レーシングゲーム関連 (以下RCGと略します)

無宇の個人的な趣味により、基本的にF1物がありません。別にF1が嫌いというわけでは無いのですが
(昔はPC−Eの「F1サーカス」シリーズやMDの「ヘブンリーシンフォニー」にハマった事もあります)
N・マンセル引退で興味が薄れたのと、一時のF1もの乱発で食傷気味になった事、そして何よりも
無宇自身がどちらかといえば「ハコ」のレースが好きという事で、最近買って無いんです。(笑)


余談ですが、ゲーム誌は数多くあります。 でも、ライターの人の好き嫌いという事情もあるため
無宇の趣味的にはRCG関連の評価で「この人の評価は信用できる」って人は今のところ一人しかいません。
(某誌でほとんどRCGの評価専門となっている人です)。同じゲームでも違う雑誌で違う人が評価すると
全く違う評価になっている事も実際、よくあります。だから、このページも「そういう評価もあるのね」程度の
参考として受け止めてもらえれば幸いです。(それ以前に、だれか読んでいるんだろうか?)(笑)
アイウエオ順です
                  

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アウトモデリスタ (カプコン)  ポップなアニメ調のグラフィックが目を引く、ある意味異色な作品。走るシーンでも派手に集中線が 入ってみたり、タイヤスモーク(?)のエフェクトが出たり、と、まるでマンガ。 いっそ効果音も「ギャアアァァァ」とか画面に出したら似合うのに(笑)、というタッチです。 (いや、実際にカットインで入れてるソフトもありますけどね、某コミック原作のアレとか(笑)) 見た目と違い(?)、若干操作感に癖はあるものの、中身は割とリアル系寄りです。 チューニングパーツやエアロ、ホイール等も実名で、画面にちゃんと反映されます。 車種によっては時々、やたらと渋いブランド名が出てきますが(笑)。 現時点のレベルで言えば、登場車種はそんなに多い方ではないですが、所々に混ざっている 激渋な車種とかは、いい味だしてます。個人的に「AT系シビックSi」とか「童夢−零」は、 かなりウケました(笑) だんだん増える自分のガレージ内小道具のレイアウトを考えるのも妙に楽しかったです。 あと「ラジコン化」は大爆笑しました(笑)。 残念なのはネットワーク対応・・・といいつつも、実はQ2みたいな、やたらと通信費の高い 専用サービスでやらなくてはならない事。(なので私はやってません) 概念としては大変興味をそそられるので、次があるなら、是非今度はインターネット経由で ログインして、ネットワークRPGくらいの料金で済むようにして欲しいですね。
頭文字(イニシャル) Special Stage   (SEGA)  言うまでもなく、あの「イニD」をモチーフにしたゲーム。ハチロク乗りな無宇はもちろん愛読者です(笑)。 劇場版のOPと同じテーマ曲で原作の各場面を再現しているデモ、BGMもアニメ版と同じユーロビート、 各キャラは原作の絵に着色したもので、声もアニメ版と同じキャスティングなど、ファンサービス満載(笑) 内容は、普通に各キャラとバトルしていくモードと、特定の条件が与えられ、原作のバトルを再現するモードがあります。 絵的には車もコースも非常に良い出来ですが、・・・・好みの問題といえばそれまでですが、それ以外の「RCGとしてどうか」 という部分には、無宇的には色々と不満が(^^;  まず、加速時の速度の伸び方、変です。ハチロクはともかく、130キロやそこらで頭打ち気味になるターボ車なんて 普通ありません(笑)。しかもギアと車速があってないし、やたらクロスしてるかと思うと、途中からはエンジン回転 変わらずに車速だけが伸びるような感覚で、なんだか出来の悪いCVTのような印象。(^^; ブレーキは効かなすぎ。全然減速感ないです。コーナリングも、加重移動でどうこう・・・というタイプじゃないためか、 インにハンドル切りっぱなしの4WDみたいな曲がり方になりがち。  しかも速度感のデフォルメが激しくて、ヘアピンを無茶苦茶な速度で曲がります。もはや古典的手法「早回し」の世界(笑)。 他の割とリアルとされる峠系ゲームで、同じ区間のタイムを比較すると半分くらい・・即ち倍速で走ってます(爆) つまり、加減速と加重移動でコントロールして曲がるんじゃなく(加減速、ともに変だしね)、リズム系ゲームのごとく、 ひたすらタイミング良く操作するのみ・・・という感覚で、なんだか、加速して、コーナー前でブレーキングして ギアを落として・・・という一連の動作が気持ちよくない、というか、「車を走らせている感覚」自体が全般的に希薄です。 どうせデフォルメするなら「リッジ系」のように爽快さを追求するなり、「バトルギア」のように挙動自体は簡単に ドリフトできるようにして、そのぶん速度のコントロールをシビアにするなりの、どちらかなら良かったんですが、 なんかメリハリが無くて中途半端な印象。  車に関しても、チューンナップは概念として存在するものの、自分でパーツを選んで装着する訳ではなく、走行によって たまるポイントに応じて自動的に装着されていくだけ。セッティング変更等は無しです。 加減速でエンジン音が違うとか、工夫はしてますが・・・。「車好きがやるゲーム」としては、正直、物足りないです。 車にさほど詳しくない、「イニD」の世界にひたりたい原作ファンだけなら、いいのかもしれませんが。。。。 もーちょっと、車自体の操作感を考えて欲しかったな、と。絵とか、演出の作り込みが良いだけに残念です。(^^;




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街道バトル 〜日光・榛名・六甲・箱根〜 (元気)

 首都高シリーズでお馴染み「元気」の、公道峠系RCG。一応「近い将来、新バイパス完成で閉鎖された
公道を改修してサーキットにした」という設定になっていますが、要するに実名峠物です(笑)。

