「焼き栗」 素材:象牙 サイズ:幅-3.3cm厚み-2.0cm高さ-3.5cm
どう見ても 本物の焼き栗に見間違えるほどの色、形です。
musasi

一般に藻Schoolと言われる明治の作品です。
藻Schoolの作品は、色揚が見事で小振な根付が特徴で、
中村雅俊(芸能人とは別人)に伝承されました。
zorro
「蓮の実」 黄楊彫り サイズH 3.7p×W 4.5p
枯れた蓮の実を丁寧に仕上げた根付です。10個の実も残っていて
カラカラと動きます。色揚げも見事です。無銘なのが不思議なくらいの作品です。
musasi
「枝豆」 黄楊彫り 銘:玉山 サイズ5.8*3.5cm 厚さ1.6cm
ボリュームのある枝豆を表現してあります。長年使い込まれた落ち着いた色合いになっています。
「根付の研究」では「玉山:木刻を以て人物、獣魚、假面を作る。寛永以降文政頃の人なり」
musasi
「大茄子小茄子かたつむり」黄楊 銘/正友  高さ4.2cm×幅3.2cm
台風で大変ですが、ここは夏らしくナスの根付です。
たっぷりとした大茄子とちんまりした小茄子の対比、間をゆっくりと這っていく蝸牛に施された点刻がなかなか見事です。
紐穴がちょっと特徴的な楕円の大きめの穴が2つ。銘は正友と読めます。
光月
「茸」 黄楊彫 サイズ51mm
茸の意匠はよく見ますが この作品の色、つや また 茸の傘部分の繊細な彫りは素晴らしいものです。
根付の友達が「根付を評価するのに この根付を作るのにどれだけの時間と 技術、労力が使われたか
を見る」と言いました。
musasi
「南瓜と虫達」 素材 黄楊 サイズ横50 幅43 高さ30mm
力強く彫られた南瓜の裏側に 3匹の虫がいます。貝殻を象眼してあります。
残念なことに ハエの頭の部分が欠落しています。
どんな色合いが象眼してあったのか 考えるのも楽しい作品です。
musasi
「しめじ」 黄楊彫 銘「正直」 サイズ横38mm 高さ35mm
しめじを 手頃な大きさに また繊細に彫ってあります。
紐通し穴は しめじの茎の一部にあります。
銘からすると 射和正直の作と思われます。
musasi
鹿角 サイズ3,5X3.0×1.5
なんの意匠かわからしません。かえでの葉っぱがめっさ気に入っておりまっさ。
芦屋大鴨
鹿角でつくった柳左根付と思われます。裏に網代模様があり 籠なのでしょう。
楓の葉、松ぼっくり等を集めてきたところでしょうか。
musasi
京都正直。
南瓜を鼠がかじって中から顔を覗かせています。
南瓜から顔を出している鼠は、残念ながら目の象嵌が取れており、
後から漆で補修しているようです。古い補修らしく、全く違和感
はありません。
ヤッチャン
「蓮」 黄楊彫 サイズ 35mm×30mm高さ35mm
蓮の花が実に変わろうとしているところです。
丁寧な仕事です。
musasi
「蓮」 鹿角彫 サイズ5.7cm×4.8cm 高さ5cm
鹿角の特徴である根元のいびつな姿、鬆の部分で枯れた蓮の実を表現しています。
茎の部分を紐通しとして作られていますが スレもなく 写実的な作品ゆえ置物として
使われたのかもしれません。明治以降の作品と思われます。
musasi
瓢箪に銀と珊瑚の象嵌 無銘:サイズ:2.5cmx5cm
総彫の波の中に、銀の菊、珊瑚の菊、が象嵌された凝った意匠の根付です。
アメ色に変色した古い瓢箪根付です、銀の栓、珊瑚の象嵌が完品です

笛吹童子
生花ずくし :銘:玉宝斎:象牙刻:4x2.5
4x2.5cmこれだけの中に竹の花活け、水差し、はさみ、ボタン、を彫っています。
