大変珍しい磁器製春画根付で、時代は明治〜大正の作品だと思います。
当時は根付として売られた物ではなく、お土産品でしたが今では殆ど残っていません。
zorro
「道中笠」 素材:象牙 サイズ幅-3.0×2.8cm  高さ-1.2cm
やや小振りの根付であるが、女性用の道中笠に、花の枝が添えられた構図となり、
笠の裏まで手抜き無く、細密に彫られた作品です。
musasi
「古面」 木製漆がけ サイズ4.6cm
黒、白、朱の漆が重ね塗りされていて 研ぎ出すことで 三色の変化があらわれ 
古色を出しています。力強い作品です。
musasi
「道中印」 銘は白玉生作で贈鉄斎先生とあります。判は鉄斎 サイズ4.8cm3.5cm2.2cm
旅行の時に絵師が持参する物だそうです。
緒締めと言えるかどうかわかりませんが ガラスに金色絵が付いています。
堅木の二重箱で大切にされていた物とおもいます。
富岡鉄斎先生が60歳ごろテン刻の審査員をされていた事があるそうで それであればと願っています。
ishii
「面根付」 銘:石仙 材質:万古焼 サイズ:50X35X25(mm)
明治〜戦前(1939年没)にかけて活躍した根付師「石仙」の銘のある面根付です。
何をモチーフにしたのか良く分からない面ですが、目と口の所に入っている白釉のせいもあって
独特の迫力を持っています。
また陶製にもかかわらず面の裏は木をくりぬいた跡のように作り込まれています。
KEN
「鉄砲根付」サイズ 42mm 銃床 木製、銃身 鉄、からくり 真鍮、銀
鉄砲職人が余技に作ったとも、金工師が作ったとも言われています。
この作品は 故レイモンド・ブッシェル氏の所蔵品で2000年3月の
サザビーズ・ニューヨークで出品されたものです。
42mmという小さなサイズで ちゃんと火縄ばさみも可動し 引き金で落ちます。
火蓋も開くようになっています。鉄製の銃身には金の布目象眼で 
三つ葉葵と 唐草が描かれています。musasi
「鐙(あぶみ)」 真鍮製 横38mm 高さ27mm 幅15mm
武門の象徴とも言える馬具をかたどった金属根付です。紐通し穴に使える穴が2個あります。
一個は 一番上の大きな穴です。ここを紐通しにすると 根付は帯の上や前では収まりが悪く 帯にフックを掛けるような
使い方でしょうか? もう一つは鐙の中央部にある 比較的小さな穴です。ここを使った場合 帯の前面で 鐙の側面が
見えるようにできそうです。実際 どういう使われ方をされたのか 興味深いところです。
musasi
「お福 面根付」 銘:柳如 素材:象牙 横-3.3cm 縦-3.4cm 厚さ-1.0cm
作者「柳如」は根付の研究、根付入門にもありませんが 作行きはいいと思います。
もともとあったと思われます筋を うまく利用して彫っています。
musasi
箱書きの通り、角の無い般若の面根付。 サイズは高さ3.5cm 幅が2.28cm です。
お寺さんのお面の写しらしいです。角の無い般若なんて居るんですね!
何故だろう・・・ (´ヘ`;) う〜ん・・・ 
白竜
「能面根付」 象牙彫 銘「良舟作」サイズ 縦36mm横33mm 厚み20mm
迫力の能面根付です。夜叉染めと 磨きだして地色を出すことで立体感を強調しています。
「良舟」は「根付入門」では 近世の人と書かれています。
musasi
香木 : 金 銀 刃金 :銘:解読不能
手に持たないで、見ていると鋳鉄に見えます、見ているだけで重みを感じます。
手に乗せて初めて木で出来ていることが、感じます。  
鉄扇、三味線のバチ、ぽっくり、が旨く象嵌されてます。芸者さんか、粋な女性が付けていたのでしょう。
銘は解読中です、判る方は御一報ください。旨くできていますよ。
笛吹童子
面根付:お多福:木刻:銘:出目刀:4.5x4.2x2.5
お福さんの大作です、髪の毛から流れるような瞳まで出目ながらの丁寧さです。
裏の彫も見ごたえがあります、全体に美しい面根付です。
笛吹童子
「獅子舞」 蒔絵 サイズ42mm×34mm 13mm
江戸情緒豊かな 太鼓の上に獅子頭、笛、太鼓の撥を蒔絵にした根付です。
紐通し穴の形もいいですね。
musasi
白雲齋 翁面 象牙彫り
三番叟の「鈴の段」がモチーフですね。
三番叟については、御茶子齋齋さんが今季の研究会の会報に
綿密な研究成果を発表されています。
表面は、丁寧に磨かれ、綺麗に仕上げられています。
裏面は、薄く夜叉がかけられています。
黄楊マニア
「獅子頭」 黄楊彫
獅子舞の 獅子頭の根付です。大振りの根付で ご覧のように口が開きます。
目玉は真鍮象眼です。
昔 お祭りの時にでも提げていたのでしょうか?