絵は、ほぼ文句無しのレベル。雨だとFウインドウの水滴が流れるとか、夜は「蛾」が飛んでるなど
演出も芸が細かいです。車種は実名で・・まあ、若干物足りないような気もしますが、ほぼ及第点。
一部、激渋な車種も収録(笑)。チューニングに関しては、パーツメーカーが架空の名称になってますが、
これはゲーム内で「スポンサー」として契約するテストの難易度、供給してくれる金額やパーツの性能差などの
都合で、明確にランク分けする必要があるのでやむを得ない部分でしょう。ちなみにスポンサー契約すると車に
ステッカーが貼れて、その位置もある程度選べます。

内容的には、昼にドリフト大会やタイムアタックで賞金を稼ぎ、夜はPAに行ってライバルを捜しバトルする
という流れで、バトルも相手によってタイムアタックだったりドリフト合戦だったり、首都高シリーズ譲りの
SPバトルだったりと変化をつけています。タイヤの熱ダレや、ブレーキのフェードといった現象も、
演出程度に再現(そんな極端に深刻ではない)。また、ネットのBBSで情報、噂を収集したり、時には挑戦状が
書き込まれるというノリは、なんだかリアリティあって好きですね。
コース等の出来はなかなかで、道幅や高低差など、いかにも峠っぽく再現されています。

操作感は、首都高ゼロとは大幅に違う印象で、割とリアル型の操作感になってるみたいです。
が、その副産物として速度を極端に落とさないと曲がれない、しかもドリフトコントロールが結構難しいので
スピード感や爽快感には若干欠ける、という点も伴います。
まあ、これは趣味の問題でしょう。無理に速度感をデフォルメせずに峠らしい感覚を再現しようとした、
という意味では無宇的にむしろ美点というコトもできます。

残念なのはエンジン音の再現性が今ひとつなのと、首都高ではできた外装ドレスアップが無いコトくらいでしょうか。
ちなみにライバル一人一人にのプロフィールがあるのも首都高譲りで、首都高やったことある人なら見覚えのある
名前もちらほら・・・(笑)。
全体としての出来は良い部類だと思いますので、リアルな峠系をお探しの方はどうぞ。
違うコースで、収録車が増えた続編が出たら、無宇もきっとまた買います。




街道バトル2 チェーン・リアクション (元気)

と、ゆーわけで買いました。前作より増えたコース、車両。グラフィックも合格点、作り込みはなかなかのレベルです。
データ取りをしなおしたのか、前作と同じコースでも若干違いがあるみたいですね。微妙に道幅とかも変わった印象です。

操作感は前作より改良されたのか、無宇的にはけっこう好印象。
スピード感が若干不足気味なのは相変わらず・・・というか、コースの性格上リアルに作るとこうなってしまうのは
やむを得ないでしょう。なんせ峠のヘアピンなんで、百数十キロでなんて曲がれるわけがないし(笑)。
より「荷重移動」っぽさも再現され、割とドリフトしやすくなりました。・・・・・が、難易度は車種によって大幅に
違います。まぁ、ある程度は違って当然なコトなので、納得できますけどね。
下りは前荷重になるのでオーバーステア、登りはアンダーが出るなど勾配の影響(?)と思われる挙動変化もあり、
なかなか峠っぽいです。ちょっとオーバーステアが極端か?と思うこともありますが、まぁ、タイヤLv.を前後違い
にする等、対処のしようもあるので良しとします。何よりこの作品において「ドリフト」は基本だし(笑)。

チューニングに関しては、エンジン・駆動方式別等の専用パーツはありますが、基本的に車種が違っても使い回しOK
だったりして若干妙な気がしないでもないですが・・・まぁ、楽だし、深く考えない(笑)。
タイヤのレベルを上げると、インチアップされているとか、ちゃんとマフラー換えると出口形状や音が変わるなど、
「首都高」譲りの細かい演出もなかなか良いです。
また、何やら車が「走行距離によってヤレてきてパワーダウンしたり、売るときの値段が下がったり(笑)」とか、
「中古車はたまに、パーツを装備したお買い得車が出てくることがある」など小ネタ的にも良く作り込まれてますね。
また、スポンサーが付いてからの公式戦は、ステッカーを貼って出走して優勝するとスポンサー様からボーナスが
あるというのも面白い発想です(笑)

世界観は前作同様・・・ってゆーか実際続きですが、基本的に昼間に公式レースで資金を稼ぎ、車をチューンして
夜のバトルでライバルを倒し、シナリオを進めるという流れで、前作同様「掲示板」も健在(笑)。
バトルを繰り返していると翌日、ネットの掲示板にライバルの情報とか、勝った負けたの噂が流れ、時には挑戦状が
書き込まれたり直接メールが来たり、というこのノリ、無宇的には大好きです。
この「誰々が負けた」ってコトから挑戦状が来たり、次のバトル相手の出没条件を教えてもらえる、という展開から、
「チェーンリアクション」(連鎖反応)というサブタイトルが付いたんかな?と思われます。(^^;真相は知らないけど

淡々とレースをするだけというのではちょっと寂しいけど、主人公等のキャラクターがはっきりしているストーリー的な
物だと、かえって入れ込めない・・・という意味で、主人公はあくまで自分の視点で、ネットの掲示板とメールで
周囲の動きの情報を与えるこの見せ方は、設定された世界観に非常に浸りやすい手法ではないかと思います。
(ジャンルは違うけどアーマード・コア等も同様)