他に仏具ずくし、魚ずくし、色々小さく纏めるのが旨く意匠にたけています。
明治前半の象牙根付師なり(彫銘:玉宝)
笛吹童子
「南瓜と茄子」 黄楊彫 銘「忠利」 サイズ40mm×33mm 高さ25mm
植物、果実の根付は 海外ではあまり人気がないそうですが
私は けっこう好きです。動物物のように あまり 動きはないですが
写実的な造形にはひかれます。
musasi
ずいぶん海外の美術館に寄贈されたものや個人コレクションをみておりますが
花や野菜や果物などの植物系、また貝類の作品は、
日本の方よりもずっと熱心にあつめておられます。
吉田ゆか里ちゃまコメント(女子ならいいけど女史はいやだと言われる)
(黒柿?)の椎茸の上に蝸牛が7匹象牙で象嵌されており、椎茸のヒダの
細かさは見事。また蝸牛には、椎茸を這った後が彫られています(^O^)
更に憎いのは、蝸牛の1匹が動くようになっていて、凝った作りになっています(^O^)
ヤッチャン
「野菜尽くし」 象牙彫 サイズ39mm×28mm 厚さ13mm
大根、蕪、玉葱、茄子、南瓜、筍、茸、蓮根、茗荷、蜜柑、長葱etcの野菜を
柳左風に彫っています。なんとか尽くしは 宝尽くしや 道具尽くしなど
いろいろありますが これは彫られている種類が多いと思います。
musasi
「栗」 黄楊彫 銘「忠利」 サイズ32.6×37mm×22mm
浮彫銘「ただとし」の栗根付です。色、形もリアルで 紐穴も丁寧にあけられています。
根付の研究によると「名古屋の人にして有名な彫刻家なり 人物、鳥獣、魚介を作り巧みなり
天明、寛政のひとなり」
musasi
「六瓢」 白檀彫 銘「玉藻」 サイズ 幅約4.7cm×2.7cm 
様々な形の瓢箪が6つ、大きい瓢箪には貝象嵌で桜の花びらがのっています。
6つの瓢箪は無病息災にかけたのでしょうか?
大内玉藻は明治生まれで、森田藻己と同じ頃に如藻の内弟子になるも、
病気か家庭の事情で一時彫刻のブランクが有り、その後時間を経て
中年頃から藻己の家に通い製作すると言われてます。
白竜
「梅花」 黄楊彫 サイズ36mm 13.7mm
梅の花の雄しべは細かい毛彫り、花びらは 宝尽くし、菊花、藤の花、幾何学模様
などを 細かく彫っています。裏は「正一」「正友」「正忠」「正二」「正利」と 寄せ書き
でしょうか。紐通し穴も丁寧に掘られています。
musasi
「菊尽くし柳左根付」 象牙彫 銘「宝楽」サイズ高さ:2cm 直径:3cm
宝楽 根付の研究では、「木刻をなす、中期の人なり」と紹介されてますが、象牙もあるようです。
菊花は、50近くありますが、数え切れません。菊一輪だけ、色が染まっているように見えますが、
そこだけ染めてるってことは無いと思うので、たまたま色が異なるところに菊を彫ったようです。
初め、どうやって紐を通すのかわからなかったんですが、上が開きます。
寸分の狂いも無く蓋が閉まるって、すっげぇ〜技術力を感じます。
ヤッチャン
「虫食い栗」 黄楊彫 サイズ38.8mm×28mm 高さ33.7
使用痕のある実用根付です。虫食い穴があり象牙で虫を作っています。
実用根付にしては 傷もそれほどなく いい状態残されています。
musasi
左豊昌 椎茸根付 黄楊 横-4.2cm  縦-3.4cm  厚さ-1.7cm
根付の研究には、豊客「豊昌の子にして左ききなり、故に普通左豊昌として
有名なり、明治十六年九月歿す、篠山町観音寺に葬る」とあります。
が、豊客ではなくて豊容、読み方も「とよやす」ではなくて
「とよよう」が今では一般的(^ ^?
