「玉獅子」 黄楊彫 サイズ41mm×33mm 高さ39mm
獅子を題材にした根付は多いようです。
しかし 迫力、躍動感を顔つき、筋肉、巻き毛姿勢で表現できたものは
少ないように思います。
この作品は 無銘ながら それらが感じられる作品です。
musasi
「鼠」   銘:友一  木彫    寸法:30mm×41mm×24mm
友一作の未使用品です。
大豆を齧る鼠を実写的に表現しており、また、全体に染めが施されており、
写真でもおわかりの通り、歯も象嵌されています。
足の彫りも非常に緻密で、鑑賞していて飽きない作品です。
「虎」   銘:友一  木彫    寸法:25mm×40mm
友一作の使用品です。使い込まれています。
前足を舐めるしぐさ、写実的な筋肉の躍動感、写真では、わかりにくいですが、
毛並みの彫りや、うっすらと残る縞模様の染めが施されています。
願わくば、縞模様の染めが、もう少し、ハッキリと残っていれば・・・・
仰ぐ鼠 象牙 40mm×40mm
象牙の古色と、毛彫りに引かれてゲットしました。
気取ったポーズをとってます。
眼の象嵌が抜けていたので、このサイトの有名人に
手術をお願いしました。男前になって帰って来ました。
げてもんや
「蝙蝠」 木彫り サイズ44mm×25mm高さ27mm
蝙蝠が手をそろえて祈っているようにも見えます。飛騨根付のような雰囲気があり
素材は一位かもしれません。昔は文字から目出度い動物とされていましたが
現代では西洋のドラキュラなど、悪いイメージとなっています。
musasi
「丑」 木製(黒柿?) 銘:岷江 5.1x2.8x2.3
何故か両角が切り落とされていましたので、
現代古典派のエースの方に象嵌して頂きました。
角の素材は水牛の角です。
三匹の猿  木彫  銘:三輪  サイズ:55mm×27mm×20mm
材質は黒檀でしょうか?親子の猿が細密彫刻されています。
根付の研究によれば、三輪銘は3.4人あり、三輪在榮は、
よく猿を書き、傍ら彫刻を巧みにし所謂三輪彫とす、…とあります。
げてもんや
親子虎 象牙彫 銘:白龍 サイズ 38X34(mm) 
印籠について一緒に出てきた根付と緒締の親子(?)虎です。
銘は「白龍」で肩の造作や白蝶貝による目の象嵌などは白龍の特徴を備えていますが、
迫力や彫りの感じからいわゆる「初代白龍」の作ではないようです。
ただ、緒締のほうにも目が金打されており、なかなか手の込んだ作品になっています。
 超過労仙人
「冬眠鼠(やまね)」 黄楊彫 銘「紫苑」サイズ 34mm
伊勢の現代根付師 紫苑さんがライフワークのように彫っているヤマネです。
根底には正直の丸鼠があるのでしょう。ヤマネが眠っている姿は
可愛くてメロメロになります。毛彫りも見所ですね。
musasi
「戯れる二匹の仔犬」 象牙刻 銘「懐玉齋正次」 長さ 3.8cm 
今にも動き出しそうな、丸々と太った二匹の仔犬。
全身に流れるように施された精密な毛彫、また、口の中の舌や細かく彫りこまれた牙等、
眼の赤い部分は、サイチョウの嘴で象嵌されたものか、懐玉齋の技量がいかんなく発揮
された作品である。
「麒麟」 銘 「正一」 サイズ59×29 mm
麒麟の図柄の中では、割と見かけることができる見返りの麒麟
です。全体に象牙の地色が残された素朴な仕上げが気に入って
います。
19Cの作品の特徴通り、繊細な彫りで、鱗なども丁寧に彫られています。
亀吉
玉獅子 銘 岡隹
京都派 岡隹の玉獅子です。玉獅子は、数多くの作品がありま
すが、このように片方の前脚をあげている図柄は、割と珍しい
のではないでしょうか。毛彫りも丁寧に彫られています。
亀吉
亀で遊ぶ子猿 4.0×3.2×2.7 銘:安忠
首を引っ込める亀を「首を出してよ〜」とばかりに突っつく小猿の根付です。
子猿の好奇心に満ちた表情がよく彫られていると思います。
銘の安忠は「友忠一派の彫工であったと思われる」との記載もありますが、
同一人物による作かはわかりません。ただ、友忠や岡友が
同じような「猿と亀」が彫っている一方、このように亀と猿を同じ大きさで
彫っている図は伊勢の正直などで見られますので、
関連があるのかもしれません。
超過労仙人
「虎/筍」材:象牙 サイズ:38mm×30mm×30mm 目の象嵌:水牛(黒、茶色)
脱ナカクニで挑戦してみました。目も丸の象嵌ではなく目の形で入れました。意匠はオリジナルです。
顔の感じは・・オリジナルのつもりですが、図録のいろんな虎を見て私の頭の中に
刷り込まれていますからオリジナルだと言えるかどうか?
 
粗彫り、中彫りは自作三角錐刃を用いたリューターを使用。仕上げ彫りは自作細密刀を使用。
染めはヤシャブシのみ。
 「独学のド素人根付制作者」釦屋  制作時期:2009年7月
   福良雀 鹿角彫 銘:謙次 4.9×4.4×H2.6
現代根付作家の森謙次さんの根付
鹿角の根元の部分を上手く利用して彫っています。
   ●丸鼠 正直 黄楊刻 3.7cm 
皆さん、ご存知の定番中の定番、正直の丸鼠です。
眼には海松の象嵌、円形の中に、見事に、手足等を
自然収納させる技に魅了される作品と思います。
  狂言「釣狐」仲間を釣り絶やされた古狐が、猟師に殺生を断念させようと、
猟師の伯父の伯蔵主に化けて現れ説教をする。まんまと猟師をだまし、
これからは狐を釣らぬと約束させた帰り道、古狐は猟師が捨てた罠をみつけるが、
その餌の誘惑に耐えかね 罠にかかるという筋書き
その帰り道に罠の餌を見つけた瞬間を表現している。 musasi 
   亀 象牙彫 無銘 サイズ3.7cm×3.1cm×2.8cm
ヤフオクで手に入れました。
紐通し穴は大小になっています。
 まっつぼん