても飽きが来ません。
笛吹童子
「麒麟」 鯨歯 サイズ55mm×32mm
ひとつは持っていたかった麒麟さんです(^O^)
マッコウクジラの歯で、とろとろ感がたまりません(^O^)
目は海松が象嵌されているようです。
後ろに向いて上を見上げている姿って、珍しいように思います。
ヤッチャン
阿吽の玉獅子:象牙:4x2.5x2.5:無銘
見事なまでの毛彫です。使い込んでますから口の辺り、玉のあたりには少し磨耗の後があります。
玉には牡丹が彫られています。玉獅子の玉に細工がしてあるのは、初めてです。
小振り根付で上品な根付です。
笛吹童子
雄牛:銘:正信 鹿角: 眼に琥珀の象嵌: サイズ:6x4x2.5
安達友七と称す、天保九年に生まれ正義の門弟にして尾張藩士なり。『根付の研究』より。
鹿の角を良く知り尽くして旨く意匠を伝えています、眼には琥珀の象嵌をしています。
手持ちの良い根付です。
笛吹童子
「ふくら雀」 象牙
女性の和服の帯にぶら下げるアクセサリータイプの小根付です。
サイズは一緒に写っている手や500円玉と比べてみてください。左の白い羽を帯に挟んでぶら下げます。
和服全盛期には、財布等の小物に付けて帯に挟んでました。そのまま、携帯ストラップにしても良いかも。
光悦
「亀」 木彫 銘「無銘」 サイズ 高さ3.00cm 幅2.95cm
出張先で昔お世話に成った古美術屋さんにお邪魔した時に発見しました。
気になる根付が無く諦め掛けた時、何だか丸くて彫も無い根付を何気なく
手に取った時に亀の爪先が目に入りました。
良く見ると卵から孵る力強い表現力と、時代で割れが入りそうな節を
上手く卵のひびに使い、とても写実性に長けた根付だと思い購入しました。
白竜
「虎」 黄楊彫 銘「虎○」 サイズ3.4×2.9×2.9
黄楊彫りの虎渓を思わせる作品です。虎の猛獣としての筋肉を力強く表現し
もたれかかる岩や 裏いきも素晴らしいものです。残念なことに尻尾が切れていますが
これだけの作品ですから 短尾の虎と思うことにしました(笑)
銘も摩耗から「虎」しか判読できません。たぶん 虎渓・・・と思いたい物です。
musasi
「鶏」 一位一刀彫り 銘「亮声」サイズ43mm×22mm 高さ 33mm
私のコレクションの中で 初めての一位一刀彫り根付です。黄楊の染め根付とは
ひと味違い 暖かみのある作品です。色のコントラストが絶妙です。
「亮声」はokeyaさんの「旅路・松田亮長」に書かれている「江黒亮聲」と同一のようです。
初代、二代は判別できません。
musasi
骸骨を持った狼:銘:正友:サイズ:4.7x3.5x2:黄楊に象牙の象嵌
以前、友忠の狼を出しましたが比較をして下さい此方の正友の方が確りした彫をしています、
遠くを見ているような眼今にも飛びつきそうな足狼に関しては正友の方が一段上でしょう。
笛吹童子
「虎」 銘「白龍」 象牙彫 サイズ34mm×23mm 高さ30mm
独特な顔つきと 肩の線 目には白蝶貝の象眼 白龍の虎の「特徴ですね。
口の中が赤く塗られていますが これって多いのでしょうか?
ルーペで見ると 歯の造形も丁寧に仕上げてあります。
musasi