バトル内容も前作同様のCA(ドリフト勝負)、SP(首都高同様の精神力勝負)、TA(タイムアタック)などの他に
FL(先行スタート。150m引き離せば勝ち)LF(後追い。抜いて50m引き離せば勝ち)CATA(CAとTAの
複合)などなどバラエティ豊か。ライバル300人以上と、ボリュームも十分。登場するライバル全員にわざわざ
細かい設定が作ってあるのも前作や首都高シリーズ同様。難点は・・・操作性に若干の癖があることと
(慣れの問題という程度ですが)、昼間の公式レースがほとんど「ドリフト大会」だけなので、単調になりがち
(ただし、序盤だけ。途中からは夜のバトルだけでほとんど資金には困らない)なこと。それに「首都高シリーズ」
ではちゃんと用意してるんだからエアロパーツの種類も、もっと欲しいですね(各車1種類しかない)あぁ、あと、直接ゲーム性とは関係ないのですが、各コースの中ボスや大ボス等は、登場時にデモがあるのですが、
その時は「走行時」用のポリゴン数を減らした車のモデルを使っているためか、タイヤやフェンダーなどがカクカクしてて
ちと安っぽいです。せめてデモの時は、どアップで見せるんだからガレージ画面で使う「展示用」のモデルでやって
欲しかったかなぁ・・・と(^^;走行画面はしょうがないけど

注意事項。このゲームは普通に10台とかで「レース」するコトは無いのでレースだけしたい人には向きません(笑)。

基本的にはいろんな面で現時点での平均水準以上の出来ですので、広いサーキット限定ではなく峠モノが好きなら、
けっこうお勧めかと思います。


グランツーリスモ3 (ポリフォニーデジタル)  ある意味説明不要。最強のリアル系レース物の大御所です。映像は文句無しのトップクラス。 音楽はセンス良い・・・けど、個人的にはほとんど切ってプレイしてました(^^; だって勿体ないんですよ、効果音すごく芸が細かいのに、BGMで聞こえなくなるの(笑) シフトダウンのエンジン音が、ちゃんと回転あわせてたり、エンジン音だけじゃなくて 風切り音とかもちゃんと入ってたり。あと車のチューニングが進むと、ギアの唸り音とかで 車内がうるさくなるのもいい味出してます(笑)。ダートのドリフト感は爽快だし、 GTフォース(ハンドル型コントローラーね)を使うと、振動や轍で引っ張られる反力とかも 再現されるのには感動しました。レーシングカーになると、ちゃんとハンドル重くなってるし(笑)。 不満は・・・・ある意味しょうが無い事ばかりなのですが、「2」よりも収録車種がかなり少ないこと。 これは今後に期待です。それと、後半になるにつれ、1レースが長くなってだんだん「セミ耐久」化していくので まとまった時間がないと遊びにくくなっていくこと、ですね。あと、これは好き嫌い分かれる部分ですが タイヤの負担を考えなきゃならないレースが多いので、後半になればなるほど「勝てるぎりぎりに抑えて走る」 レースが大半になります。それを「走り方、ペース配分も考えられて、リアルで奥が深い」と受け止めるか、 「思いっきり走れなくてフラストレーションがたまる」と考えるかは、その人次第です。 まあ、たまにダートやアーケードモードでストレス解消すれば良いんですけどね(笑) ちなみにOPのムービーのエンジンを見て、某油脂メーカーとかのCMを思い出した人は結構古いかも(笑) グランツーリスモ Concept 2001 TOKYO (ポリフォニーデジタル)  '01東京モーターショーに登場したコンセプトカーを再現したGTシリーズの番外編的存在。 最初は買う気無かった(そんな興味引く車も出て無いみたいだったしね)けど、例によって店頭デモで 雨の中を疾走するGTRコンセプトの美しいOP映像を見て衝動買いしちゃいました(笑)。 やってみると・・・・微妙に操作感が「3」と違います。動きはこっちの方が自然で好きですね。 見た目じゃ判らない、ほんとに微妙な差ですけど。 値段も安いし、GT3を持ってないなら、こっちを先にやるのをお勧めします。 これのクリアデータをもってると、GT3のデータに莫大な資金を振り込むことが可能なので(笑)。 GT3は序盤の資金難が、すごく切実ですが、これさえあればいきなりフルチューンのGTRで始めることも可能(笑)。 全体的に難易度は低いし、割とすぐ終わります。「GT」シリーズの入門編としてどうぞ。
グランツーリスモ4プロローグ (ポリフォニーデジタル) 「GT3」から、2年以上・・・タイトル通り、なかなか出ない続編(笑)との間を埋めるように発売された、 「4」の先行発売予告編といった意味合いをもつ作品。雑誌によると「従来のファンに対しての、新作の体験版」という 面と、「本格的になりすぎて、モータースポーツの素養の無い人に対し判りにくくなった部分のフォロー」という 側面がある・・・・らしいです。 たしかに、メインモードといえる「スクールモード」では、従来のライセンス試験よりも詳しい解説のついた課題を順番に こなしていくことにより、スポーツドライビングの基本・・・ライン取りの概念や応用、テクニック、最終的には抜き方に いたるまで理解できるように作られていて、これを全部理解しておけば本編もすんなりできると思われます。 (車のセッティング等は、また別ですが・・・) グラフィック的にも「3」よりは格段に進歩して、より美しく・・・小さめのテレビ、もしくはちょっと離れて見た場合、 まさに「実写と見まごう」程のクオリティです。また、今回は「人」の表現にも力を入れた、との事で、ダートコース等では 観客やカメラマンが動いていたりします(笑)。この出来は流石としか言うほか無く、現時点では他の追随を許しません。 操作感も上々。挙動関係のプログラムを作り直しているらしく、コントロール性には若干変化が感じられますが、 当然前作よりも向上しています。特にダートコースで思い切りドリフトさせてみると歴然。 新発売のGTフォース・プロとの組み合わせでのフィーリングは新たなる感動・・・・・・と言いたいところなのですが、 これが意外と曲者で、従来のGTフォースに馴れている場合、たぶん戸惑います(^^;曲がらん これは単に従来は左右100度しか切れなかったため、プロで2回転半回せるようになっても、つい90度くらいしか 回さずに「曲がれない」って思ってしまう、というプレイヤー側の理由なのですが(笑)。 ロックtoロック2回転半で、フォースフィードバックも従来より強い・・・というか、下手なパワステ付きの 実車よりも強いくらいで、運動不足で遊ぶと筋肉痛にすらなります。←経験者は語る(笑) 普通の人がプレイした場合、タイムだけを見るなら普通のコントローラーの方が速いかもしれませんが(普通のコントローラー のアナログスティックだと、ロックtoロックでもコンマ1秒程度で切れますが、これだと、舵を入れた状態からフルカウンター までは、約2回転・・・約1秒かかります。故に、カウンターの遅れ、戻し遅れとかの影響がはっきり出ます) だからこそリアリティを求めるなら断然こっちが上。ここまで再現できていれば、マジに実車のイメージトレーニングにも いいかもしれませんね。 これだけの内容で、予告編という位置づけのためか非常に低価格。ボリューム的には、十分普通のシンプルなRCG 1本分に匹敵するくらいあるので、実にお買い得。レース物に興味あるなら「まずは買っとけ」って感じですか。 シリーズ通してプレイしている上級者ならクリアするだけなら簡単ですが、恒例の要素「ゴールドプライズ狙い」すると、 かなり歯ごたえありますし。 余談ですが、無宇的にはグランドキャニオン(ダート)を、あえて「FD」で走るというのにハマりました。 いや、単に無宇がFR専科な人であるという理由が大きいのですが、4WDよりも圧倒的に遅いものの、FR ならではの「アクセルワーク次第でドリフトアングル・飛距離」が自在に変わる感覚が実に楽しいのです。 やった事無い方は、是非一度お試しを(笑)。 もちろん、リアル・シミュレータ系としての出来は疑う余地なし。。。本編の発売が待たれますね。






