鏡蓋根付 作者:立民は片切り彫りの名工、天民の弟子あたり、幕末明治期に活躍。
台はウニコール(煎じて薬にもなるらしい)で、鏡蓋は四分一(今でいう合金)で、波しぶき、
刀等は、銀で、つぼ等は、金で象嵌されています。良い彫りです。花押も銘の下に見られます。
裏の円内はウニコールがスがはいっていて穴となっているため、象牙の紐通しとなっております。
netuke-kenshi
「葛の葉(くずのは)」 鏡蓋根付 赤銅(しゃくどう)地に金、銀、素銅(すあか)で
色つけしています。
お芝居の正式な外題は「芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」と言
うのですが、通称は「葛の葉(くずのは)」で通っています。
このお芝居の見所ですが、勿論、しんみりと親子の情愛の滲んだ「子別れ」という
ことでしょうが、大障子に「恋しくば----」の歌を口にくわえた毛筆で
書き残し 狐の姿になり 夫と子供を残して森に帰っていきます。musasi
「牡丹図鏡蓋根付」 サイズ43mm
黒檀台 赤銅高彫に金や素銅の象眼を駆使して 牡丹の花を表しています。
スッキリとした作品で好感が持てます。
musasi
「樊會」鏡蓋根付 
「項羽と劉邦」の「鴻門の会」一場面 樊會は主君劉邦が刺客に狙われているのを聞きつけ 
盾を小脇に抱え宴会場に突っ込んだ図
迫力のある彫りをしています。
musasi