ヤッチャン
「竹の差し根付」 黄楊彫・漆仕上げ 無銘 サイズ10.7cm×1.9cm×1.5cm
「はし一」スタイルという黄楊で造り漆で仕上げ まるで竹細工のように見える。
橋本市蔵「はし一」 幕末から明治にかけての漆細工の名人で 
かなりの奇人だったようである。
musasi
作品は「枝豆」作者は「楽虫」さんの極初期の物です。
長さ6cm、薄く夜叉染めがされています。
裏側(穴のある方)に細いクラックがありますが、原料の時から入っていたそうです。
「枝豆」は私の大好物で・・・(笑)夏はこいつと冷たいビールがあれば幸せです。
柏台77
「栗」 黄楊彫 銘「藻己刀」 サイズ32.5mm×20.8mm 高さ27mm
藻己は 法實の流れを汲む如藻の弟子として修行し 写実的で緻密な作品を作った。
法實や懐玉斎の作品研究し自分の物としていった。明治12年〜昭和18年
musasi
「菊」 象牙彫 サイズ50mm×20mm 高さ36mm
菊の花、枝葉を彫った物で 菊模様の印籠に合いそうです。
musasi
「椿」 象牙彫 サイズ33mm×47mm 厚さ15mm−
赤っぽく色揚げして 椿の花のように見えるので椿と命名しました。
こうゆうのは 季節で根付を変えていたんでしょうね。
musasi
「枝豆」 黄楊彫り サイズ54mm×40mm 厚さ19mm
ビールの美味い季節になってきました。ビールの摘みには一番の枝豆
江戸時代は 酒の摘みになっていたのでしょうか?
造形はけっこう複雑なものになっています。
musasi
「茸に蟻」黄楊彫+金工物 銘「自侃眼文」
なかなかレアな根付をGetしました(^0^)/
高さ37mmで、蟻んこがめっちゃ小さい(^O^)
根付の研究では、「京都及江戸に住す、木刻及牙刻の外に金属彫刻にも巧にす、
中期の人なり。」
ヤッチャン
「栗」 黄楊彫 銘「紫苑」 サイズ33mm×30mm
伊勢の現代根付師 紫苑さんの作品です。
古根付の味を充分に出しています。
形、色つや、大小の紐通し穴も魅力ですね。
好きな作家さんのお一人です。
musasi
紫苑さん作の「小茄子」です。

黄楊、2.5×1.5位の小ぶりな提げタイプです。

柏台77
「栗」 黄楊彫 銘「紫苑」 サイズ37mm×24.6mm 高さ31.6mm
今回の紫苑さんの栗は 丸々とした栗で 前回の栗とは違った風情です。
相変わらず色揚げが上手いです。紐通し穴も大小でいい感じです。
musasi
    元々は煙管筒か香筒の壊れたものを見所の部分だけ取って雅堂が根付二つに改造したものだとおもいま。
雅堂の工夫がいろいろと凝らされていて楽しいものです、切った木口のぶつぶつは、
為隆等の浮かし銘の手法で切りっぱなしの無粋を救っています。
なを銘は、眠江でよいが東眠の眠江写しの特徴も持っています。
追筆、竹の節には虫が象牙で象嵌されています、虫には手足までよく彫られています。
ナメクジは漆で何回も重ね塗りしています、ナメクジの角には金が入っています、
光を当てますと光って見えます。 眠江の意匠がよく見えます。 笛吹童子
   「蜜柑」 黄楊彫 サイズ43mm×40mm 高さ35mm
植物物の根付です。丹波物でも 蜜柑を使った意匠は多く作られ 蜜柑の中にに
一種別の宇宙を感じていたのでしょうか。
植物物もけっこう好きで集めています。
musasi
    「鬼灯」ホオズキ 黄楊彫 サイズ23mm×35mm 高さ23mm
完熟する前の鬼灯を表現している。完熟は珊瑚玉になるのだろうが 象牙を使っているのが
おもしろい。また 皮の部分を薄く透き 葉脈もよく彫り 無銘ながら力作である。
小振りの作品で どうゆう使われ方をされたのか気になる。
musasi
    「銀杏」 象牙彫 銘「清勝」 サイズ43mm×34mm H24mm
銀杏の名手 清勝の作品 上質の象牙を使い写実的に彫っています。
銀杏の実の雌雄は 雄が二面体 雌が三面体・・・という説があります。
銘の書かれている実が雌でしょうか。
musasi