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首都高バトルZERO (元気)  最初は買う気無かったのに、店頭でオープニングデモを見た瞬間、勢い余って購入したソフト(笑)。 とゆーわけでオープニングはめっちゃ格好良いです。絵もまあまあ。リプレイのカメラワークもなかなか 演出が凝ってます。ただ、ちょっと光の残像を引き過ぎかな?って気はしますが。 ゲーム的にゆーと、操作感はちょっと癖あり(曲がらない)。エンジン音もあまり良くないです。 が、車の外装も変わっていくチューニングと、スタート・ゴール位置が特定されてない 「流して、相手を見つけてパッシングでバトル開始」という感覚は新鮮だったし、いかにも ストリートファイトっぽくてとってもいいです。ただし、「元気」系レースゲーム全般にある傾向の 「相手が後追いの時は異様に速くなるので、絶対にブロック以外では勝てない」というのも健在(^^; 基本的に「走りを極める」ゲームではなく「障害物(一般車)を避けつつブロックする」ゲームだと 思った方が良いです。そういう意味で「走りの爽快感」は薄いですね。これはこれで面白いんですが・・・。  ・・・あと、どうでも良いことなのですが、ステージ間に入るデモは、どことなくスクゥ○アの 伝説的怪作(笑)ハイスピードドライビングRPG「レー○ング・ラグーン」を彷彿とさせます(笑)
首都高バトル01 (元気)  前作から約2年を経て登場したPS2での首都高シリーズ第2弾(その間に湾岸〜と、街道〜を挟んでます)。 グラフィックはより美しく、コースも作り直して前作よりリアルに(その影響かコース幅が若干狭くなったみたい)。 湾岸線、横羽線は横浜まで延長され首都高エリアは前作より広大に、さらに名古屋エリアと大阪エリアを追加で怒濤のコース長。 車は全車実名、例によって激渋な車も収録。今回無宇は、ある車種を見て涙しました(笑) ・・・・でも、何故か「ホンダ」が登場してません(^^;何故?街道にはあったのに 操作感は、「街道〜」をベースに更に改良したみたいで、かなりいい感じになってきてます。 「街道」で感じたスピード感不足も、速度が元々高い「高速」だと、さほど問題になりません。 また、ここ一番で使えるスクランブルブーストで上昇が激しくなる油温、水温(上がるとパワーダウンする)、 街道からの要素の天候変化などなど小技も効いてます。 愛車のドレスアップ要素も多く、外装パーツ変更(同形状でも値段によって材質、重量が違う)とか、 カラー変更、ステッカーのみならず、なんと今回はボディの表面テクスチャーまるごと「描く」ことまで可能です。 もちろんめちゃくちゃ手間はかかりますが、これで今風「スポコン」なビニールグラフィックでも、 昔風なファイアーフレアなフェンダー(笑)でも、某チーム風味ツートンカラーでも、ドリ車グラデーションでも やりたい放題(笑)。ちなみに無宇は、某旧車にバーフェンつけて「ぶっちぎりライン」を入れてみたりしました(爆笑)。 後追いだとライバルがやたら速くなる俗称「元気ブースト」現象は、まだ若干残ってますが、前作ほどひどくないです。 (今回はそんな極端に気になる程ではない) ちなみに、今作は何故か音楽のセンスもだいぶ変わって、どっちかとゆーと「街道」のノリに近いみたいですね。 名古屋エリアが割と今までの「首都高」シリーズっぽいテイストですが。 難点は・・・・・前作までタクシーやらトラックやら色々走っていた一般車が、何故か「黄色いワンボックス」だけに なって、リプレイの見た目が若干寂しくなっちゃったコト。 (オフィシャルとか書いてあるから、表で語ってないけど街道と同じく閉鎖したサーキットという設定なのかな?) あと、エンジン音が若干変化に乏しいこと。直4、直6、水平対向などの変化はあるけど、エンジン形式が同じなら 違う車でもほとんど同じ音しかしてません。 まあ、細かい不満はありますが、この「スタート・ゴール不定」なノリは面白いし、コースやライバルの人数などの ボリュームも十分・・・・・ってゆーか、ライバル600人っていったい・・・・(^^; さすがにシリーズを重ねてきた作品だけあって、全体としての出来は非常に高いレベルにあると思います。