musasi
「寄せ面根付」 象牙彫 銘「白雲斎」 サイズ45mm×34mm×27mm
笑っている面5面、怒りの面4面を上質な象牙に彫っている。
根付の研究には「天保以降明治前の人にして巧みなり」とある。
musasi
「於福面根付」 黄楊彫 サイズ34mm×31mm 厚さ18.8mm
於福の面根付はけっこう見ますが 裏行きが変わっているので手に入れました。
musasi
なんかの木の瘤
5×3×3位の大きさで、結構ボリュームあります。
手の中の感じはしっとりとした手触りです。
柏台77
「茶道具」 象牙彫 銘「光廣」 サイズ30mm×30mm 高さ20mm
厚い釉薬がかかった四角い茶碗と茶筅を表している。
四角い茶碗というと「利休好長次郎焼四方黒茶碗」があるが これを
模したのか?裏に「楽」の烙印も彫られている。
象牙の色つやが素晴らしく良い。 楽家九代「了入」の升形茶碗らしい。
musasi
「炭籠」 黒檀彫 サイズ39mm×37.7mm 高さ19mm
黒檀の黒い部分が炭にみたてられ 黒くつやがある炭のようだ。
籠はやや赤みがかり 煤竹の編み物とみえる。線彫りも緻密に彫られている。
musasi
「あたり鉢に鯛の頭」 木彫り 銘「光廣」 サイズ39.3mm高さ16.7mm
光廣のすり鉢に 鯛の頭がいれてある意匠だ。他の作品集に載っている同じ意匠の
作品は鯛が象牙になっている。これは黄楊のようだ。鉢の素材は不明
手作りで鉢を造ったようにいびつに薄くつくられている。眼は白蝶貝に黒目象眼
何かの洒落か、謎解きか
musasi
   「茶筅」 鹿角彫 サイズ56mm×25mm
茶道具の茶筅を模した根付です。
昔の茶人が腰から下げたのでしょうか。
使い込まれて優しいつやが出ています。
musasi
   「編籠」 黄楊彫 サイズ50mm×22mm
竹あるいは籐で編んだ籠を模した根付
大振りで かなりの大きさにも対応しそう 
自分は和装時の手提げに付けている。
musasi
    「黒楽茶碗と茶筅」 黄楊&象牙 銘「一夫」サイズ35mm×32mm高さ29mm
現代根付師 水谷数夫氏の制作作品
黄楊に黒楽茶碗の雰囲気を出し 茶筅の彫りも丁寧である。
光廣も同様の作品を作っているが 光廣作より茶筅の大きさが大きいようだ。
musasi
    「炭」木彫 サイズ40mm×29mm H30mm
重さから黒檀と思われる素材から 炭を表現しています。茶道の炭でしょうか 
裏千家の炭とは違うようですが 他流派の炭かもしれません。
茶道の道具も多いので 道具根付のカテゴリーでは多いほうだと思います。
朱書きで銘らしい文字か花押が見えますが 不明です。
musasi
   通常 鹿角ですが、駒師の?山作柘植彫り  縦5,7cm横2,8cm 
芯が焼けて無い品をさします。女神(芯)として掌内で大切にされていました。
松葉を崩し 良く分かった方の注文打ちと思います。
小刀の削り後を残しています。
芯に火が付いていないのに  知る人しか知らない春画根付です。 
isii
    「恋しき片思い」 花押 象牙3.4cm 2cm 1.5cm
小石-木で恋しき。片方重いで片想い。恋しいと眼が見えないの
駄シャレですが、恋しき言葉は女性に喜ばれたことでしょう。
紐通しは下駄の足の間になります。昭和の初めでしょうか。
銘は無く花押があります。
isii