世界で一番高いホテルに泊まりました!
2004年10月2日〜3日
上海観光の定番コースである「東方明珠」、通称テレビ塔の展望台に上った時のこと、ふと外を見ると何か竹の子のようににょきにょきと生える物体に目が留まった。このテレビ塔は、468メートルと世界第三位の高さを誇るはずである。しかし、更に眼上までにょきにょきと伸びているのである。あとで知ったのであるが、これが金茂大厦ことグランドハイアットホテルとの出会いであった。

竹の子のように見えたのは金茂大厦という地上88階建ての超高層ビルで、その53階から87階までがグランドハイアットホテルとなっている。ホテルとしてはギネスブックにものっている、正真正銘世界一高いホテルである。

ロビーは54階で、そのロビーからの眺めだけでも絶景である。眼下にはビル群が迫り、更にその下には黄浦江や外灘が見える。このような眺めは自然と人口物の違いはあるが、グランドキャニオンの崖っぷちから眼下のコロラド川を覗き込んだ時、あるいはヨセミテのグレーシャーポイントからハーフドームを見下ろした感じと同じだろうか。

しかし今回は更にその上、83階の専用フロントでのチャックインとなった。部屋は85階である。広い室内はモダンだが中国調のインテリアとなっており、綺麗で高級感がある。もちろん大きな窓からの眺めは言うまでも無い。ビル自体は地上430メートルということだが、85階のこの部屋は400メートルくらいだろうか?窓から見上げると頂上まで目前だ。浴室も広く、バスとシャワーが分かれていて、もちろん大きな窓からの大パノラマを眺めながらの入浴が出来る。ただ残念なのは、テレビで日本語放送が入らないこと。こんなところに泊まってわざわざ・・とも思うが、上海の4星以上のホテルで日本語放送(NHK)が入らないホテルは珍しいのだが・・。

83階には専用ラウンジがあり、ここで朝は朝食、昼は飲み物、午後はアフタヌーンティー、そして夜はカクテルや軽食を取ることができる。特に夜17:00〜10:00のカクテルアワーは、お酒各種におつまみなどを自由に飲食することができる。もちろん眺望は最高で、雰囲気も最高である。しかし気取った感じはなく、子供連れでも気兼ねなく利用できる雰囲気だった。

超高層と最高級ホテルということで、泊まる前はかえって期待しなかったのだが、実際に泊まってみて、また泊まりたいと思えた。高級感の中で気兼ねなくくつろげる雰囲気、清潔感、そしてフレンドリーなスタッフなど、どれを取っても世界最高級にふさわしいホテルであると感じた。
グランドハイアット上海の全容
地上85階の部屋からの眺め
地上よりホテルを見上げる
Linked Sites
Grand Hyatt Shanghai ホテルのホームページ。予約も可能。(中国語/英語/日本語)