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TYPE−S (スクゥエア)

 PS2初期に出た実車系ゲーム。なぜかGTには登場しない「ポルシェ」「フェラーリ」なども
実名登場、コースも一部実名あり(鈴鹿、筑波)なのが魅力。絵的には、そこそこ綺麗だけど
詰めが甘い気がします(ホイールとか、細かいところが安っぽい)、コクピット視点に癖あり。
操作感にも、なんか癖があって真っ直ぐ走りにくいなど、ちと難ありであんまり爽やかじゃないです。
筑波や鈴鹿のコースは凄く似てるし、カシ○ペア調のフュージョンなBGMは個人的に好みだし、
操作感での減点が実に惜しい!です。



チョロQ HG (タカラ)

 PSの初代から数えて5作目にあたる「ハイグレード」その名の通り、PS2版となったことで
あらゆる部分がグレードアップしてます。もちろん車は可愛くデフォルメされた「チョロQ」ですが
それ以外の部分は、意外なほどマトモなレーシングゲームです。ある意味、最もマトモじゃない部分は
車種ラインナップ(笑)。とにかく子供向けとは思えない渋い車種やマニアックな車種の連発。
スーパーカー世代の人は笑えます。あと、怪しい追加パーツで笑いをとるのもお約束(笑)。
操作は割と簡単だし、パーツの交換で勝てなかったものもどんどん勝てるようになるし。
これは、車は好きだけど、あまりレース物は得意じゃないって人にも遊んでみて欲しいですね。

あと、洒落たOPテーマ曲と本格的に格好良いカット割りの映像、でも寸足らずな車(笑)という
格好良くしたいんだか笑わせたいんだかよくわからない、実にイカしたセンスのOPムービーは必見(笑)。
個人的には、めっちゃツボに入りました(笑)。



チョロQ HG2 (タカラ)

 で、続編。今回はイカしたOPが無いのが個人的にとっても残念です(笑)。
今回はPS版チョロQ2以後の作品にあった「自分でマップ内を移動して、ショップやイベントを探す」
というRPG的要素が復活してます。しかも、その移動範囲が無駄に広い(笑)。
チームバトルという概念もできましたが、基本的にはそんなに深く考えなくてもおっけー(笑)。
例によってボディのラインナップは「かなり濃いめ」です(笑)。
なので、軽く遊びたい方から、かなり濃い方まで、いろんな方向で楽しみ方の間口を広げているのかな?と
無宇は思いますね。(だからこのシリーズ好きなんですけど)

個人的には妙にミニゲーム「ジムカーナ」と「サッカー」に熱くなってしまいました(笑)





ドリフトチャンプ (ハドソン)

 実名車種、独特のシフト操作、妙なノリのシナリオ(笑)で、結構長いシリーズとなっていた
「ゼロヨンチャンプ」シリーズの末裔。でも今回はドラッグレースじゃありません。
アルバイトして資金を稼ぎ車を買ったりチューンするという要素は今回も健在。
でも、シリーズのお約束とも言える要素だった「警備員クエスト」が無くなったのが残念。
シナリオのノリはいつも通り、若干変です(笑)。でも第一章は、なんだか学園物ADVか、
某「峠M△X」かって感じで、第2章から、いつもの「ゼロチャン」シリーズらしくなります。

で、今回はドラッグレースじゃなく、割と普通なレースになりましたが、操作感は若干問題あり。
絵的にもいまいち。なんか割と特徴の少ない普通のゲームになっちゃいました。
・・・・もっとも、回転寿司のネタの配分を考えさせるレースゲームなんて、後にも先にも
これだけでしょうけど(爆)。

レースを題材にしたゲームは数あれど、ドラッグのシフト操作に特化したゲームは少ないのだから
どうせなら独特の操作のドラッグレース路線まっしぐらのままでいて欲しかったというのが正直な
感想ですね。


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現在、無し もしくは未入力(笑)



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バトルギア2 (タイトー)

 「サイドバイサイド」からの流れを汲むタイトーの峠系レース物。
正直言って一世代古い感のあるグラフィック、若干オーバーステアが強いデフォルメされた挙動
(セッティング変更不可)など、ちょっと古くさい&アーケード移植そのまんまの素っ気なさがありますが、
それさえ慣れてしまえば、とっても面白いです。車種別インパネもなかなかの出来だし、ちゃんと動いてる
計器類や追加メーター、、あげくにはブレーキング時にパッド鳴きの音がしてたり、FC、FDに至っては
ちゃんとオーバーレブ警告音が違ったりという芸の細かさ(笑)。こーゆーノリは大好きです。

 このゲーム最大の特徴は、まさに「峠」な感覚の道幅と速度域でしょう。ほかのソフトでは
けっこうデフォルメされているそーゆー部分が妙にリアルなぶん、公道っぽさは抜群。狭いからこそ
ライン取りもシビアです。ちなみにコースは実際の有名な峠をモチーフにしているようですね。
狭さや勾配からくる要素の関係で「速くてデカくて重い車は楽じゃない」っていう感覚も◎。
ライバルカーがかなり速く時間制限もきつめ。ゲームとしての難易度はかなり高いですが、
ガードレールすれすれのラインをねらう感覚はアツくてイイですよ。

あと、最初は凄く違和感があるのが「テーマソング」(爆)。
でも、しばらくして慣れると、やたらと耳に残ります(^^;いろんな意味でインパクトはある
♪「バァ〜ト〜ル〜ギ〜ィア〜ァァァ」 ←やめなさいって(笑)





バトルギア3 (タイトー)

 実車・峠系RCG「バトルギア」。2では、ちょっとしょぼかったグラフィックが格段に進化。現在のゲームとして
他の作品と見比べても見劣りしないレベルになりました。
前作で良くも悪くも妙にインパクトがあった「テーマソング(笑)」は無くなり、割と普通になりましたね。
ってゆーか、なんか元○系RCGみたいな感じのオープニングという印象(^^;まぁ、ストレートにアツくて好きだけど

操作感はほぼ従来通りで、駆動方式別に多少の差はあるものの
基本的には簡単にドリフト感を楽しめるようにデフォルメされた爽快系の作品です。

しかしながら・・・爽快系とはいっても、バトルギア系は他社とは方向性が少し違い、挙動が割とシンプルであるという
以外の部分は割と正確で、速度域、ギア比、コース幅等の部分はリアルなため、全般的に車に対してコースが狭く、
コースによってはホントに2台並ぶのがやっと、という舗装された林道のような場所もあります(笑)。
結果的にライン取り等はかなりシビアになります。ただ、さすがにコース幅の関係もあり追い越しが困難になりすぎる
という配慮からか、車対車の接触はかなり甘くとられていて、失速も挙動の乱れも最小限になっています。

 リッジ系と違い、ドリフト状態になっていてもオーバースピードだとラインはアウトにはらむため、
速度コントロールは正確にする必要があり、しかも道幅が狭いのでガードレールに接触せずにドリフトで抜けられる
ラインは非常に限定されます。そこを狙う感覚が実にアツくていいです。そしてこの感覚の副産物として、
「速いけど重い車は、峠では有利ではない」という、狭い峠ならではの感覚もあります。

車種バリエーションはまぁ、及第点。「首都高」シリーズ程では無いにしろ、ある程度のモデファイや
パーツ選択もありますが、基本的に性能変化は無し。セッティング等の変更も無しで、ちょっと素っ気ない気も
しますが、まぁ、基本的にはアーケード移植なのでやむを得ないと思われます。

バトルギア系恒例の各車メーターパネルが見える視点はいつもながらなかなかの出来。
ちなみに、これで試してみると、ヴィッツのセンターメーターは見づらい事が判明(笑)。

後半のSクラスになると車がチューンドになり・・・例によって、かなり某漫画入ってます。(^^;
ライバルは速いし、コースは狭く、バトルはアツい。あげくにエボ3はミスファイアリングシステム装備、
FFターボチューンは、めっちゃ速いけど登りのヘアピンだけが致命的に遅い、など、速さに関する演出効果もあり、
全体的なノリはある意味、正規ライセンス物の某社製の方よりも「らしい」かも(爆笑)
少なくとも、無宇的には純粋にRCGとして遊ぶ場合、こっちの方が面白いと思ってます。

ちなみに、メインとなる「バトルギアモード」では、1対1のタイマン勝負のため、あまり気になりませんが
基本的にはライバルカーもベストラインを派手なドリフトでトレースするため、ワンメイクレースなんかは、
バトルというより、ほとんど「団体ドリフト」。13なんかでやるとリプレイは「モロ」すぎて笑えます(笑)。

ネットで対戦やゴーストデータをダウンロードする、というサービスを展開しているみたいですが、
うちのPS2はネット接続されてないので、そこらへんは不明(^^;
でも、単なるスタンドアローンで遊ぶゲームとしても十分遊べます。

不満は・・・モデファイにもうちょっと自由度が欲しい、あと、「2」よりもコースが少ない、といった所。
あと、ネット対戦の関係なのか、プレイ中に「ポーズ」が無くて、強制リタイアしか存在しないのは
非常に不便なので、是非改良してほしいです。でないと、バトルギアモードで連戦しなくちゃならないのに、
途中セーブが無しで、しかもポーズも無しなので中断できず、全勝を狙っていた場合は最初からやり直す
しかなくなってしまうため、途中で電話が来たりしても出られません(^^;これは困る

「GT」ほどリアルではない・・・といってしまえばそれまでですが、簡略化された挙動で間口が広く遊びやすく、
でも、峠っぽい感覚を味わえるという点ではなかなかの出来・・・個人的にはかなり好きです。
ほぼ同時期に発売された「R:」の洒落た雰囲気とも、「GT4プロローグ」のストイックなまでにリアリティを追求
する姿勢とも違う、良い意味で洗練されきってないアツい峠感覚が魅力です。





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Moto−GP (ナムコ)

 その名の通り、2輪レースの頂点「MotoGP」を題材としたレース物。
絵的にはさすがナムコ、ライダー別に微妙にライディングフォームが違ったりして芸が細かいし、
中継カメラ風の演出もイケてるし、非常にレベル高いです。
操作感は、・・・しっかり減速しないと、とにかく曲がりません。勿論これは2輪っぽさを
出すためにやっていると思われるので、別に欠点ではないんですが。
あと、ハンドル(?)の操作をゆっくりしないと、バタバタ左右にバイクが動いて、とっても変です(笑)。
きっちりとラインに乗せて一発で寝かせて、スムーズに起こすと、見た目にも美しいんですが、なかなか
そうはできません。まぁ、これはプレイヤー側の問題なんですけどね。

転倒ありモードでやると、コケる寸前の緊張感はなかなかいいです。上手くぎりぎりそこをキープできると、
「バイクでドリフト」みたいな真似もできますし。隠しキャラの「巨摩郡」でやると、まさに「グン走り」(笑)。
ナムコ製らしく、バランスよく遊べるようになってるので、バイクにそんなに詳しくなくても大丈夫。
単なるレーシングゲームとしても十分楽しいです。





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現在、無し もしくは未入力(笑)



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RS 〜ライディング・スピリッツ〜 (スパイク)

 ひとことでいってしまえば「2輪のグランツーリスモ」これにつきます。2輪でリアル系。
国内4メーカーのバイクが実名。ツナギやメットも実名。強いて言うなら、全身が見えている
バイクだからこそ、ライダーの体格も何種類か選ばせて欲しかったですね(笑)

グラフィックも合格点。収録車種も結構あるし、近年のメガスポーツだけでなく、
かつて大流行したレーサーレプリカや懐かしの名車、さらに一歩間違うと族車に
なりかねない車種も収録(笑)。

ただ、4輪のレース物に慣れきっている人には、かなり・・ってゆーか相当難しいです。
突っ込みすぎ状態からのフォローは基本的に不可能。小回り効かないし、倒した状態からの制動も
ほとんどできない(すぐ転倒する)し、ちょっとでも傾けた状態でダートに落ちると即転倒だし。
コーナーのRと、その先を暗記して、正確なラインで走らないとマトモに1周走れません。
コーナリング中にちょっとでも迷って車体起こそうものなら、ラインを大幅にはずれて
コースアウト→転倒となります。でも、だからこそ緊張感と、ギリギリのラインで綺麗に走れたときの
爽快感は抜群。とってもシビアですが、「2輪ならではの感覚」という事で納得できればすごく面白いです。
でも「2輪ならでは」の要素と言っても「体重移動システム」は難しすぎます(笑)。
私は全然使えませんでした(^^;オートで済ませてました

排気音がイマイチだとか、細かい不満はありますが、基本的には結構良い出来ではないかと思います。
かなり辛口の作品ですが、2輪が好きな人なら是非。できれば外車も登場する続編を期待したいですね。







ランナバウト3 (イースリースタッフ)

 これはレースじゃなくカーアクションですね。合法・非合法を問わない運び屋という設定で、
時間内に目的地を目指すのが基本。公園をショートカットしたり、渋滞をさけて歩道を爆走したり、
道路封鎖をキャリアカーからの大ジャンプで強行突破、などなど、ツボを押さえたアクション炸裂(笑)。
絵的にはPS2としては、かなり苦しいですが、まあ大半の物が壊せるように作り込む手間や処理も
あるので、やむを得なかったんだろうと納得しておきます。操作感にはかなり癖ありますが、まあ、
アメ車だし、交差点でヨタるくらいのハデなドリフトで曲がる方が絵になるってもんです(笑)。
ちょっと重力感(?)も変です。ジャンプなんて飛びすぎ。ビルの5階くらい飛んでます(爆笑)
まあ、難点は色々ありますが、このシリーズは独特のノリがあって無宇的には「こーゆーのもアリ」と
いう評価で結構好きです(だからシリーズずっと買ってるんですが)。

ステージ数は、もう少し欲しいです。できれば難易度のバリエーションだけじゃなく、
「2」の時みたいに、シナリオ的につながったミッションで遊びたいですね。
受ける依頼によって、シナリオ分岐してくれれば、なお良いのですが。次回作に期待。

今回は隠し車種の「ボロボロの払い下げパトカー」で大爆笑。これでカーチェイスすると・・・
なんか、違う映画みたいで笑えます(笑)








リッジレーサーV (ナムコ)

 PS2最初のソフトで、もはや説明不要の爽快系レースの代表格。絵は文句の付けようの無いほど綺麗です。
操作は良くも悪くも「リッジ」系特有のものが残っていますが、デフォルメされたスピード感は抜群。
ただ、結果的にちょっと「早回し」っぽい動きになっちゃってるかなという気はします。
特にリプレイのコーナリングの場面とかで速すぎて若干違和感が(笑)。

設定が「進化したリッジレーサー」という事で、懐かしい初代「リッジレーサー」のコースの
改修バージョンがあるのも古くからのシリーズファンにとっては嬉しいポイントでした。
リアルになった、恒例隠れマシンの「黒いやつ」「白いやつ」にも感涙が(笑)。
圧倒的に美しくなった画面を見てると「いい時代になったもんだ・・・」と、
感慨深い物がありますね(笑)。





R:レーシング・エヴォリューション (ナムコ)

 リッジV以来(4輪物としては)久々のナムコ製RCG。時代の流れか、ついに車両が実名化です。
実名も悪くないけど、ナムコ独特のデザインセンスを見られなくなったのはちょっと残念な気もします。
「アツい」というより「お洒落」な感じのOPムービーはテーマ曲のせいか、なんとなく「R4」を彷彿とさせます。
グラフィックは、やはりナムコ。車の作り込みも良く、一部架空、一部実名のコースも文句無いレベル。
リプレイ画面はMotoGP譲りの「中継っぽさ」を感じさせる演出満載です。
(一瞬のズーム遅れ、カメラ揺れ、オンボードカメラの画面隅のレンズ輝度差などなど)

 操作感は、リッジ系から一新。割とリアル系寄りになっています。が、ちょっと滑りかたに癖があり、
スピンモードへの移行がかなり急激で、アシスト機能をOFFにすると、かなり難しいですね。
もちろん、各種アシスト機能があるので、とっつき難いというコトはありませんが。
というか、デフォルト状態の、すべてオンだと、ブレーキすらほとんど不要ってくらい簡単。このへんの間口の広さは
やはりナムコらしい配慮というべきかもしれません。
全般的に、ちょっとリアが出過ぎかな?って感じはします。ダートでの滑りかたも独特の癖があります。
なので、根本的にリッジ系のように、爽快に派手なドリフトって訳にはいきません。

メインモード「レーシングライフ」は、ちょっとあっさりしすぎ・・・もうちょっとシナリオ展開に深みが欲しいです。
できればエースコンバット3でやっていたように、若干のシナリオ分岐・ストーリー変化なんかがあると嬉しいですね。
エースコンバット4に似た「混線した無線」という演出は、個人的に結構好きです。

しかし・・・素朴な疑問として、主人公のレナは何処でスカウトされたんだろう?
ムービーを見る限りでは、どう考えてもアメリカなのに、「今日、重要なレースがある」って連れてこられたのは
「ツインリンクもてぎ」って一体・・・?(爆笑)←深く考えてはいけません

「R:」の最も注目すべき点は「プレッシャー」システムでしょう。
後ろにつくと、前走車にプレッシャーを与えることができ、距離を詰める、左右に振る、など、
要するに「アオる」ことにより、どんどんプレッシャーをかけ、一定値たまると相手が「プレッシャーに負けて」
ミスをしてコースアウトとかスピンをするという、このシステム、実に面白いです。
今までのレースゲームが遅い車を「追い越す」だけという印象に対し、「相手を撃墜する」という感覚があります。
また、これにより、使わなくても抜けない事はない相手でも、これで抜いた方が、相手がスピンする分一気に差が開き、
結果的に楽になる、というように戦略的に使うこともできます。
ちょっと貯まるのが速すぎて不自然、という印象もありますが、まぁ、これは3〜5周程度のレースで効果を見せよう
とした場合、やむを得ないでしょうね。もっと緩やかにするとしたら、レース自体を長くしなくてはなりませんので。

実際のレースでも駆け引きとしてある要素だし、バトル自体を楽しくする要素として、こういう概念自体は、
これから他のレース物にも広まっていって欲しいですね。
操作感に賛否はあるにしろ、、この「バトルの撃墜感」は、是非一度やってみる価値ありです。





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ワイルド・ワイルド・レーシング (レイジ)

 ちょっと洋モノっぽい(つーか、実際制作は海外の会社らしいですが)「バギー」のレース。
ダートなのでドリしまくりかと思いきや、そうでもない(笑)。
・・・「そうでもない」どころか、全然滑りません(^^;使う車によって多少は違うけど

全然曲がらないので、結局コーナリングはサイド引きまくりになります。あとは、アップダウンやギャップによる
ジャンプで近道ができたり、飛ぶ姿勢が悪いと着地で横転したり、跳ねない走行ラインを探したりと、まさに
オフロードバギーな感覚のワイルドなレースが楽しめます。この感覚は他のソフトには無いもので。結構いいです。
グラフィックはPS2としてはちょっとしょぼめ(笑)
もうちょっと爽快にドリフトさせてくれれば、めちゃめちゃ楽しいんですけどね。惜しいです。

個人的にはレースよりも課題をクリアしていくモードにはまりました(これが実に面白い(笑))。








湾岸ミッドナイト       (元気)

 人気漫画を題材にしたRCG。もちろん無宇も原作を愛読してます(笑)。
コースの基本データ等は、おそらく「首都高ZERO」とほぼ共通。操作感も、ほぼ同様です。
ゲーム中に、各ライバルキャラや、原作を知っているとニヤリとする台詞が表示されるくらいで、
基本的には「マイカーをチューンできない首都高バトル」です(^^;
あと、自分で選んだ車で走るアーケードモードではなく、各キャラの車で、原作のワンシーンを
再現する「ミッションモード」は、なかなか楽しいです。

・・・・が、どっちのモードとも当然ながら「原作を知っている」のが大前提。知らないと
あんまり面白くないと思われます。
つまり、原作ファンにはいいですが、それ以外の人は、このテのゲームをしたければ
「首都高〜」の方が・・・(以下略)。
まあ、「そんな好きでもない遅い車でチマチマ賞金稼いでからでないとGTRを使えないような
まどろっこしいゲームなんて嫌だよ。いきなり最速クラスの車使わせろよ」とゆーよーな
短気な方にはいいかもしれませんが(^^;

 ゲームとしての評価はそんなもんですが、個人的にはOPの作りが気になります(^^;
アニメ絵のキャラが若干似てないのはご愛敬としても(もともとセル画にするの難しいタッチの
絵だしね)、ユーロ系のBGMにのせたテンポのよいムービー展開がちょっと疑問。
いや、出来が悪いわけでも格好悪いワケでもないんですよ。むしろ格好いいとは思いますが、
湾岸ミッドナイトの雰囲気って全体的に、過去のトラウマであったり、コダワリであったり、
でも、それでどうなるんだ?という空虚な問いかけを伴ってたりと、全体的に暗めだと思うんですよね。
だから、とてつもない速度で疾走しつつも「ノリノリのBGMでアツいバトル」とゆー感じでは
無いと思うので、なんか、ちょっと違和感を感じるとゆーか(^^;
そーゆー意味ではアーケード版の「湾岸ミッドナイトR」のデモの方が、まだ「らしくて」好きです。
・・・まあ、出来は首都高シリーズと同程度な、原作ファン向けアイテムとゆーコトで(笑)。






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